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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

39:2007/05/07(月) 19:04:19 ID:???
二日目




目が覚めると小さな倉庫の中にいた。
あの時、モララーに名前を貰ってからまた気絶していたらしい。
辺りを見回すと、引き戸と窓しかなかった。
窓からは光が差し込んでいる。
日の傾きからして、朝なのだろうか。
ここは物をしまう倉庫というよりも、虐待専用の倉庫のようだ。
二畳半くらいの、この小さな倉庫にはメイとリードと血糊、それと水の入った器
しかない。
床には昨日メイが撒いた血と、メイのものでない血痕だらけ。
壁にも、嫌な装飾として血痕と黒い塊。
塊がなんなのかは、考えたくもなかった。




身体の節々がまだ痛むが、なんとか動けそうだ。
殆ど身体を引きずるようにして、器の中に顔をうずめる。
そして水を飲もうとしたが、ある事に気付いた。

「あ・・・」

器の中に、自分の顔が映る。
それは涙と血でくしゃくしゃになっていた。
水面にある己の顔を覗きながら、ゆっくりと頬を触る。
かさかさした感触がして、指に小さな黒い塊がこびりつく。
ふと、水面に映った顔が弾けた。
何かと思えば自分の目から零れたモノ。
昨日の一件で枯れ果てていたと思っていたそれは、決壊したダムのように溢れ出す。
メイは水を飲むことを忘れ、静かに泣いた。




泣き疲れ、また床につこうとした瞬間扉が勢いよく開く。

「ひっ!?」

突然のことに、メイは酷く驚く。
虫の声も全く聞こえない空間で、それは爆弾と同等の大きさのように感じた。

「なんだ、起きてたのか」

扉の奥から出て来たのはモララー。
街に出れば何処にでもいそうな程普通のモララーだが、メイにとっては畏怖の象徴。
モララーを見ればどんな状態であれ怯えなければならないような気がした。

「今日はこれで遊ぼうな・・・」

モララーの手には奇妙な手袋。
その中にあるのはまた奇妙な液体とライター。
メイはそれを見て背筋が凍るような感覚に陥る。
脱兎のごとくまだあいている扉へと走るが、途端に身体が動かなくなる。

「ぎっ!」

リードを踏まれ、首が絞まり声が漏れた


「待てよ・・・まだお前の綺麗な声を聞いてないんだぜ?」


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