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おちゃめくらぶ掲示板

887御茶目菜子:2012/03/06(火) 15:35:19
プチコンmkIIがついに発表!
プチコンmkIIが発表されたにょ。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20120305_516623.html
これは当初は「プチコン+」と発表されていたものであり、プチコンの後継モデルとなる
ソフトにょ。
配信日は3月14日で価格は800DSiポイント(800円)ということでプチコンと同価格にょ。
プチコンと同じくDSiウェアであり3DSにも対応しているもののDSiウェアであるが故に3DS
ならではの機能には対応していないものの大幅にパワーアップしているにょ。
主に改善のポイントを分けると下記の3つになるにょ。

 (1)プログラムの公開。入力が容易になった
 (2)サウンド、スプライト機能の大幅パワーアップ
 (3)新命令の大幅追加

(1)プチコンを使ってみて個人的に最も気になったのがせっかくいいものができてもそれを
配信できる環境が乏しいということにょ。
リアルでDSを持ち寄れば自由にファイルを交換できるもののせっかくネット上での盛り
上がりには限界が出てくるにょ。
Web上で公開するためにはリストの形にして公開する必要があるけどこれは基本的には
プチコン画面を見ながらPCのテキストエディタで再入力するという手間があるにょ。
手入力にはミスがつきものだしリソースファイルを使ったものだとテキスト化を行うのは
難しいにょ。
1画面プログラムのように簡単で短いプログラムであれば画面撮影をして終わりであるため
比較的簡単に公開できるし、リストが短いため入力する側の負担も小さいけどさすがに1画面
プログラムだと限界があるため万人向けの解決策ではないにょ。
このmkIIではプログラムのSDカードへの出力とQRコード経由の入力をサポートすることで
その問題を改善しているにょ。

SDカードへプログラムを保存するということはやろうと思えば簡単にできることなのだけど
それができないのはやはり「任天堂チェック」を通過できないためだと思われるにょ。
これはコンシューマゲーム機の宿命であり、解析に利用されそうな穴を開けるわけには
いかないというのと同時にソフトウェアビジネスの問題でフリーウェアが広く流通するのを
避けたいというものありそうにょ。
したがって、SDカードに出力できるからPCで無制限に活用できるかというとそういう仕様には
なっておらず、SDカードへは暗号化された状態で出力される模様にょ。
それをPCにおいてブラウザ経由でQRコードへと変換することで不特定多数へ公開が可能に
なっているにょ。(ブラウザ経由ということは専用のアプリでローカル変換が行える仕様には
なっておらずサーバを仲介することで変換するような仕様になっていると思われる)
QRコードになってしまえばあとはプチコンへは内蔵カメラ経由で簡単に取り込むことが可能に
なっているにょ。
QRコードは複数への分割対応が可能になっているのだけど最大でどれくらいのサイズまで
公開が可能なのかは明らかにはなってないにょ。(上限の1MBまで対応可能ならばすさまじい
枚数のQRコードが必要になる)

(2)プチコンでゲーム等を作る場合にはやはりネックとなったのは自由に自作曲を演奏する
ことができないということにょ。
BGMはプリセットの曲があらかじめ用意されているだけだからね。
とはいえ、これはBEEPを駆使することでいくらでも可能なのでそれほど問題はないという
考えの人も中にはいるのではないかと思われるにょ。(プチコン講座第3回を参照)
私もOMPやプチコンMMLのような音階演奏プログラムを作ったもののやはり問題となるのは
上記の講座を見ての通り複数トラックでの演奏時に発生する音ずれにょ。
これはメインルーチン1回の処理が確実に1/60秒以下で収まり、かつ、MMLの音長指定の
フレーム数が整数になっている場合は問題ないけど1/60秒以上かかることがあったり、
音長指定のフレーム数が小数になった場合には確実発生するため微調整によってそれを軽減
するしか無かったにょ。
微調整も容易ではないためテンポ指定や音符の音長指定値に制限を加えることで音ずれ問題を
回避している状態だったにょ。
根本的な対策はOMP(単音版)やプチコンMMLが対応している1トラックによる和音演奏を行う
しかないけどその方法で音色を1つしか使えないという問題があるにょ。
ということでユーザーが作った曲を自由にBGMとして鳴らすことができるmkIIはかなり期待して
いる人も多いのではないかと思われるにょ。

音階演奏だけではなくサウンド面では音声合成機能がついているにょ。
これはテキストを入力するだけで簡単にプチコンにしゃべらせることができるものにょ。
しかし、パラメータ制御はかなり細かくできるみたいでしゃべり方は細かく変えられそうな
感じにょ。
アクセントだけではなくピッチにも対応しており、自作曲に合わせて歌わせるということが
可能になっているためプチコンで「初音ミク」のようなプログラムを作ることさえ可能に
なっているにょ。(調教次第では意外に聴けるレベルになる・・・かも)
細かい調整ができる音声合成があるのならばゲームでも活用範囲はかなり広がりそうにょ。
例えば「旗あげゲーム」のような単純なゲームでも画面の文字を頼りに操作するのと音声を
聞きながら操作するのとではゲーム性が異なるものになるからね。
使い方次第では様々に活用することができそうにょ。

