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【もうひとつの】豊原県スレ【北の果て物語】
66
:
大津和敏
◆nxeJRz9KX6
:2009/11/24(火) 10:40:55
皆様こんにちは。豊原県庁の大津です。
今回は水崎県の積下様より頂戴したご質問にお答えする形で、
本県の方言事情を考察してゆきたいと思います。
Wikiにも記述がありますが、
本県の方言はおおざっぱに「樺州弁」という呼び名でまとめられております。
しかしながら、他の方言とは違い、画一的な言語体系を持ちません。
言わば「全国の様々な方言が、南樺太風にアレンジされたもの」
と理解していただければよろしいでしょうか。
「樺州弁」がこのような曖昧な定義しか持ち得ないことには、
大きく分けて二つの理由があります。
①県域が広く、地理的隔たりが大きいこと。
②他の地方と比べて、地域の歴史が浅いこと。
特に②に関しましては、県成立の経緯が大きく影響を及ぼしています。
本県は1952年に発足してから、現在まで約60年しか経っておらず、
地域独特の言い回しが成立するまでに至っておりません。
また、移民の奨励により発展して参りました本県は、
人口面でもこの約60年で約6倍になっておりまして、
それぞれの地域ごとに方言が異なる傾向に拍車が掛けられております。
この傾向は北海道方言でも見られるのですが、樺州弁ではその傾向がより強いと言え、
例えば豊原市の東部では、関西からの移民が多かった影響もあって、
京都弁によく似たアクセントの言葉が話されている地域もあり、
大泊や留多加など、県南部では東北弁に近い箇所もあるそうです。
また、戦後満州から内地への引き上げ先が、豊原に集中したことも相まって、
国内の他の方言には見られない、満州語由来と思われる言い回しも存在します。
しかしながら「樺州弁」のベースは、北海道方言と同じく共通語でありますので、
訛りはきつくなく、本土の人にとっても聴き取りやすいものであると言えるでしょう。
「樺州弁」の語彙に関しては、また取りまとめてご紹介したいと思います。
長文失礼しました。
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