アブ板看板AA募集スレ

199：管理団：2004/08/10(火) 21:04 ID:9PeJyoAU: 「こちらの屋敷です・・・」

　年老いた男（おそらくモララー族）の案内で、私は朽ちかけた洋館に案内された。
古城の様な、荘厳でいて、しかし古ぼけた屋敷。
天を突く威容の屋根から聞こえる風の音は、訪れる我々を拒絶するようでもあった。

「先代様・・・　あなたの祖父が床に伏せってから、手入れがされていませんでした。
　その為に荒れ果ててしまったんですよ」

　軋む嫌な音を立てる扉を開けると、かび臭い…　いや、腐臭のような臭いが鼻に突く。
その瞬間、得体の知れない気配に体が震える。
戦慄？　いや…　もっと根源的な、絶望に近い感情が沸き起こる・・・

「本当にここに住むおつもりですか？」

　老人の言葉はもっともだが、借金で全てを失った俺は、
顔も知らない祖父の遺産を相続する条件として、この屋敷に住まざるを得ない。

「ええ、素敵な屋敷モナ。手入れをすれば上等な部類にはいるモナ。」

　それは全てを失った気になっていた俺の、最後の強がりでしかなかった。
まさか…　命を失うよりも恐ろしい事が、この世界にあるとは思ってもいなかったから・・・

　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧ ∧
.　（；´∀｀）　夏はホラーモナ　　　　　　　　　　ﾋｷﾞｬｧｧｧｱ　>(Д<；)

>>198さんの投稿に気が付かずに、これでスレ建てしてしまった・・・
だから没～

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