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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

433:2007/10/21(日) 19:20:17 ID:???


自分の腹が貫かれていながらも、暴言を吐くのを優先する。
激痛に悶絶するどころか、微動だにしないウララー。
賭けにあっさりと勝つことが出来た今、後はVの命を取る事を考えるのみ。

「ふッ!」

空いた手で素早くVの手首を掴み、肘に銃を宛がう。
間髪入れず引き金を引くと、茶褐色の腕が弾け、真っ二つに別れた。

「キィィイイイイィ!!!」

堪らずVは種特有の叫び声をあげ、その場に崩れ落ちる。

銃口に物を密着させて撃った場合、暴発する可能性だってある。
なのに、ウララーはそれを知らなかったかのように無視して行った。
結果として良い方向に動いたものの、下手をすれば己の手が駄目になっていたかもしれない。
躊躇なく行動に移せた理由は、やはり復讐という感情が原因だった。




「キイィ!! ウウゥァァアアア!!」

無くなった腕を庇いながら、うずくまるV。
と、眼前に 何かが投げ出される。
それは紛れも無く自分の腕。ウララーに突き刺さった己の腕だ。
あの時、一ヶ月前に腹を撃たれた時に匹敵する痛み。
二度目の屈辱に怒りが込み上げ、力強くウララーを見上げる。

―――それとほぼ同時に、Vの頭は綺麗に撃ち抜かれた。

「ブぅグギゃッ!!?」

「・・・」

茶褐色の頭蓋は弾け、脳漿が飛び散る。
息をつく間もなく、二発目、三発目の炸裂音。
その度にVの身体は痙攣し、言葉では表現できない声をあげる。

「グ・・・ゥゥ、ウアアァァ」

もはや顔の凹凸は消え、穴と血と脳漿だけのボールがそこにあった。
そんな無惨な姿になっても、僅かだが動き息もあるV。
対峙している者が正常であれば、それは畏怖となるはずだった。

ふるふると震えながら、なおウララーに爪を向けるV。
それはまさに壊れかかったロボットが、必死に命令を遂行しようとしているかのよう。
そんなVを見ても、ウララーは眉一つ動かさない。
どころか、ゴキブリ並の生命力に苛つきさえ覚えてしまう。

「・・・お前さ、俺ら加虐者にやられてそんな姿になったんじゃないよな」

肘を破壊した最初の一発から数えて、これが最後。
確認の為に呟きながら、狙いを定める。

「そうだったら、俺やフーみたいに復讐を誓う筈だよな」

「ゥ、くァ・・・」

「唯一綺麗な桃色の毛皮・・・あってもなくても、本質は変わらねぇのか」

「・・・」

「糞虫はどこまでも糞虫ってことか? あ?」

何度も問い掛けるが、Vは答えない。
それ程までに痛め付けたのだから、仕方ない。
見限り、最後の言葉を渡して引き金を引く。




「テメェはもう、生まれ変わるんじゃねェ」

遊底が伸びきり、今の弾倉にある正真正銘最後の鉛玉が吐き出される。
その時の炸裂音は何故か酷く小さく聞こえ、Vの断末魔さえも耳に届かなかった。


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