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おちゃめくらぶ掲示板

892御茶目菜子:2012/03/11(日) 14:50:19
1年かかってようやく完了
先日私がネット用に使っているノートPCが壊れたにょ。
すでに冷却ファンが故障、キーボードが故障という状態で使っていたのだけどそれに
追い打ちをかけるかのごとく液晶破損でもうどうしようもなくなってしまったにょ。
とはいえ、実を言えばすでに予備機はあるので問題ないにょ。
冷却ファンが故障した上にキーボードまえで故障してしまったため1年前にこのPCから
交換すべく新しいPCを用意していたにょ。
1年間ずっと控え選手だったのがこの度ようやくレギュラーとなったというだけにょ。

       旧ノートPC       新ノートPC
       FMV-S8305        FMV-A8255
       2005年モデル      2008年モデル
 CPU     PenM740(1.73GHz)   Core2Duo T7250(2GHz)
 メモリ   2GB           4GB
 HDD     160GB          500GB
 液晶    14.1インチSXGA+     15.4インチWSXGA+
 OS     XP pro         Vista Business

1年前にすでに3年型落ちの中古を買ったので現時点では4年前の機種になるわけだけど
それでもCPU、メモリ、HDDは最新のエントリー機と比べてそれほど劣らないレベルだし
液晶に関しては多くの機種に採用されているWXGA(1366x768)と比べて1.7倍の情報量を
持つWXGA+(1680x1050)であるためエントリー機を新品で購入するよりは快適な使用が
可能となっているにょ。
ネックはチップセットであるGM965に内蔵されたGMA X3100の性能だけどこれもゲームを
するならば完全に力不足だけどAeroに使用するくらいならばそれほど問題ないレベルで
あるため表示速度が極端に気になることはないにょ。
ただし、HD動画の再生支援機能を持たないためCPUパワーで再生する必要があるため
YouTubeのフルHD動画をWebブラウザ上で見ると少々コマ落ちしてしまうにょ。
これはCore2Duoならば2.5GHz程度の性能が必要であるためやむを得ないにょ。

ただし、これはWebブラウザ上で見た場合の話にょ。
一端ローカルに保存してしまえばCoreSolo1.2GHzという今となっては超貧弱なCPUを搭載
したLet'snote R5でさえ一昨年の4月26日に書いたようにデコーダとプレイヤーによっては
YouTube程度のビットレートのフルHD動画ならばほぼコマ落ちなく再生可能だからね。
Core2Duo 2GHzならば少なくとも手持ちの動画(ベンチマーク用にわざわざ重く作った
動画を除く)に関してはすべてコマ落ちなく再生できたため再生支援がないことが特に
大きな問題というわけではないにょ。

さて、買ってからすぐに交換せずずるずると1年もかけてしまったかというと下記のような
理由があるからにょ。

 (1)必要なデータは内蔵HDDに入れているため
 (2)Vistaの操作に慣れてないため
 (3)Vistaでは動作しないアプリもあるため

(1)部屋が狭いため14〜15インチのノートPCを2台並べて作業するスペースがないにょ。
したがって、片方のPCを使っている時は片方のPCは使えないにょ。
ここで、普段使用しているデータはすべて内蔵HDDに保存しているためそれでは使えない
という問題があるにょ。
PCにOSだけ入っていても普段使える環境を整えないといけないのだけどそのためには
それなりの時間がかかってしまうからね。

しかし、この度は故障によって旧PCが完全に使えないレベルになった(外部モニタ接続を
行えば使えるので厳密に言えば完全に使えないわけではないけど)というわけで時間は
かけても使える状態にする必要があったにょ。
必要なアプリのインストールを行いそして普段使っているように設定を行った後に旧PC
からHDDを取り出しそれをUSB経由で内蔵HDDに保存という形をとったにょ。
そのまま外部HDDとしてしばらく使用しても良かったのだけど液晶だけではなく筐体に
までヒビが入るくらいの衝撃が加わっているためHDDにもかなりダメージが出ていると
推測されるのでそんな状態では安心して使用できないからね。
160GBほぼギチギチの状態で使っていたため転送作業は非常に時間がかったにょ。
これが動画などの大きなファイルだとHDDにフラグメントが発生していても実効で
10MB/秒程度の速度が出るのだけどほとんどが数KB〜数100KBのデータであるため実効転送
速度は1MB/秒少々しかないレベルだからね。
もっとも時間がかかるのが分かっていたからこそ環境移行に戸惑っていたにょ。
従来ならば新しいPCを購入した場合には旧PCからHDDを抜いてそのまま差し替えて完了と
いう場合も多かったけど今回はHDDがギチギチなのに加えてPATA→SATAなのでそれも
できなかったからね。

(2)職場では2002年からXPを使い、自宅でも2005年から徐々にXP化を進めてきたために
XPに関してはかなり慣れているもののVista以降のOSは店頭で触れる程度であり慣れて
ない部分が多いにょ。
私自身は慣れの問題でXPを推したいところだけどXPも2014年でサポートが完全終了する
わけだし、今後は徐々にXPに非対応のソフト、ハードも増えていくことが予想される
ためにずっとXPのみを使い続けるというわけにはいかないにょ。
上記の新PCを購入の際に大きなポイントとなったのはXPとVista用のリカバリディスクが
両方付いているということにょ。
これによって購入後にどちらのOSを使用するかの猶予ができるにょ。

