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859名無しの輪廻:2006/02/02(木) 23:04:04 HOST:ntkyto018029.kyto.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
138 :Socket774:2006/02/02(木) 22:21:51 ID:NMxBupc/
私には、お兄ちゃんがいた。 3つ年上のお兄ちゃんは、妹想いでやさしかった。
ドラクエ3をお兄ちゃんと一緒にやってた。(私は見てるだけ。。)
勇者がお兄ちゃん、僧侶が私、遊び人はペットの鶏の名前にしてた。
バランスの悪い3人パーティ。苦労しながらコツコツすすめた。見てるだけだったけどおもしろかった。
たしか、砂漠でピラミッドがあった場所だったと思う。とても強かったので、大苦戦してた。

ある日、お兄ちゃんが友達とプールにいくときに、私に言った。
「レベル上げだけならやってみられ。でも先には進めるんじゃなかとよ。」
私はいつもみてるだけでよくわからなかったけど、すごくうれしかった。
だけどそれがお兄ちゃんの最後の言葉になった。スピード違反・信号無視の車にはねられてしまった。

葬式の日、父ちゃんはお兄ちゃんの大事にしてたものを棺おけにいれてった。
お気に入りの服、水着、アクセサリー、そして、ドラクエ3。
でも、私はドラクエ3は入れないように言った。
お兄ちゃんからレベル上げを頼まれてたから。それが最後の言葉だったから。

私は毎日毎日時間があれば砂漠でレベル上げをした。ドラクエ3の中にはお兄ちゃんが生きてたから。
レベル100になったら、もしかするとお兄ちゃんが生き返って帰ってくるような気がしたから。
ゲームの中のお兄ちゃんは強くなった。強力な魔法ですべての敵を一撃で倒せるようになった。

『冒険の書が消えました』

ある日ドラクエ3の冒険の書が消えてしまった。
お兄ちゃんが現実からもゲームの世界からも消えてしまった。
すごく悲しくて、ずっとずっと母ちゃんに頭をうずめて泣いてた。
大人になったいまでもゲームばっかりやってるのはゲームの中でお兄ちゃんを探してるのかもしれない。


139 :Socket774:2006/02/02(木) 22:24:27 ID:zm2qU5pI
オタってどうしてこんな別の意味で悲しい作文大好きなの?




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