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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

44:2007/05/07(月) 19:08:38 ID:???
街。
鼻唄を歌いながら陽気と歩くモララーと、その斜め後ろに無表情のメイ。
周りを見渡せば、自分と同じようなスタイルのちびギコは少なくはない。
もがれている箇所も様々で、両腕がなく必死でバランスを取るコもいれば。
片脚だけでぴょんぴょんと跳ねながらなんとか追い付こうとしているものも。
酷い時には芋虫がずりずりと引きずり回されている状態。
そこから見れば、まだ四肢がある僕は幸せなのだろうか。




少しして、モララーは足を止める。
そこはなんの変哲のない公園だった。
しかしそこは加虐者から見れば被虐者のオアシス。
路地裏の次にそいつらが集まりやすい所で、二人の加虐者がモララーを待っていた。

「遅いぞ」

「待ってたモナ」

青い身体の男、ギコ。
それと白い身体の男、モナーがモララーに呼び掛ける。
その二人の手の中にはリード。
リードの先には案の定ボロボロのちびギコとちびしぃがいた。
例に洩れず、二匹ともカタワだった。

「いや、待たせてすまなかったよ」

「何かあったのか・・・っつーかそいつは?」

ギコはリードを引っ張りながらメイに近付き、まじまじと見つめる。
リードの先のちびギコはそのせいで首が絞まり、声を漏らした。
目に大きく写るギコに、メイは微動だにしない。

「変わった毛並みだし、なんかちょっと大きいような・・・」

「この前アフォしぃを殺ってたらさ、そいつの子供らしく近くで震えててね」

「なんだか人形みたいモナね」

「・・・メイって言います」

被虐者の言葉に、加虐者三人の目が点になる。

「お前被虐者に名前とかつけてんのか?」

呆れたようにモララーに問い質すギコ。

「そういや・・・なんでだろ? なんか珍しかったからかなあ」

自分のした事に首を傾げるモララー。

「というか、挨拶するなんて馬鹿みたいモナ。自分の立場がわかってないようモ
ナよ」

「わかってます」

それぞれの反応を見せた後、その本人の言葉に再度固まる三人。
掠れていても、はっきりとしたそれは被虐者のモノでないような。
うっすらと感じた凜とした何か。
それは一人を困惑させ、一人を恐怖に陥れ、一人を苛立たせたり

「おい。さっさとやろうぜ」

待たされたのと、メイの不快な態度に眉間に皺をよせるギコ。
下手に刺激を与えたら殴り殺されかねないと、その場にいた被虐者二人は察する。
が、やはり残りの一匹は何も思わなかった。

「ば、場所はどこがいい?」

「此処でいい」

なんとかして宥めようとモララーが話し掛けるが、刺のある声色で返答される。
公園に、気まずい空気が流れた。


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