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おちゃめくらぶ掲示板

970御茶目菜子:2012/04/25(水) 16:55:15
EOS 5D MarkIIIは失敗なのか?
EOS 5D MarkIIIのレビューが公開されているので見てみることにするにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20120423_528094.html
EOS 5D MarkIIIについては3月4日に書いたようにライバルと想定されるニコンD800がD700
と比べて別物に進化したのと比べるとEOS 5D MarkIIからの進化は小さいものになっている
けど時代の流れによって着実に進化しているであろうということを想定しバランス重視と
いう結論に至ったにょ。

とはいえ、実際にD800のレビューがあちこちでされるようになってからはD800の人気は
急上昇してしまったにょ。
それはやはり3630万画素という高画素を十分に引き出しているというのが1つの理由だけど
もう1つが犠牲になっていると思われた高感度時の画質も思ったほど悪くはないからにょ。
確かにD700と比べてピクセル等倍で鑑賞すればノイズは目立っているのだけど画素数が
3倍になっているということもあり、D700と同サイズにリサイズしてしまえばそのノイズは
かなり目立たなくなってしまうからね。
現実問題からいって比較する場合はピクセル等倍同士ではなく同一サイズ同士でないと
フェアではないにょ。
これは10年前の200万画素のコンデジの方が今の1600万画素のコンデジよりも等倍で見たら
解像しているからといってもそれを持って10年前の方が高画質(この場合は高解像)かと
言われたらそうではないのと同じにょ。
今のコンデジが等倍ではまともに見れるレベルではないといっても200万画素にリサイズ
すれば10年前のコンデジの等倍と比べても劣るどころか遙かに優れていることが分かると
思うにょ。

前モデルのEOS 5D MarkIIはD700と比べて画素数が多く解像感は非常に優れていたにょ。
その反面高感度画質はD700に劣っていたもののD700と同じ1200万画素にリサイズすれば
高感度画質の差はそれほど大きなものではなくなったにょ。
これは実際に作例比較をしてようやく分かったことなのでカタログスペックから5DMarkIIの
順当進化となる5D MarkIIIがD800に劣っているとは一概には言えないにょ。
したがって、まずはレビューから見てみるにょ。
日中屋外での撮影の場合は5D MarkIIから画素数もそれほど増えてないこともありそれほど
大きな進化があるようには見えないにょ。
センサーよりも測光システムや画像処理エンジンの影響の方が大きいと思われるけどすでに
5D MarkIIで十分なレベルに達していたためそれを上回るレベルであってもそれは見た目で
簡単に分かるレベルの差にはならないにょ。
それにレンズの差も大きいため同一被写体、同一レンズでないと有意的な差は見られない
のではないかと思われるにょ。

やはり、進化の様子が簡単に分かるのは高感度時の画質にょ。
基本感度での撮影の場合は今となってはユーザーの「好み」やメーカーごとの「味付け」の
違いの方が大きいけれど高感度になればなるほどいかにノイズを減らすかディティールを
残すかでメーカー間、機種間の違いがかなり大きくなっているからね。
画素数があまり変わってない場合はセンサー性能の進化を見るときには高感度画質で比較
するのが一番分かりやすいにょ。

 ◎NR弱め
 ISO 1600 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/042.jpg
 ISO 3200 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/043.jpg
 ISO 6400 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/044.jpg
 ISO 12800 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/045.jpg
 ISO 25600 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/046.jpg
 ISO 51200 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/047.jpg
 ISO102400 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/048.jpg

 ◎NR標準
 ISO 1600 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/054.jpg
 ISO 3200 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/055.jpg
 ISO 6400 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/056.jpg
 ISO 12800 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/057.jpg
 ISO 25600 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/058.jpg
 ISO 51200 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/059.jpg
 ISO102400 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/528/094/060.jpg

