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虐待・虐殺小説スレッドPART.4
392
:
魔
:2007/09/09(日) 15:53:46 ID:???
ギコは身体を引く事で、それを間一髪で回避。
と同時に、その脚を軽快な音をたてて掴んだ。
タカラを一睨みすれば、そこには少しの怒りが混じった、絶望に染まった表情があった。
「・・・っ」
「悪ィ、やっぱりお前はお前だったな」
歯を見せるように笑い、足首を掴んだ手に力を込める。
骨が軋む不快な音がすると、タカラの身体がまた暴れ始めた。
鉄パイプを一度床に投げ、踵をわしづかみにする。
抵抗が酷くなる前に、ギコは一気にそれを捻ってあらぬ方向へと曲げた。
「ぐっ!!!」
皮と繊維と筋がちぎれていくのが、耳と手を通して全身に伝わるのがわかった。
対するタカラはそれが理解できないのかしたくないのか、顔面蒼白で目をひん剥いてそれを見ていた。
既に片脚を潰しているのに、その反応はかえって新鮮で、かつ滑稽だ。
「どうした? そんな驚いたカオしてよ」
ぐりぐりと取れかかった足を弄りながら、喉を鳴らして嘲笑う。
そして、そのままもぎ取り自身の腹に投げてみる。
水色の足は腹の上をそのまま跳ね、床に転がり落ちた。
「ふ・・・っく・・・」
と、唐突にタカラが涙を流し始めた。
それは恐怖に苛まれて、耐え兼ねた所に泣きわめくそれに近い。
先程より更に酷く、極寒の地に放り出されたかのように震える水色の身体。
タカラの精神は今、更に崩壊し始めようとしていた。
「そう泣くなよ。AAの身体ってのは元々壊れやすいモンだ」
タカラの左脚を持ち上げたまま、ギコは自分の感性で物を言う。
そして、床に倒していた鉄パイプを拾いあげ、それを水色の膝に宛がった。
「特に関節はな」
コンコン、と鉄パイプの先端で膝を叩き、逆手に振りかぶる。
後は居合の如く、一気にタカラの膝を打ち抜いた。
「っっあ!! がああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
凄まじい轟音がして、文字通りそれは爆発した。
まるで至近距離から銃火器で撃ち抜かれたかのように、肉と骨の破片が飛び散っている。
何も知らない他人が見れば、タカラはトラックに轢かれ、両足を巻き込まれた哀れなAAである。
だが、この惨たらしい傷は紛れも無く『ギコが鉄パイプでつけた』もの。
しかも拷問のように何度も打ち付けたのではなく、ほぼ一振りでその脚を粉々にしたのだ。
「はははっ! だから脆いって言ったろうが」
切断された脚、タカラの臑を投げ捨て腹を抱えて笑うギコ。
怯えては叫び、再度怯えてまた叫びと、スイッチを交互に切り替えているようなタカラが非常に愉快で堪らない。
もし対象が糞虫だったら、その切り替えの合間にダッコだのコウビだのと命乞いを挟むだろう。
だが、今目の前にいる芋虫は一般AAであるし、自分と対立をしていた者だ。
さるぐつわを噛ませていなければ、不快さを纏わり付かさせた罵倒しかその口からは出ないかもしれない。
(・・・さて、吉と出るか凶と出るか)
ギコは、タカラの暴れっぷりを眺めながら、小さな葛藤をしていた。
『被虐対象者の慟哭』が最も好きなギコは、虐殺厨になってからそれについて悩まされていた。
糞虫の罵倒ならば、耳にタコができるほど聞いたし、回避方法は腐るほどある。
しかし、見ず知らず、或いは自分に不満がある一般AAを虐殺する時には、少々問題ができていた。
もし対象が憎悪の目でこちらを見ていれば、心を折るのは非常に難しい。
心身共に感服させてからの叫びでなければ、本当の爽快感は得られない。
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