当初はこのPCでXPを使用していたのだけど上記理由によって少しずつVistaに慣れて
いけばいいということでVistaを使用することにしたにょ。
あくまで操作に慣れるまではサブとして使用するという感じにょ。
ただし、上記のように2台並べて使用するスペースがない関係上、重い作業以外ではこの
PCを使うことが無くなってしまっていたにょ。
このことはデスクトップPC(自作PC)においても言えることだけど多少スペックで
劣っていてもすぐに使える状態にあるPCが何だかんだで最も稼働率が高くなってしまう
ということにょ。(自作PCは部屋の隅においているため最近はよほどのことがないと
電源さえ入れていない)
稼働率が低ければ当然「Vistaに慣れる」という機会も減ってしまうためさらに稼働率が
低下してしまうことにつながっていたにょ。

(3)VistaではなくXP搭載のPCを使用してしまうのは慣れだけの問題ではなく普段使用して
いるソフトの中にVistaでは正常動作しないものが含まれていたということもあるにょ。
ただ、そのソフトのためだけにXPを使い続けるというのもナンセンスにょ。
そこでとった方法は仮想PCを使うことにょ。
私は仮想PCは使ったことが無かったけど「Virtual PC」と「VM ware」を比較して
パフォーマンス重視でVM wareを選択することにしたにょ。
OSは未使用のXPを持っているため問題はないにょ。

VM wareのサイトに登録してダウンロードしVista搭載のPCにインストールした後に
XPのインストールとなったにょ。
ここで問題となるのはメモリとHDDのサイズをどの程度に設定するかにょ。
さすがに512MBでは心許ないし、4GB(実効約3.3GB)の物理メモリのうちXPに2GBも
奪われてしまうとVistaの動作が厳しくなってしまうためここは1GBに設定したにょ。
HDDは必要なデータは仮想PC内にはおかず、外部から持ってくるためアプリのみだけの
分を考えれば良いので16GBあれば十分なのだけど後から変更するのも面倒なので余裕を
もって30GBに設定したにょ。
これが終わればあとは自動的にインストールが完了するにょ。
思っていたのとくらべてあまりにあっさりできてしまったため拍子抜けな感じにょ。
OSのインストールが終了したらVM toolsをインストールして終了にょ。

さて、仮想PCである以上はネイティブ動作と比べてパフォーマンスがダウンしてしまう
ためどれくらいの低下があるかをベンチで確かめることにしたにょ。

     Vista   VM ware+XP 速度比
◎CrystalMark09
 Mark  61093     39826
 ALU   17211      8726   51%
 FPU   18155     10509   58%
 MEM   10637      8322   78%
 HDD   7635      7546   99%
 GDI   5238      2572   49%
 D2D   1305      1688   129%
 OGL    912      463   51%
◎Super π
 104万桁 29秒      34秒   85%

CPU性能に関してはおおむね半分くらいの性能になっているにょ。
これはデュアルコアのCore2DuoはVM ware上ではシングルコアとして認識されているのが
原因にょ。
メモリやHDDはCPUと比べたら落ち込み量はわずかとなっているにょ。
D2D性能だけは上がっているのが不可解なように見えるけどこれはCrystalMark09は
OSの影響を受けやすいためにょ。
このPCをXPで使用していた時のデータがあるのでそれと比較すればわかりやすいにょ。

 Mark  70567
 ALU   19239
 FPU   20724
 MEM   10651
 HDD   8782
 GDI   5049
 D2D   4456
 OGL   1666

これを見てのようにVista使用時と比べてVM ware上のXPのD2Dの数字は上がっているけど
ネイティブでXPを動作させたものと比較すれば半分以下(38%)しかないにょ。
Direct Draw性能やOpen GL性能の低下が気になるようなアプリは使用しないため問題は
ないにょ。
シングルコアでもデュアルコアAtomをネイティブ動作させた場合よりも高速であるため
一般的なアプリならば速度面で問題になることもなさそうにょ。


こうして、ようやくこのVista搭載のPCをメインPCにすることができたのだけどやはり
迷ったのがネット関連にょ。
私は自宅のPCをすべて共有フォルダで無線LANを通じてデータをやりとりしている(録画
したデータなどの大容量データのみUSB2.0経由で行っている)けれどその共有フォルダの
設定をしても他のPCからVista搭載PCが見えないという点にょ。
これはVistaではデフォで「パブリックフォルダ」が無効の設定になっているためにょ。
そのためこれを有効にする必要があるにょ。
XPの場合は共有フォルダを設定した場合には同じネットワーク上の他のPCからも認識
されてしまうため持ち運んで使う場合に公衆無線LANなどを使用する場合には注意が
必要だからね。
その点のことを考えてVistaではデフォで無効の設定になっていると思われるにょ。

まだ不慣れなVistaだけどシングルコア(PenM)からデュアルコア(Core2Duo)に変わり、
画面解像度もSXGA+からWSXGA+に横幅が広くなった(縦は同じ)ということで快適に使用
できているにょ。
160GBのデータをすべてDドライブに持ってきたためDドライブの空きはすでに少ないのが
難点だけどね。
これはそのうちさらに大容量のHDDに換装すれば問題ないにょ。
このPCが何年持つことやら・・・。




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