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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

410:2007/09/24(月) 23:37:59 ID:???

「違うよ。どこ食べようか迷ってるだけ」

「・・・はっ?」

こいつは何を言っているんだ。そういった顔をする毛虫。
直後には喚きだし、手足がない代わりに首を振り回す。

「ふ、ふざけるなデチ! AAを食べるなんて、馬鹿、変態じゃないデチか!?」

「・・・」

もはや反論する事すら面倒なので、片方しかない耳を畳んで塞ぐ。
そして、少しだけ考え込んでから、行動に移った。




毛虫の胸、正中線上にナイフを宛てがう。
狙いを定め、あまり力を込めずに一気に腹へと引いた。

「ヒギャッ!!」

血がいくらか吹き出たが、あまり気にはしない。
切り口を開き、どの位の深さまで入ったのかを見定める。
指を這わせ、皮を引っ張る度に血が漏れ、同時に毛虫が悶える。

(まだまだかな)

目標の、皮の奥にあるピンク色の肉は見えない。
ナイフを握り直し、次は切り込みに沿って刃を走らせる。
ある程度繰り返せば、それはうっすらと顔を出してきた。
そこで、今度は刃を傾けて皮を削いでいく。

「うあ、ぁぁぁああ!! やめろデチィィィ!!」

痛みに耐え兼ねてというよりは、毛皮を想っての叫びに聞こえた。
この状況下でも、まだ自分の身なりを心配している毛虫には、違う意味で感動させられる。
もし自分が毛虫の立場なら、おとなしく死を待つというのに。

そんな事を考えていると、いつの間にか皮を剥ぎ終わらせていた。
小汚い毛皮の扉を開くと、お目当ての肉が血を滴らせながらこちらを待っていた。
毛虫の呼吸に合わせて動くそれに、ゆっくりと刃を入れる。

「あギゃっ!!」

喚く毛虫を見る限り、今度は気持ちより痛みが勝ったようだ。
円を描くようにナイフを動かし、乱暴に切り開く。
落とし蓋のようになった腹の肉を取り除けば、見慣れた物達がすし詰めになっていた。

「・・・さて」

悩んでいたものは、そこにあった。
極太のミミズのような、小腸と大腸。

小さい被虐者を狩った後、手足だけでは足りなかった時によく世話になった。
だが、それは近くに大量の水があった時だけの話だ。
流石に排泄物を食べる程切羽詰まってはないし、そんな特殊な性癖も持っていない。

―――悩んだ末、諦める事にした。
臭い飯より、生臭い飯の方がずっといい。

「ぁ・・・ぁぅぅ」

気が付けば、毛虫の方は段々と衰弱している。
折角開腹したのだから、何か一つくらいは食べないともったいない。
とりあえず、腸のまとまりより上にあるもの、肝臓に手を出した。

摘出し、そのくすんだ色と弾力のある手触りを堪能する。
肉という枠組みの中で、一番まともな美しさを持つ肝臓にも、当たり外れはある。
一度泥酔していたAAを殺し、それを取り出した時は泣きそうになった。
今回は良い方だったので、この喜びを伝えようと持ち主の毛虫に見せる。

「君のこれ、キレイだね」

「ぇ?・・・ぇ、ぇっ? ぇっ?」

虚ろな目で己の臓を見て、じわじわと青ざめる毛虫。
震えだしたかと思えば、急にうなだれて動かなくなった。




酷く端切れの悪い虐殺で終わってしまった。
あえて死因を添えるなら、ショック死だろうか。

(これで何回目だろう・・・)

ナイフ一本では、達磨か割腹ぐらいしか虐殺のメニューがない。
それではつまらないと思い、いくつか自分なりに考えてはいるが、なかなか上手くいかない。
メイは溜め息を一つ零し、手の中にあるつるつるの肝臓にかじりついた。


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