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虐待・虐殺小説スレッドPART.4
411
:
魔
:2007/09/24(月) 23:38:26 ID:???
食事を済ませ、虐殺も終えた。
腹の中の人も一応満足したようでなによりだ。
「さて、と」
ヒラキになった毛虫を、白骨の山に投げ込む。
無数の乾いた音が山から響き、毛虫はその中に埋もれた。
真っ白い空間に肉塊が置かれているのは、かなり違和感があった。
が、数週間もすれば、毛虫は彼らと同じ姿になるだろう。
次に身体中についた血を落とす為、バケツの方に近付く。
覗き込むと、そこそこの量の水の上に、自分の顔が映りこんだ。
「・・・」
もう、あの時のような感情は湧かなかった。
さっきの毛虫や、他の頭の悪いちびギコ達に何度も醜いと言われたこの姿。
自分で評価するとなれば、これが『本来の姿』といった所だ。
母と一緒に居た時の、両耳両目のある自分の眼は死んでいた。
だが、一人になって生きて来た今の自分は、皮肉にも生き生きとしている。
(・・・なんで今更、こんなこと)
メイはバケツの中の自分を乱暴に掻き混ぜ、身体についた血と共に思考を拭い去る。
ついでにナイフも丁寧に洗い、何度か振って水を切った。
ふと、振り返る。
顔は後ろを向いたまま、目だけを動かして辺りを見る。
特に何もなかったが、どうしてか違和感を覚えた。
その正体は、自分の呼吸が聞こえた所で理解した。
何故か、音がなかった。
クルマの走る音も、AA達が騒ぐ声も、虫や小鳥のさえずりすら聞こえない。
まるで自分だけ、異世界に飛び込んだかのような気分だ。
注意深く、窓を覗き込む。
身を乗り出しても、一般AAや被虐者の姿はみつからない。
「・・・?」
いや、見つけた。
ちょうどビルの真下で、何かを捜すようにうろうろとしている者が。
毛並みと体格からして、レッサー種ではないフサギコだろうか。
手に持った棒でごみ箱を突いたり、段ボールを殴ったりしている。
理由はわからないが、恐らく被虐者を捜しているのだろう。
両目を被うように包帯を巻いているそのAAは、紛れも無く一人だ。
身体に障害を持ちながら、のうのうとこの辺りを散策するなんて。
久しぶりに大きな肉を食べられるチャンスがやってきた。
獣に襲われるよりも、自ら命を落とすよりも先に、自分が狩ってやる。
舞い降りた幸運を、逃すわけにはいかない。
(・・・やるしかない)
※
フサギコの後を追うため、非常階段の方へ走りそこから外に出る。
錆まみれの階段は、隣の建物の屋根の近くに配置されていた。
そこに飛び降り、なるだけ音を立てずに獲物の方へ駆けた。
息を潜め、気配を殺す。
メクラとはいえ、狩りに気を抜く事はできない。
何事も本気で行かなければ、この街で生は掴めない。
メイは自分にそう言い聞かせ、じっくりと様子を窺った。
「・・・」
この街の路地裏に、抜け道なんて殆ど存在しない。
獲物はいずれ、袋小路へと身を寄せる筈だ。
そこで足を止めたら、後は一気に飛び込んでナイフを突き立てるだけ。
いつもやってきた事だ。
失敗なんて、するはずがない。
娯楽の為に殺すのとは、覚悟が違うんだ。
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