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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

427:2007/10/21(日) 19:15:32 ID:???

「え、えっ? な、うわあああぁぁぁぁ!!?」

堪らず、ギコは叫んだ。
一瞬の内にして、自分の脚が大根のように輪切りにされた。
その切り口からは、現実を突き付けるかの如く血が溢れる。

向き直ると、でぃはいつの間にか手の中に自分の脚を握っていた。
いや、よく見るとその鋭い爪に青い脚を串刺しにしている。
爪というよりは、もはや新しい刃物のような気がしてきた。




「ふふっ」

妖しく笑いながらも凄まじい殺気を放ち、その場に全員を縫い付けるAA。
でぃやびぃのようで、そうではない女の正体は、ギコ以外の者は既に知っていた。

彼女の名前は、Vと言った。

「ッ・・・」

今起きた出来事を全て把握し、理解したのはウララーただ一人。
それどころか、ギコの身体が撥ねられる直前に、Vの存在に気付いていたのだ。
しかし、気付いてからの動作が、Vより遥かに遅かったので、最悪の結果を招いてしまった。
その上とてつもない威圧感を受け、身体の自由も奪われてしまっている。

ウララーは、自分を奮い立たせようと必死になる。
一ヶ月もの間、復讐の為だけに追い続けた奴。
フーの仲間の敵が、今まさに目の前に立っているのに。

奴は今、自分に背中を見せている。
やろうと思えば簡単にやれるのに、腕があがらない。
考えたくはないが、搾取される側にまわっているのは自分達かもしれない。
身体が、精神がいうことをきかない。

「あ、ああ脚が、俺の脚があああぁぁァ!!?」

脚を切断され、喚くギコと、それを眺めるだけのV。
茶褐色のその姿は、新しい加虐者としてこの世に舞い降りた者のようだ。

「あら、あら。そんなに痛かった?」

唐突に姿を現し、場の空気を支配したVは早速我が物顔で話し始める。
全てを無視しながら言葉を紡ぐ様は、本質であるしぃに酷似していた。

「脚、脚がぁ!! 俺の脚を返せぇぇぇ!!!」

対するギコは、あまり頭を回転させずに喚き散らす。
これはこれで、ちびギコのような反応でもあった。

「でも、どうせくっつかないでしょう?」

そう言って、Vは串刺しにしていた青い脚をギコの目の前に放り投げる。
そして、くるりとメイの方に向き直った。

「ごめんね。来るの遅れちゃって」

「・・・V・・・?」

メイは既に疲弊しきっていて、片方しかない真っ黒な目は虚ろだった。
それは、早急に手当てしないと命が危ういということを物語っている。
だが、治療という概念を知らないVには通じなかった。

メイ本人も、身体の事を考えたりする事ができないでいる。
助かるのか、そうでないのかと悩み怯えるよりも、ただVの凄みに驚き、眺めるだけ。
それしか、今のメイにはできなかった。

「ホントはキミを嵌めたコを殺してすぐ行こうかと思ってたけど、懐かしい顔してたから」


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