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おちゃめくらぶ掲示板

886御茶目菜子:2012/03/04(日) 15:58:25
EOS 5D Mark IIIのライバルは・・・?
キヤノンがデジタル一眼「EOS 5D Mark III」を発表したにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120302_516132.html
先日ニコンが発表したD800と同じくフルサイズセンサーを搭載でアマチュア向け(プロ
機を除いたもの)としては最上位になるにょ。
型番を見てのようにEOS 5D Martk IIの後継機種となっており、それとの違いも気になる
ところにょ。

          EOS 5D MarkIII   EOS 5D MarkII    ニコンD800
センサーサイズ   35mmフルサイズ   35mmフルサイズ   35mmフルサイズ
画素数       2230万画素     2110万画素     3630万画素
感度 通常時    ISO100-25600    ISO100-6400     ISO100-6400
   拡張時    ISO50-102400    ISO50-25600     ISO50-25600
画像処理エンジン  DIGIC5+       DIGIC4       EXPEED3
視野率       100%        98%        100%
AF測定距点     61点(クロス41点) 9点         51点(クロス15点)
最高シャッター速度 1/8000秒      1/8000秒      1/8000秒
最高シンクロ速度  1/200秒       1/200秒       1/320秒
連写速度      6コマ/秒      3.9コマ/秒     4コマ/秒
記録メディア    CFx1、SDXCx1    CFx1        CFx1、SDXCx1
発売時予価     35.8万円      30万円       30万円(D800)
                              35万円(D800E)

ニコンD800の時はフルサイズ以下のセンサーで始めて3000万画素を越えたということで
画素数が話題となり、さらにローパスレスモデルとなるD800Eも用意することで高い
期待感があったにょ。
それと比べると5D MarkIIIは抜きん出たものはないもののそれがこの機種のメリット
ではないかと思われるにょ。

デジカメの画質は主にセンサー、画像処理エンジン、レンズで決まるのだけどセンサー
においては5Dと比べて画素数があまり増えてないということで解像感のアップは
それほど期待はできないにょ。(高性能なレンズを使い、画素ピッチがそのレンズ
性能に似合った物であるならば画素数が多ければ多いほど基本的に解像感は高くなる)
しかし、センサー性能は日進月歩にょ。
5D MarkIIが出てから約3年半経っているからその間のAPS-Cセンサー採用機の高感度時の
画質向上を見てみるとその違いは明白にょ。
当時はAPS-Cでは常用可能なレベルはせいぜいISO1600程度だったのだけど昨今はISO3200
であっても普通に使える画質になり、条件次第ではISO6400でも実用レベルの画質を得る
ことが可能になっているにょ。
そうすると3年半前の時点ですでにISO3200〜6400が実用レベルだったフルサイズに
おいては画素数が維持ならばISO12800〜ISO25600が実用レベルになるのではないかと
思われるにょ。

もっとも、それはセンサー性能だけに起因するものではないにょ。
画像処理エンジンの性能アップがあってこそその画質を実現できるにょ。
DIGIC4からDIGIC5+(DIGIC5+はDIGIC5の高クロック版)になり処理性能が17倍にアップ
しており、その多くが画質アップに費やされているにょ。
実際PowerShot S100などのコンデジでDIGIC5が使用されているけど高感度時のノイズ
リダクション機能は従来より大きくパワーアップしているのが分かるにょ。
これが画素数が大幅に増えてしまうとそちらに処理能力を奪われてしまうため連写速度
低下を招いてしまうにょ。
ニコンD800は従来のD700の3倍の画素数になってしまったため画像処理エンジンが大幅に
性能向上しているのにもかかわらず連写速度が低下してしまったにょ。
しかし、EOS 5D MarkIIIはMarkIIと比べて微増であるため画像処理エンジンの性能向上を
画質アップに割り振ってもお釣りが来るため従来よりも高速連写が可能になったにょ。
といっても従来が3.9コマ/秒ということで中級機にさえ劣るレベルだったのがようやく
中級機下位レベル(もしくは入門機上位レベル)となる6コマ/秒に止まっているにょ。
これは1800万画素のEOS 1DXがDIGIC5+をデュアル搭載にも関わらず最大で14コマ/秒
ということを考えると2230万画素では6コマ/秒が限界なのかもしれないにょ。

5D MarkIIIは従来機より高感度画質と連写速度の向上だけではなくレリーズタイムラグ
減少やAF性能の向上もあり、シャッターチャンスに強くなっているにょ。
なにせAFに関しては上位モデルとなるプロ機のEOS 1DXのものを採用しているみたい
だからね。
D800の「3630万画素」のようにインパクトのあるものはないものの(画素数以外は)
あらゆる面において3年半の歳月に似合った性能向上をしていると言えそうにょ。
見方を変えれば上位となるEOS 1DXの機能削減版でありD800がD4と方向性の異なる
機種になっているのと比べると5D MarkIIIは完全に価格だけで選択するということに
なりそうにょ。
そうなるとその価格が妥当かどうかが重要になってくるにょ。

5D MarkIIIの予価は35.8万円となっているにょ。
これは予価65万円のEOS 1DXよりも30万円安いものの安いかといわれたら微妙にょ。
ほぼオンリーワン的なD800が30万円(D800Eが35万円)であるため相対的に見てみると
割高感があるにょ。
キャノンは5D MarkIII以外に画素数重視モデル(EOS 3D?)を用意しているという
噂があるけどその機種が5D MarkIIIと1DXの中間の価格帯(発売当初40〜50万円程度)に
なってしまうとアマチュア向けの価格帯では無くなってしまうにょ。
35万円という価格が上限だとするとそのモデルと5D MarkIIIとの価格差はあまり無く
なってしまうことになるにょ。
とはいえ、あくまで噂レベルであり、本当に出るのか分からない機種が発表されるのを
待つというのも得策ではないにょ。

やはり、5D MarkIIIの最大のライバルは価格の下がった5D MarkIIだと思われるにょ。
価格がこなれた旧機種と比較するのは旧機種が有利なのは明白だけど新機種は価格が
割高であっても購入したいと思わせる要素が必要になるにょ。
ISO6400以上を頻繁に使う人ならば両者の差はかなり大きいのではないかと思われるけど
そんな人はあまり多くは居ないと思われるにょ。
かといって、連写速度3.9コマ/秒だと厳しいけど6コマ/秒ならば十分な被写体を撮影
する人もあまり多くは居ないと思われるにょ。
5D MarkIIIは全体のバランスに舵取りした機種と思われ好感は持てるものの価格を
考えるとやや割高感が否めない感じにょ。




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