スプライトは現在は基本的に16x16で定義しているのだけどそれが8x8〜32x32まで自由に変更が
可能になったにょ。
スプライトには衝突判定が行えるようになり(現在は座標を元にユーザーが計算する必要が
あった)、拡大、回転の際の基準点座標も選べるようになったため非常に扱いやすくなった
といえるにょ。
回転をまともに行うためには高校レベルの数学である一次変換についての知識が必要だったし
拡大の基準点は疑似3Dゲームを作る際の座標のずれを生じていたためにそういったゲームを
作る場合は基準点を中心に持ってくるだけですべて解決ができるにょ。
まぁ、前述のような知識があれば別に難しいことではないけどハードルが下がることはいい
ことだし、それで速度も上がりそうな感じだしね。(プチコンはポケコンと比べて100倍程度
高速とはいえ、凝った処理を行えば速度面の限界がすぐに訪れてしまう)

(3)やはり、個人的にはELSEの追加がうれしいにょ。
IF文を書く時にELSEがないというだけで簡単なものでさえ分割して処理する必要があった
からね。
プチコンの場合はラベルジャンプのみなので2つに分けた時点でラベルのある行を含めて
3行分になっていたにょ。
PC-E500のBASICレベルの複雑なマルチステートメントが記述できるとうれしいけど1行の
最大が100文字という仕様そのままならばそこまでの必要性はないかもしれないにょ。

ACLSもかなり使える命令にょ。
プチコンでは[R][←][START]の同時押しで画面初期化ができたのだけどそれをプログラムの
中で行うにはかなりの工夫が必要になったにょ。
これがPC-E500ならばオールリセット([BREAK]+リセットボタン)で可能であり、プログラム
内で実行するためにはワンポイントテクニックの「自動フォント復帰」のような方法で
可能となっていたにょ。
しかし、コンソール、グラフィック、スプライト、BG画面を持つプチコンの場合はポケコンの
ようには簡単にはいかず、初期化をするためには複雑な処理をさせる必要があったにょ。
それが4文字で済むならばこれほどうれしいことはないにょ。

あとラベルジャンプに変数が使えるのもポケコンライクでなかなかナイスな改善にょ。
これによって複雑な分岐処理が短く記述できそうにょ。
あとべき乗関数が使えるようになったり、文字列*数値の演算(スペース20個入れるとかが
容易になる)ができるようになったりとか、SWAPによる変数の交換ができたりとか、短く
コーディングできるようになりそうな命令が多数追加されているにょ。
それとVSYNCの仕様が変更になり、これでVSYNC 2で30fpsのゲームが作れそうにょ。
従来のVSYNCの仕様は新命令WAITが引き継ぐことになりこれによって1バイトの短縮化も
可能になっているにょ。

私にはあまり影響がないことだけど本格的なゲームを作る人ならば変数の数が最大1024個
だったのが2048個になったり、変数名が最大16文字まで使えるようになるのはうれしいこと
かもしれないにょ。
グラフィック画面も4画面を自由に使えるようになり、裏画面を積極的に使えば処理が
1/60秒を超えてもちらつきのないゲームを作れそうにょ。

入力関連もポケコンならば短縮コマンドで入力の負担を減らせるのだけどこのmkIIも入力
支援機能によって入力するのをかなり軽減できそうにょ。
ハードウェアキーボードを持たないプチコンではかなり便利な機能にょ。
それに従来はFILES命令でセーブしているプログラムの一覧が表示されるだけだったのが
ファイラを搭載しているというのが非常に大きいにょ。
ファイラくらい自分で作ってもいいし、すでに作っている人は大勢いるのだけど簡易的な
ものとはいえ標準で備わっているということは非常に重要にょ。

全体的に見て従来不満に感じていた部分やあったらいいなと感じていた部分がほとんど
実現された感じにょ。
これもtwitterなどのネットを活用することでユーザーの意見を取り入れた結果ではないか
と思われるにょ。
特定のクライアントから受注があったものではなく広く一般ユーザーに向けて作っている
ソフトの場合はなかなか個人個人の意見に耳を傾けるというのは難しいことだけどTwitterを
通してこまめにユーザーと意見交換をしていたからこそ実現が可能になったと思われるにょ。
これで800円相当ならばまだプチコンを持ってない人でプチコンに興味がある人ならば
間違いなく「買い」といえるにょ。
すでにプチコンを使っている人ならば買うのは当然にょ!?(笑)
すでにプチコンを買ったけどそれを使いこなせてないからmrIIを買うのも気が引けるという
人も単にMMLの入力や音声合成だけでも遊べそうだし、QRコード経由で他のユーザーが作った
プログラムも簡単に使用できるようになっているためmkIIを買うはありだと思うにょ。
やはり、広く普及しているDSi(3DS)というハードと800円という金額でプリペイドカードで
気軽に変えるためハードルが低いし、何よりユーザーを大事にしているという点が好感を
感じるためAndroidやiOS用のBASICアプリよりも良いと感じるにょ。

プチコン→プチコンmkIIときたら次は3DS専用のプチコンmkIISR(?)を期待したいにょ。
3DSでプチコンを使う場合の唯一の不満点はDSiウェアであるという点だからね。
個人的には画面解像度以外は同一仕様であっても3DSアプリになればそっちを買いたい
ところだけどやはり3DS専用になればさらなるスペックアップを望んでいる人もいるかと
思うにょ。
すでにプチコンはmkIIの時点でSRクラス(?)のインパクトがあるので3DS専用にはVA
クラスのものを期待か・・・ってそれは爆死フラグにょ!?(笑)
やっぱり、プチコンはこれくらいのスペックの方がいいかもしれないにょ。
あまりハイスペックになると萌えなくなってしまうからね(笑)




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