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【神保城】稲山県へようこそ【霞久東大社】
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稲山県県史編纂室
:2003/12/31(水) 07:54
県史120年を紐解く:第1回(後編)
「文明のともしび−東陸電力・怒りの36時間大停電−」
12日、県警が公開捜査に踏み切ったその日、東陸電力本社で驚愕の決議が下された。
「このまま事件が解決しない場合、警察・医療など生命に直結する施設を除き、
14日早朝より稲山県内における一切の給電をストップする事になる。
文明の灯を守るためにも、県民一丸となって事件を解決してほしい。」
電力を盾に取った脅迫以外の何者でもないが、職員および家族の生命は
これ以上の危機に晒されている、と批判を一蹴。
東電側は本気であった。
かくて14日早朝、予定されていた緊急施設に発電車が到着。
県内の送電施設は、一斉に休眠状態に入った。
国鉄は、当時非電化だった菅生線・金丘線の車両をフル稼働させ、
さらに臨時タブレットを発行することで何とか輸送を確保したが、
地下鉄・神鉄・稲急・宮台市電は始発から全面ストップ。
さらにテレビ放送も休止。市民は毎時3分だけ放送されるラジオに群がった。
水道は通常供給されていたが、安全器が作動しないためガスもストップ。
熱源を絶たれた市民は、暗がりの中で営業していたホームセンターに殺到した。
当時の市民は「冬だら思うと、でれおそがぁ(恐ろしい)て鳥肌たってまうがい」と述べている。
事件は16日午後に急展開を迎える。
同日朝、給電再開を求めて、県民総出による一大ローラー作戦が開始された。
そして11時、神保市内の倉庫に拘束されていた子供たちを発見。
と同時に、事件を指揮したとされる稲山革命労働委員会メンバーが逮捕される。
さらに、反対運動を展開していた組織が軒並み県民の襲撃に合い、
次々に拘束されるという事態に。
かくて事件は、目を血走らせた県民によってスピード解決を見る。
事態収束を確認した東陸電力は、同日午後6時より給電を再開。
稲山県に文明の灯が蘇った。
…しかし、季節は真夏。
この事件で冷蔵手段を絶たれ、家庭の食料はことごとく腐敗を免れなかったという。
現在、松芝原発に対する反対運動はほとんど起きていない。
エネルギーは決して「あって当たり前」の存在ではなく、常に誰かが供給する事で
初めて市民生活を支える手段となり得るのである。
その感謝を忘れた時に何が起こるか、県民はこの事件で身をもって学んだのである。
(1991年・県史編纂室 取材協力:東陸電力・稲山放送・JR東陸)
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