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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

447:2007/11/10(土) 15:37:58 ID:???


互いに結果に満足し、余韻に浸りながら帰路につく。
と、シナーはここで自分の中にまだ残っていた謎を思い出す。

「そういえば、まだ捕獲の理由を聞いてなかったアル」

「そんなに知りたいニダか」

にやにやと勿体振るニダーを見て、シナーは不満げだ。
だが、虐殺の余韻かその口元は緩んだままである。

「当たり前アル。料理人として、そのちびギコ捕獲のメリットが見付からないからアル」

「ホルホルホル。まあ、まだシナーには手伝って貰うから、今教えても支障はないニダね」

「いいから、早く教えるアル」

「わかったニダ。それは・・・」

「それは?」

稼げるものなら何でも扱う、守銭奴として名高いニダー。
そのニダーが今までやってきた事の中でも、それは一番奇抜なものだった。




「こいつを使って、マターリならぬ『健康』の信者を釣るニダ!」




その言葉の直後、シナーの眼が点になる。
訳がわからないのと、妄想についていけないという理由が半々だ。
あまりにも素っ頓狂な解答に、シナーは自分を宥める意味で掘り下げる。

「ニ、ニダー? そんな抽象的だと余計わからないアルよ?」

「これからじっくり説明するニダ」



要約すると、
『このちびギコを珍獣扱いして、店に出す』
『珍しさを武器に、身体の至る所に薬効があると偽る』
『客は効果のない霊薬に喜び、自分達は金に喜ぶ』
ということ。

シナーはニダーの説明に段々と食いつくも、その怪しげなやり方に不安を抱く。
その顔色を察したのか、ニダーは自分の細目を更に吊り上げてこう言った。

「質問があるならどうぞニダ。あらゆる解答、打開策はあるニダよ」

「・・・薬効がないかもしれないとケチつけられた場合はどうするアル?」

「その前に薬のもう一つの効果、『思い込み』を使うニダ」

「思い込み?」

ニダーいわく、薬の効果の半分は薬効で、残りは思い込みとのこと。
珍しいから、御利益があるから効くだろうといった事は、田舎等ではよく耳にする。
特に珍しいものに関しては、そこに医学的根拠がなくとも信じ込みやすいらしい。
今回の場合は、珍しさを全面的に押し出しての商売を狙うようだ。

「この毛並みと珍しさを利用して、『薬効があると思い込ませる』ニダ」

「ほうほう」

「更に、シナーの祖国から捕まえたと話を上乗せすれば完璧ニダ」

「・・・なぜ、私の祖国アル?」

「『脚のあるものは机と椅子以外食べる』と言われる程エキゾチックな国ニダ。そこから取り寄せたと言えば、信じ込みやすいニダ」

「・・・それは偏見アル。というか、もしかしてまだ付き合わさせるつもりアルか」

「当たり前ニダ。でも、お前に損はさせないニダ。どころか満足させてやるニダ」

「満足?」


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