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虐待・虐殺小説スレッドPART.4
447
:
魔
:2007/11/10(土) 15:37:58 ID:???
※
互いに結果に満足し、余韻に浸りながら帰路につく。
と、シナーはここで自分の中にまだ残っていた謎を思い出す。
「そういえば、まだ捕獲の理由を聞いてなかったアル」
「そんなに知りたいニダか」
にやにやと勿体振るニダーを見て、シナーは不満げだ。
だが、虐殺の余韻かその口元は緩んだままである。
「当たり前アル。料理人として、そのちびギコ捕獲のメリットが見付からないからアル」
「ホルホルホル。まあ、まだシナーには手伝って貰うから、今教えても支障はないニダね」
「いいから、早く教えるアル」
「わかったニダ。それは・・・」
「それは?」
稼げるものなら何でも扱う、守銭奴として名高いニダー。
そのニダーが今までやってきた事の中でも、それは一番奇抜なものだった。
「こいつを使って、マターリならぬ『健康』の信者を釣るニダ!」
その言葉の直後、シナーの眼が点になる。
訳がわからないのと、妄想についていけないという理由が半々だ。
あまりにも素っ頓狂な解答に、シナーは自分を宥める意味で掘り下げる。
「ニ、ニダー? そんな抽象的だと余計わからないアルよ?」
「これからじっくり説明するニダ」
※
要約すると、
『このちびギコを珍獣扱いして、店に出す』
『珍しさを武器に、身体の至る所に薬効があると偽る』
『客は効果のない霊薬に喜び、自分達は金に喜ぶ』
ということ。
シナーはニダーの説明に段々と食いつくも、その怪しげなやり方に不安を抱く。
その顔色を察したのか、ニダーは自分の細目を更に吊り上げてこう言った。
「質問があるならどうぞニダ。あらゆる解答、打開策はあるニダよ」
「・・・薬効がないかもしれないとケチつけられた場合はどうするアル?」
「その前に薬のもう一つの効果、『思い込み』を使うニダ」
「思い込み?」
ニダーいわく、薬の効果の半分は薬効で、残りは思い込みとのこと。
珍しいから、御利益があるから効くだろうといった事は、田舎等ではよく耳にする。
特に珍しいものに関しては、そこに医学的根拠がなくとも信じ込みやすいらしい。
今回の場合は、珍しさを全面的に押し出しての商売を狙うようだ。
「この毛並みと珍しさを利用して、『薬効があると思い込ませる』ニダ」
「ほうほう」
「更に、シナーの祖国から捕まえたと話を上乗せすれば完璧ニダ」
「・・・なぜ、私の祖国アル?」
「『脚のあるものは机と椅子以外食べる』と言われる程エキゾチックな国ニダ。そこから取り寄せたと言えば、信じ込みやすいニダ」
「・・・それは偏見アル。というか、もしかしてまだ付き合わさせるつもりアルか」
「当たり前ニダ。でも、お前に損はさせないニダ。どころか満足させてやるニダ」
「満足?」
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