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虐待・虐殺小説スレッドPART.4
28
:
へびぃ
:2007/04/17(火) 01:26:25 ID:???
ベビ達の内、紙片から近かった十数匹はあっという間に紙片の元へ到達した。
先頭のベビが、紙片をその小さな手に握り締めた。
「ハナーン!ナッコハ チィノモノデチュネ!」
勝ち誇った顔でベビが言った。だが―――
ドンッ!
すぐに追いついた別のベビが、紙片を握ったベビに向かって体当たりをしたのだ。
「アニャァァァ!?」
体当たりを食らったベビはバランスを崩し、地面に倒れた。その拍子にそのベビが握っていた紙片はその手を離れ、ひらひらと舞う。
「アンタミタイナ クチョベビニ ナッコハ モッタイナイデチュ!ナッコハ コノウチュウイチカワイイ チィニコソ フサワシインデチュ!」
そんな台詞を吐きながら、体当たりをしたベビが漂う紙片へ向かって手を伸ばす。
絶対自分本位という、アフォしぃ的思想はベビの頃から備わっているようだ。
しかし、それは他のベビも同じな訳で、
「マチナチャイ!アンタミタイナ ゲセンナベビハ ヒッコンデナチャイ!」
「ナッコハ チィノモノデチュヨゥ!」
「チィィィィィィ!!ナッコナッコナッコォォォォォォォ!!」
後から追いついたベビ達が、体当たりをしたベビを突き飛ばし、我先にと手を伸ばす。
そこからはあまりにも醜い争いだった。
40匹のベビしぃが、たった一切れの紙切れを求めて、押し合い、圧し合い、取っ組み合い。
口々に「ナッコ、ナッコ」と言いながら、紙をその手に掴まんと、他のベビを押しのけ押しのけ、地面を転がった。
そんな中―――
「イイカゲン アキラメナチャイ!ナッコハ チィノモノト キマッテルノ!」
ドガッ!
「ヂィィィィィ!?」
―――ついに、殴り合いの喧嘩に発展した。
ベビが放ったストレートパンチは、相手のベビの顔面に見事にクリーンヒット。
ベビしぃのパンチの威力などたかが知れているが、相手が同じベビしぃなら威力はかなりの物だ。
殴られたベビは顔中の穴から血を噴いて、地面に倒れた。
それを皮切りに、ベビ達の争いはさらにエスカレートした。
殴る、蹴る、頭突きなんて当たり前。中には、本物の虐殺者よろしく相手を『殺しに』かかっているベビまでいる始末。
「ナッコ!ナッコォォォォ!!」
ブチッ!
「ヂュィィィィィィィ!!ヤメテェェェェ!!」
傷だらけになったベビが、殴り合っていた相手のベビの耳を食い千切った。悲鳴を上げるベビ。
なんと、ついに虐殺の基本中の基本、『耳もぎ』まで登場した。
この時点で、観客の興奮度はピークに達した。
弟者自身は手を下さず、ベビ達が勝手に殺し合う。弟者の真意はそこにあったのだ。
未だかつて無かった新しい虐殺方法―――同士討ち。初めての感覚に、観客達のボルテージは上がりっぱなしだ。
その間も、ベビ達の数はどんどん減っていく。
「チィィィィ!ナッコハ チィノモノナノ!」
ブチィッ!
「チィィィィィ!イチャイヨゥゥゥゥ!!」
―――足もぎ。
「アンタニハ ナッコナンテ ヒツヨウナイノ!ナッコチナイ オテテハ イラナイデチュネ!」
ブシャァァ!
「アギィィィィィィ!!チィノ オテテガァァァァァァァ!!」
―――腕もぎ。
「ナッコナッコナッコォォォォォ!」
ドガッ!ドガッ!ドガッ!
「ナッゴォォォォ・・・ヂ、ヂィィィィ・・・ナ゙ッ・・・」
背中に馬乗りになって後頭部を連打したり、
「サッサト チニナチャイッ!」
ガブシュッ!!
「ヂュィィィィィィ!!?ナッコチュルカラ ユルチテェェェェェェ!!」
腹を食い破ったり。
ベビ達はその体を仲間だったはずの連中の血液と臓物の欠片に塗れさせ、目の前の相手を葬り去っていく。
敗北した哀れなベビは、「ナ・・・ナゴォ・・・」の呟きを残して、命の灯火を消してゆく。
因みに、『ナッコ』と書かれた紙片はすでに千切れてバラバラになり、風に吹かれてどこかへ舞い散っていってしまった。
しかし、そんな事を既に忘れたベビ達は、ただ自らの欲望の為、目の前の相手を叩き潰すだけ。
気付けば、この1分前後の間にベビの数は半分程度になっていた。
―――そこで、弟者が再び動いた。
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