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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

148:2007/08/06(月) 23:42:18 ID:???

三、四回と滑らせ、骨が見えた所で異変が起こった。
わずかだが、桃色の身体が痙攣している。
恐らく、覚醒し始めているのだろう。
ならば、もっと大きい刺激を与えれば起きるはず。
メイはそう考え、ナイフを骨に刺す形で振り下ろした。

「ーーーッ!!!」

ばきん、と骨が割れる乾いた音とともに、ちびしぃの身体が跳ね上がる。
口を押さえていた時と同じ声をあげ、ばたばたと暴れだした。

頬が膨らむまでに布を詰め込んだので、そう易々と吐き出せはしない。
とてつもない痛みの中、そのうえ叫びながらそれを行うのも困難だ。
声にならない声を精一杯あげ、ちびしぃは酷く発狂した。

実はというと、骨を割った時にもう脚は切り離していた。
ここでその脚を見せてしまえば、更に煩くなることはやらなくてもわかる。
寧ろ、メイからすると暴れるのを止めて欲しいところ。
もう片方の脚は激しく動き、押さえ込むのも面倒だ。
静かにしてもらおうと、半ば投げやりに手を打つ事にした。




「見て」

ちびしぃの横でしゃがみ、眼前に自分の左腕を持っていく。
すると、一瞬にしてちびしぃの顔は青ざめ、暴れるのを止めた。

炭化し、焼けきれなかった個所は血と膿でドロドロになった腕。
やはり他人からすると、この腕は生理的に不快感をもたらすものらしい。
自分でもグロテスクだとは思うが、そこまで嫌がられると正直遺憾だ。
ただ、見せた者は皆黙り込むから、便利といえば便利である。

そんな左腕でも、メイは一つ気掛かりな事があった。

「・・・この火傷はね、一ヶ月前に虐殺厨から貰ったんだよ」

自分に問うように、ちびしぃに囁く。
黒い掌を桃色の頬に宛て、艶かしく指を這わせる。
すると、ちびしぃの身体はメイの悍ましさと恐怖感で一気に震えだした。

一ヶ月もの間、全く治らない怪我なんて聞いたことがない。
炭化した所はともかく、血が未だに止まらないというのはおかしい。
壊死しないだけ、使えるだけマシではあるが―――。

「ム・・・ムゥ、ウ・・・」

メイの心とは裏腹に、ちびしぃはひたすら震えている。
焦げた指から逃げるように首を傾け、強く閉じた瞼からは大粒の涙。
布の詰まった口からは、抑止を願っているらしき声が漏れていた。




「哀れむことすらしてくれないんだね」

溜め息まじりに小さく言い放ち、立ち上がる。
自分に手に穴を開けられて、かつ脚を切り落とされた者にそんなことを願う方が無理があった。
が、やはりこの傷だらけの身体を否定されると、僅かながら怒りが込み上げてくる。

痙攣とも取れる程震えているちびしぃの左脚。
今度は股の部分、胴体に一番近い関節に刃先を突っ込んだ。

「!!!」

同時にその桃色の脚は暴れだし、爪先をぴんと伸ばすような状態になる。
ナイフを刺したままなので、ちびしぃが脚を動かす度に切り込みがじわじわと広がっていく。
流れ出る血の量も増え、美しい毛並みは体液と土の混ざった泥で汚れていった。

このまま観察するのも一興だが、それでは苛立ちを残して終わってしまいそうだ。
メイは暴れ狂う脚を、その汚らしいと見られた左手でわしづかみ、押さえる。
そしてナイフを鋸のように前後に走らせ、肉を切り裂いていった。

「ムゥ!! ムゥゥー!!!」

まだ叫び続けるちびしぃに、どこにそんな元気があるのかと問いたくなる。
打ち付けた両手からは血が溢れているものの、外れる気配は全くない。
首を左右に振り続け、頬を地面にこすりつけているせいか顔まで泥塗れになっていた。


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