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〜日刊架都ちゃん新聞〜
15
:
参沢スポーツ
:2003/07/31(木) 04:00
劇的な幕切れだった。9回表、1点を追う東都海陵は2死一塁で、前の打席2
点適時打を放っている岩崎。カウント2−2と追い込まれると、東都海陵都祁
監督は一塁走者を俊足の今浪に変えた。「これが最後のチャンス。岩崎で同点
に」そんな気持ちの表れと、積極的に打って行けと言うサインが岩崎を集中さ
せた。香報義塾のエース小町は大きくリードを取る今浪には目もくれず、打者
勝負で投じた112球目。小町渾身のストレートを、岩崎は思いっきり振りぬ
いた。打球はライトの正面へライナーで落ちた。投球と共にスタートを切って
いた一塁走者今浪は迷うことなく三塁ベースを蹴り、一気にホームへと突っ込
んだ。しかし強肩の右翼手長門の好返球と捕手堤の好ブロックで惜しくもアウ
ト。その瞬間、小町はグラブを天に高々と突き上げガッツポーズをした。その
小町に集まるように香報義塾ナインが駆け寄り抱き合い、最後に小町と好返球
をした長門が拳を突き合わせた。二塁塁上では泣き崩れる岩崎、ホームではう
ずくまる今浪。二塁塁審に促されるように整列へと向かう岩崎に長門が駆け寄
り、何か言葉を交わし岩崎と握手を交わした。「絶対、優勝する」長門の口の
動きはそう言っているように見えた。
【香報義塾 篠川充監督】
「最後?あれはヒヤッとしたね。一塁ランナーは俊足だったし、当たりが強か
ったから、抜けてたら同点だったかもしれないね。あれは長門の守備位置が良
かった。それに長門の肩は一級品だから追い付けば刺してくれるとは思ってい
ましたよ。小町は連投が多かったから最後は代えようかと思っていたけど、や
はり最後はエースに任せようと思いましてね。小町も長門も、選手全員を信頼
していますから。全国制覇?そうだね、行くからには目指したいね。」
【香報義塾 小町結介投手】
「最後のは・・・同点は覚悟してましたね。でも長門さんがいいとこに守ってて
くれましたし・・・あの返球にも助けられました。甲子園では今までの反省点を
修正して・・・一番高いところを目指します。」
【香報義塾 長門建外野手】
「最後の守備はあらかじめ右に少し寄っていました。そしたら正面に来たんで
、ライナーで取れるかと思いましたけど無理はせずに行きました。返球はセカ
ンドの松沼も見えてたんですけど、堤に投げ返すことしか考えてなかったです
ね。守備でも活躍できて良かったです。え?岩崎とは少し言葉を交わしました
。内容?・・・まぁそれは秘密です(笑)。ちょっと約束みたいなのをしまし
た。」
【東都海陵 都祁博胤監督】
「悔しいけれどできることは全てしたつもり。最後のチャンスは岩崎にかけた。
8回から小町君は甘いコースにボールが来ていた。その小町君を代えられてはチ
ャンスを逸すると思った。だからあそこで勝負に行った。」
【東都海陵 忍下海投手】
「・・・今日は全体的に制球が良くなかったですね。でも1番を付けてるから
にはエースとして最低限の仕事はしなきゃいけませんからね。今日は出せる力
を全部出し切ったと思います。」
【東都海陵 岩崎篤外野手】
「あの打球ですか?・・・抜けたとは思いました。感触も良かったんで。打球
速度が速かったのと、長門さんの守備位置ですかね。全ては。やっぱり負ける
のは本当に悔しいです。来年は絶対にウチが甲子園に行きます。」
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