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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

38:2007/05/07(月) 19:03:08 ID:???
息がかかる距離で話し掛けるモララーに僕は嫌悪した。
それをモララーは気に入らなかったようだ。
大きな手が、僕の首をまた掴む。

「まずは・・・どこがいいか言ってみな」

嫌になるほど近づけられたモララーの顔が、目が大きく写る。
その奥にあるのは、悪魔だか死に神だか。
思い付く限りの畏怖の象徴全てがその目の中にあるように感じた。
それを見て僕は喉から声が漏れそうになる。

「・・・いい目だ」

心臓を掴まれたような感覚に陥る僕を見て、モララーは笑う。
口の端を吊り上げ、細く。
しかし、その目は『睨む』ということは止めていなかった。

「その目は最後にしてやろう」

そう言うと、モララーは空いた手で僕の左耳を摘む。
そして、力を込めて引っ張る。

「っ・・・痛い!痛いっ!」

必死で抵抗しようとするも、首を掴むと同時に身体の自由を奪うモララーの手の
せいで何もできない。
じわじわと込められていく力は僕にとって万力のような感覚。
目を強く閉じ、その端からは涙がとめどなく流れてくる。
止めて欲しいと叫び必死に訴えるが、モララーは僕の声を聞く度に薄く笑う。

「嫌っ!やあああああああ!!」

ぶちりと音をたてて耳がちぎれた。
僕は痛みと耳を失ったショックで声にならない叫び声をあげた。

「ああっ!!ああああああ!!!」

耳があった所から溢れ出す血が僕の顔を濡らす。
僕は必死で傷口を押さえ、頭を裂くような痛みにもんどりうつ。
モララーはそこに追い討ちをかけるように、僕の腹を蹴り飛ばした。

「ゲふっ!」

血とよくわからない液体が部屋に飛び散り、部屋を汚す。
とめどなく流れる血と止まらない激痛。
そしてゆっくりと命を奪われていくという未来を押し付けられ、
僕の身体はこれでもかというほど震えていた。

「あ・・・う・・・」

血とは違う冷たい何かが顔をつたう。

「こんなところまで頑丈とはな」

ちぎった耳を投げ捨て、頭にまだ残っている黒い突起を掴む。

「ぎっ!」

僕は歯を食いしばり、モララーの腕にしがみついて耳にくる負担を抑えようとす
る。
が、僕の手は空を掴むばかり
身体がゆっくりと宙に浮き、モララーと同じ目線まで持ちあがる。

「根元からちぎれねぇ耳は初めてだよ」

「うあ・・・あっ!・・・ああっ!」

足をばたつかせて降ろしてもらおうと必死に願っても、
それは痛みを増幅させるだけの動作に終わった。
疲弊しきった身体はいよいよ動かない。
モララーにゴミを捨てるかのように床に落とされる。
僕は受け身を取れずに人形のようにそこに崩れる。た
もう口からは変な液体しか出なかった。

「はっ・・・はあっ」

足りなくなった酸素を取り込もうと身体全体で息をする僕を見下ろして、モララ
ーが言った。

「どうせ、だ。お前に名前をやるよ」

と、どこからか出したナイフで首輪に刻みを入れる。

「っと・・・これでいいな」

「あ・・・?」

ぐわんぐわんする頭を必死で持ち上げ、焦点のあわない目でモララーを見る。

「そうか、首につけてたんじゃあ見えないよな」



「今日からお前の名前は”メイ”だ」


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