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虐待・虐殺小説スレッドPART.4
104
:
魔
:2007/06/17(日) 00:16:22 ID:???
メイがそんな事を考えている時、公園では凄まじい事が起こっていた。
まだ生かされていた被虐者は既に挽き肉となり、肉片は辺りに撒き散らされている。
メイに喉笛をちぎられ死んだ者も、どうしてか原形を留めていない。
破裂したかのように砕けた頭蓋骨は、やはり同じように公園を汚していた。
犯人はギコだった。
指を切り落とされ、始めは痛みにのたうちまわったが、それを超える憎悪で持ち直した。
獲物は既に逃げているし、やり場のない怒りを誰にぶつけろというのか。
切り替えしが恐ろしく早いギコは、躊躇せず仲間を殴り飛ばす。
今もなお、モナーの胸倉を掴み執拗に拳を打ち込んでいた。
「っぎ、ギコ! もうやめてくれモナ! 落ち着・・・げぶっ!!」
抑止を請うモナーの顔は、血と涙でぐしゃぐしゃだった。
鼻の骨は折れ、奥歯は砕け口からは赤い液体を溢れさせている。
頬も血に塗れているが、これはギコのものだ。
止血もしないまま、指がそこにない事を忘れてモナーを殴る。
感情という麻酔で動いているものだから、自らが醒めないといつまでもこの状態である。
「煩ぇよ。他に怒りをぶつける奴がいねぇから、こうしてるまでだ」
「じ! じゃあなんでモララーを狙わないモナ?! こんなの・・・」
モナーは涙声でギコに反論し、モララーの方を指差す。
指した場所にいたのは、血を吐いて白目を剥いているモララーだった。
腹部には大きく、痛々しい痣ができている。
やはりそこにもギコの血が付着していて、傷痕を嫌らしく彩っていた。
「あいつは後でじっくり殺す・・・だから気絶させてんだよ」
「で、でも! モナは何もしてない! なのに・・・ぶぐぅ!」
喚くモナーの腹に一発、刔るように打ち込む。
内臓を揺さ振られて胃液と血が口から漏れ、びしゃという音と共に地面を汚す。
「今のお前は鎮静剤だよ。怒りで発狂しそうな俺のな」
「ひ・・・!」
表情こそ見えなかったものの、その声色は悍ましかった。
言葉だけで心臓を貫かれたような気分になり、モナーは痙攣と見て取れる程恐怖に震えた。
内股になり、後少しで成人になる歳だというのに失禁してしまう。
ギコはそれに嫌悪せず、嘲笑もしない。
心の奥底で怒りの業火を焚きながら、冷ややかな目でモナーを見ていた。
「お前は指が五本あるんだよな・・・」
「えっ?」
ギコはモナーの顔を掴み、眼前へと持っていく。
そして、もはや常識に等しい事を問う。
モナーは質問の意味がわからなかった。
というより、ギコの怒気のせいで何も考えられなかった方が正しいのかもしれない。
が、次に来た言葉を聞いて、それが何を示しているのかを理解してしまう。
「俺には四本しかないんだよ・・・不公平だと思わないか?」
指の切断面を見せびらかし、纏わり付くような声で続けてきた。
ゆらゆらと目の前で、骨の見えるギコの短い人差し指が踊る。
血は際限なく流れていて、その青い腕へと赤い色をつけていく。
モナーはそこで、二つ悟ってしまった。
一つはギコがいつも糞虫をああまで壊してしまえるのは、ギコが心を扱うのが得意なわけではなく、ギコ自身が壊れていたからだ。
そうであれば、自分色に染めあげるのは至極簡単である。
そしてもう一つは、今から壊れたギコに自分は壊されしまうのだと。
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