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虐待・虐殺小説スレッドPART.4
100
:
ちびギコバトルロワイアル
:2007/06/02(土) 10:55:39 ID:???
殺し合い。
このフレーズを聞いてちびギコ達はポカーンとした表情をしていた。
――殺し合い?
先生は、一体何を言ってるのだろうか。
どのクラスにも負けない、仲良しな僕達が殺し合いなんてするわけない。
そんな空気がちびギコ達の間に流れている。
「あれ? なんだ皆、信じられないのか?」
しょうがないなぁ、と言った感じに頭をかくモラ吉。
「まぁ、確かにイキナリこんなところに連れてかれて、殺し合いをしろって言われても実感――」
モラ吉がそういい掛けた瞬間、さっき体をブルブルと震わせていたびぶ朗が突然叫び始めた。
「う、嘘だぁッ!!」
突然、席から立ち上がったびぶ朗にクラス全員の視線が注がれる。
「ぼ、ぼ、僕が……こんな……ゲームに参加させられるなんて……嘘だぁッ!!」
モラ吉はヤレヤレといった表情で、頭をかいている。
「落ち着きなさい、びぶ……」
「だ、だって……だって……僕の父さんはギコ製造の社長なんだッ!!」
涙を流しながら、必死に捲くし立てるびぶ朗。
これがどんなゲームか知っているだけに、その様子は尋常なものではない。
「いいかい、びぶ朗君……」
「ぼ、僕の家は凄くお金持ちだし……僕だっていっぱい習い事やお稽古をして……」
「びぶ朗君……」
「ぼ、僕には有望な将来があるんだッ! だから、こんなゲームに参加させられるわけ……」
「オイ」
涙を流しながら話していたびぶ朗に、鬼のような形相をしたモラ吉の視線が突き刺さる。
それを見たびぶ朗は、体が凍りついたかの如く体を硬直させた。
びぶ朗が静かになるのを見て、モラ吉は再びにこやかな表情をしながら話を続ける。
「いいかい、皆は生まれてから平等なんだ。 だから自は特別なんだっていうような勘違いを……」
クワッと目を見開くモラ吉。
「するんじゃない!」
その言葉が効いたのか、びぶ朗はそのまま魂が抜けたように椅子にへたり込んだ。
尋常じゃないびぶ朗の様子。
そして、冗談を言ってるようにはとても見えない先生の言葉。
この様子を見て、全ての生徒がようやく理解した。
これは夢でも幻でもドッキリでもなく、リアルで起きている出来事で、
自分たちはこれから本当に殺し合いをしなければならないのだと。
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