これを見るとISO3200までならば全く問題ないにょ。
ISO6400もわずかにノイズが目立ち始めるけどまだ十分に実用レベルにょ。
ISO12800からはさすがにNR弱では厳しくなってしまうためNR標準で見てみるとディティールは
やや失われているもののほぼ実用レベルにょ。
ISO25600はディティール損失が大きくなるため縮小での使用が前提となりISO51200以上は
非常用レベルの画質に感じるにょ。
総じて見るならばピクセル等倍で見た場合にはD800よりは確実に高感度性能で勝っているにょ。
ただし、これがピクセル等倍ではなく同一サイズでの比較ならばその差はかなり縮まって
しまうにょ。
それだけD800が予想外に高感度画質で優れていると考えることもできるし、EOS 5D MarkIIIが
3年半の歳月の割にはあまり進化していないと考えることもできるにょ。

高感度重視であればEOS 5D MarkIIからの買い換えも十分にメリットはあるものの現在の
価格を考えるとコストパフォーマンスが良いとは言い難いにょ。
高感度だけではなく連射速度の向上などのプラス要素はあるものの上位となるプロ機で
あるEOS 1DXと比べてバッファサイズが削減されている影響で連射の上限枚数も十分か
どうかは微妙なものとなっているにょ。
やはり、D800の発売開始価格が30万円ならばこのスペックを考えると20万円台半ばでの
発売開始価格が妥当に思えるにょ。(35万円ではさすがに割高感が大きい)
これと同じようなことはEOS 60Dが発売されたときにも言ったけどバランス面は優れて
いてもすでに発売されていた7DとKiss x4と比べて価格面を考慮すると割高に感じて
しまった60Dだけどすぐに価格が下落してそのスペック相応の価格になってからは
お買い得感も高まりおすすめできる機種になったからね。
それと同じことは5D Mrk IIIにもおきる可能性はあるものの上下の価格差(上となる
1DXと下となる7Dとの価格差)が非常に大きいためその間の価格帯に収まっている5D
Mark IIIは金額面は抜きにしてポジション面からすると妥当であり60Dと同じような
立場であるとは言い難いにょ。
そうなるとウワサとなっている5Dの上位となる高画素モデル(EOS 3D?)が30〜40万円の
価格帯で登場する頃にならないと5D MarkIIIの大幅な値下げは期待できないのではないか
と思われるにょ。

さて、5D MarkIIIといえばユーザーの間で問題となっているのが露出計の表示に問題にょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120416_526757.html
これは上部の表示パネルから測光センサーへとわずかに光が漏れている影響でこのような
状態になっていると思われるにょ。
普通に考えるとありえないことだけどやはり先行するD800に遅れを取ることができず急いで
発売した結果が招いてしまったのかもしれないにょ。
ただし、これだけを見ると致命的に見えてしまいそうだけど実際のところ表示パネルから
漏れている光というのはごく微量であるため日中での撮影の場合はほぼ無視できるレベルと
いえそうにょ。
むしろファインダーから逆行する光の方が遙かに大きいと思われるにょ。
上級機では当たり前となっているアイピースシャッターを三脚使用時やライブビューでの
撮影時には必ず使用しているという人ならば気になっても仕方がないけどそうでない人
ならばそこまで気にするレベルではないにょ。(ちなみに私が昔使っていた銀塩一眼レフの
キヤノンA-1にはアイピースシャッターはあるものの現在使っているニコンD50とペンタックス
K200Dにはアイピースシャッターは付いてない)
確かに暗所で使う場合にほぼ真っ暗な状態で表示パネルの照明を付ければ露出は変わって
くるけどそういう場所ではAEの測光範囲外であるためメーカーとしては不具合とは認め
にくいにょ。

とはいうものの「露出が狂うから困る」というのではなく普通では起きないことがこの
価格帯(30万円クラスのカメラ)で起きているということそのものを問題視している人が
大半ではないかと思うにょ。
それに関しては私も同感だけどこの度ようやくキヤノンも対応を開始すると発表したにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120425_529085.html
どのような内容かは分からないけど「不具合と認めて回収する」というのではなく「気に
している人にたいしてより快適に使えるために改善をする」という感じで希望者のみを
対象に修理(?)を行うものだと思われるにょ。
かなり大きな問題となっていただけにこのままスルーするわけにはいかずトップシェアの
キヤノンだからこそ真摯な対応が迫られていたからね。
これで何とか一安心にょ。
予想外に発注が入り出荷の遅れが起きているD800に対していきなり躓いてしまった感じの
ある5D MarkIIIだけどこれからの情勢に期待したいにょ。




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