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おちゃめくらぶ掲示板

951御茶目菜子:2012/04/18(水) 15:16:04
Windows8は成功するのか?
コードネーム「Windows8」の正式名称が「Windows8」に正式決定したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120417_526937.html
まぁ7の次で8ということで分かりやすいし、すでに「Windows8」の名称で認知度を高めて
いるから妥当な選択だと思うにょ。
やはり、Windowsでやっかいなのはエディションの多さにょ。
特に8からはARM版も加わるために複雑きわまりない形になりかねないにょ。
そこで8では大幅な統廃合が行われたにょ。

 Windows7においては「Starter」「Home Basic」「Home Premium」「Professional」
「Ultimate」の5つあったエディションをWindows8では「Windows8(無印)」と
「Windows8 Pro」の2つに集約したにょ。(7 Home Basicは新興国向けであり日本国内では
流通していなかったためあまりなじみはないけど)
それにARM版となる「Windows RT」が新規に加わる形にょ。
1月12日に問題指摘していたけどARM版は別の付加名称となることで区別が付いたのは
良いことにょ。

Windows RTはWindows搭載のタブレット端末向けにOEM供給されるのみに止まるため個人が
OS単体で入手はできないので選択肢は実質2つにょ。
Windowsは毎回エディションごとの機能差が問題となっていて特にVistaにおいては上位
となるエディション(ただし、金額面において)が必ずしも下位の機能をすべて持っている
というわけではなくエディションごとの差が特に顕著だったにょ。
7ではそれはランク(金額)ごとに差別化されているとはいえ多すぎてその差を把握する
のは一般人には難しかっただけにエディション数を減らすことは良いことにょ。

ただし、64bit版だけではなく依然として32bit版も残り続けるというのはやや保守的に
思えるにょ。
7も多くの機種に64bit版がプリインストールされているという現状を考えると8で64bit
一本に集約するというのは決して時期尚早とは思えないけどそうしないのは動作環境を
下げたことによって32bit版でもメモリに余裕が出てきたということと新興国向けでは
まだ32bit版の需要が大きいということが考えられるにょ。
まぁ動作環境だけを見ればXP末期のNapa世代(CoreSolo/CoreDuo+945GM)でも動作は
可能だし、画面解像度の制約さえ許せば初期のネットブック(Atom N270+945GSE)でも
動作は可能だからね。
それらのCPUが64bit非対応ということを考えると32bit版を廃止するのはまだ早いという
考えも分からなくはないにょ。
Windows8は実質WindowsNT6.2であるためVista/7のアプリは基本的に動作するものの
それにARM版であるRTが加わるため互換性の面で32bitを残したとも考えられるにょ。
RTは32bitであるためx86版が64bitに全面移行するのは難しいという保守的な考えも
含まれていると思われるにょ。

Windowsにおいては過去はバージョンアップの度に高スペックを求められてきたにょ。
これはCPU、GPUもだけどメモリにおいてもそれは顕著にょ。
MSが提示している推奨スペックも95が8MB、98が16MB、Meが48MB、2000が64MB、XPが
128MB、Vistaが512MB、7が1GBといった感じでどんどん増加していったからね。
もっともMSの推奨スペックは(7を除き)その4倍くらいが快適に使うための最低ラインと
私は考えているにょ。(XPは無印とSP2以降ではかなり異なるのでXP SP2/SP3においては
4倍ではなく6〜8倍くらい欲しいところ)
それを考えるとVista/7が2GBが実質最低ラインとなると8が4GBが実質最低ラインに
なっても特に高いスペックとは言えないにょ。(7の動作環境がVistaからほぼ据え置きに
なったため昔と比べるとかなり低い感じでありVistaで2GB必要なら7で4GB、8で8GB必要に
なってもまったくおかしくはない)
もしも、そこまでのスペックを要求していたら間違いなく64bit一本に集約されていた
ことだと思うけど実際は動作環境は1GB以上となっており、数字上は7から据え置きに
なっているにょ。(デフォ環境でのOSの消費メモリは2世代前となるVistaよりも少ない
みたいだし)

このことが64bit一本にならなかったというだけではなく将来的にはメモリ(DRAM)の需要
減少を招いていると思われるにょ。
国内で唯一だったDRAMメーカーのエルピーダの倒産は記憶に新しいけどDRAMのみの生産
ではビジネスが成り立たなくなっているためだと言えるにょ。
DRAMのコストダウンをするためにより微細化した製造プロセスを使用し量産効果による
値下げを見込むというのが従来の考え方だったにょ。
1世代微細化すれば単純計算で2倍のビット量になるわけであって簡単に言えば需要が
倍増しなければ「量産効果によるコストダウン」というのは難しいにょ。
確かに90年代から2000年代前半までは上記のようにOSが要求しているメモリがどんどん
増えていたために微細化によるコストダウンはできていたけど近年はVistaでメモリ需要が
増加したものの7はそれほど増えず8でも据え置きとなるとDRAM需要の増加は望めないにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20120301_515496.html

それに、Windowsが業界を牽引していくのがどんどん難しい状況になっているにょ。
スマートフォンやタブレット端末といった非PC(x86CPUを搭載していない端末)が徐々に
PCを脅かしているからね。
現時点では依然として新興国を中心にPCの需要は伸びているけどスマホやタブレット端末の
需要増はそれを遙かに凌いでいるにょ。
元々マウスとキーボードで操作するように作られたWindowsはタッチパネルでの操作に
適しているとは言えないためWindows8では従来型のDesktop Styleとは別に新UIとなる
Metro Styleを導入したにょ。
将来Metro Styleの方が主流になってしまえばARMとx86はの垣根もほぼ無くなるためPCと
非PCという上記の定義自体が意味をなさなくなってくるにょ。(もしも区別するならば
x86 CPU搭載PCとARM系CPU搭載PCという感じになる)

そうなるとWindows8において32bit版を残すことが保守的と思われたのがそうではないと
いう考え方もできるようになるにょ。
Metro Styleは32bitでの動作を前提に作られているためか64bit版のWindows8ではMetro
StyleにおいてFlashPlayerが正常動作しないというユーザーの報告もあるくらいにょ。
タブレット端末でもPCでも同じアプリが動作するというのがMetro Styleの最大の強みで
あるため高い互換性を持つ32bit版Windows8を残す必要があるというわけにょ。
他のOSを搭載したタブレット端末に対抗するためにMetro Slyleを普及させたいものの
32bitを前提にした現在のMetro Styleを普及させなくてはならないわけだからね。
そうなると次世代Windowsも64bitの一本化は難しく思えてくるにょ。
Macも近い将来はOS X上でiOS用アプリが動作するようになると思われるにょ。(8の
Desktop StyleとMetro Styleと同じような関係か)
将来(今後5年くらい先まで)はOS XとiOSは完全に統合すると予測しているアナリストも
いるくらいにょ。
それを考えると今回のWindows8はMacOS/iOS端末に対して先手を打ったとも言えるにょ。
ただし、すでに成功を収めているiOSに対してMetlo Styleは実質ゼロからのスタートである
ために厳しい立場だと思われるにょ。
したがって、成功か失敗かというのが判断するためには少なくとも3年くらいはかかるかも
しれないにょ。




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