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虐待・虐殺小説スレッドPART.4
412
:
魔
:2007/09/24(月) 23:39:51 ID:???
時間はそんなに掛からなかった。
獲物は袋小路に入り込み、コンクリの壁を棒でつついている。
本人からすると、目の前は壁ではなく、何かが積まれているように感じたのだろうか。
だが、片目の自分が見ても、そこは紛れも無くコンクリで阻まれている。
獲物はそれに気付くことができず、丁寧に壁を調べていた。
(・・・やるなら今だ)
十数秒経ってから、メイはそう決意した。
観察のみに留めていた思考を、狩りへと移行させていく。
獲物の頭蓋へと狙いを定め、それ一点のみを見る。
視界に獲物しか映らなくなるまで集中した時、力強く地を蹴り、跳んだ。
―――その時だった。
「みぃ〜つけたっ」
跳び掛かった瞬間、獲物は振り向いてそう言ったのだ。
それは酷く小さく、虫の鳴き声にも掻き消されそうな程だった。
獲物は壁を背にするように動き、ナイフが描く軌道から離れる。
身体は引力に逆らうことなく、そのまま落ちていく。
「ッ!」
気付かれ、そして避けられた。
まるで、こちらが跳ぶタイミングに合わせたかのようだった。
思考が狩りから逃亡へ一気に切り替わる。
だが、脚が地に着かなければ逃げる事はできない。
どすん、と鈍く低い音がして、脚に衝撃が走った。
間髪入れずその場を蹴り、獲物、いやフサギコとの距離を取る。
振り向いた瞬間、そこで自分の足は動かなくなった。
「・・・っ」
フサギコが恐ろしく見える理由は、単純なものだった。
思考が狩りから逃亡に切り替わった時、同時に立場も逆転していたのだ。
『殺人鬼と被害者』から、『被虐者と加虐者』に。
更に、目を患いながら不自由なく動くというフサギコの奇抜さ。
それが感じている恐怖に拍車をかけていた。
あの包帯の巻き方からして、絶対に見えてはいない筈なのに。
奴は今、こちらにしっかりと顔を向けている。
にっこりと笑っているフサギコは、必要以上に悍ましく見えた。
「まだ、そこにいるの?」
唐突に、フサギコが口を開いた。
棒をゆらゆらと揺らしながら、じわじわと近付いてくる。
子供だと思って、油断した。
奴は最初から、自分を誘っていた。
棒で道を探しながら、耳でこちらを捜していたのだ。
(こんな、こと・・・)
Vの時とは違う恐怖が、自分を縫い付ける。
だが、奴は自ら包帯を解かないことから、本物のメクラだ。
少しだけ、ほんの少しだけ自分を奮い立たせられれば、ここから逃げ出せる。
今まで、幾重ものAAから逃げてきたんだ。
(メクラなんかに、捕ってたまるもんか!)
棒が鼻の先に触れるより先に、メイは踵を返す。
途端、更なる恐怖がメイに襲い掛かる。
「あ、待てっ!」
フサギコが棒を投げ捨て、一直線にこちらに向かって来たのだ。
「うわあああっ!!」
堪らず、叫んでしまった。
恐怖で脚が縺れて、うまく走れない。
少しでも時間を稼ごうと、辺りにあるものをナイフで倒し、進路を塞ぐ。
「わっ!?」
倒したものが上手いことフサギコの臑に当たり、よろける。
慌てようからして、流石に不意打ちには弱いようだ。
運よく隙を作らせることができ、後は猛ダッシュで走るのみだ。
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