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おちゃめくらぶ掲示板

863御茶目菜子:2012/02/09(木) 15:03:08
4600万画素がお手軽価格に・・・?
シグマが「SD1 Merrill」の開発発表をしたにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120208_510591.html
現行のSD1は一昨年の9月22日に書いたようにそれまでのFoveonセンサーより一回り大きい
APS-Cサイズとなり、画素数も460万画素から1536万画素へと大きく増えたにょ。
三層構造であるためベイヤーセンサーのようにR、G、Bの画素を別カウントすれば
1400万画素相当だったのが4600万画素相当になったということにょ。
ただし、4600万画素の画像は画素補間によってのみ得られあくまで1536万画素分の解像
しか得ることはできないにょ。
それに対してベイヤーセンサーは画素単体でR、G、Bの単独輝度情報しか得られないものの
画素が物理的に異なっているため完璧な画素補完ができれば画素数分の解像を得ることは
可能になるにょ。
とはいえ、実際はピーク時でさえせいぜい半分程度の解像力になっていると思われるにょ。
仮にベイヤー配列の実行解像力が画素数の半分程度の解像力とすれば1536万画素のFoveon
センサーに対抗するには3000万画素オーバーが必要になってくるにょ。(ベイヤー
センサーは色によって解像力が異なるけど私の感覚では2.5画素、つまり、1.6x1.6画素で
1画素分の情報量くらいに感じる)

昨日書いたニコンD800ならば「解像感」においてFoveonセンサーに対抗できそうにょ。
あくまでFoveonセンサーで画素補完した場合での比較であり等倍鑑賞をするならば
画素補間を行われないFoveonセンサーが圧倒的に有利になるのだけどペンタックスの
デジタル一眼についているファインシャープネスを使って縮小補完を行えば等倍鑑賞時
でもFoveonレベルの解像感を味わうことが可能になるにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/longterm/2008/05/12/8453.html
実際私もK200D+ファインシャープネスで撮影しているのだけど600万画素とは思えない
くらいの解像感は驚きにょ。(とはいえ、K200Dは1000万画素であり、1400万画素のK20D
と比べたらその効果は低いけど)
つまり、ベイヤーセンサー搭載の一般的なデジカメで撮影した写真を等倍鑑賞時に解像感に
欠けるというのはあくまで画素補完のためであり十分な画素数があればFoveonセンサーに
劣るものではないというわけにょ。(もちろんそのためにはその画素数に耐えうるレンズが
必要になってくるけどこれはベイヤーセンサーだけに必要なものではないためここでは
割愛する)

とはいえ、D800が発表されたのは昨日であり、SD1が発売当時となるとD3Xが最高の解像力
となっていたにょ。
しかし、D3Xはニコンのプロ機のフラッグシップモデルであり価格com最安値でさえ60万円台
という高値となっているにょ。
確かにそれを上回る解像感が得られるのだからSD1の予価70万円、発売当初の実勢価格でも
60万円台という価格は妥当と言えなくはないにょ。
ただし、プロ機が高価でも売れるのは昨年5月21日に書いたように「高い信頼性」
「サポート」「レンズシステム」があるからにょ。
性能が高いというのは当たり前だけど約4年サイクルで登場する関係上後から登場する
下位機種に画質面で追い抜かれることは十分に考えられるにょ。
それでも、中級機ではえられないような信頼性のあるボディやプロならではのサポートの
用意はプロ機のプロ機である所以だと思われるにょ。

SD1は開発途中では20万円台の予定であり、あくまでライバルとなっていたのは他社の
中級機だったにょ。
それを考えれば本体のスペック(堅牢性や連写速度など)は妥当といえるけど価格面で
プロ機がライバルとなってしまったため「価格に似合わない」と不満の声を漏らすひとも
多くなってしまったにょ。
20万円の予定が60万円になってしまった最大の理由はセンサーのコストのためだと推測
しているにょ。
デジタル一眼が安価になったのは量産効果による影響が非常に大きいにょ。
センサーの開発費も大量生産を行えば価格に転嫁する割合は減少するしね。
ソニーも自社センサーを外販することでコストを大幅に下げてきていると思うにょ。
それに対してFoveonセンサーはシグマの製品のみの搭載となっており、SD1で新たに開発
されたセンサーはSD1でのみ使用されているにょ。
したがって、SD1が売れなければ量産効果は期待できないのだけど価格面の問題でそれは
難しいにょ。

新型Foveonセンサーの生産を見直し量産化できる目処がたったのか冒頭に書いたように
SD1と同等の性能を持つSD1 Merrillを20万円程度で販売すると発表したにょ。
高い解像感を得られるデジタル一眼レフが欲しい場合には昨日書いたD800は性能を考えた
場合には決して高価ではない(むしろD4と比べたら安価)となっていたわけだけどこの
SD1 Merrillの発表でその状況が変わってきたにょ。
ただし、それで不満に感じるのは60万円以上の金額でSD1を購入したユーザーにょ。
デジタル機器は値下がりが早いからやむを得ないことはいえ、1年で40万円以上も値下がり
することに納得できるユーザーはあまり居ないと思うにょ。
そのためか、現行のSD1にユーザー何と「40万円相当のレンズ購入ポイント」をプレゼント
する模様にょ。
これは何となく任天堂が行った3DSの早期大幅値下げのキャンペーンを彷彿させるにょ。
現金をキャッシュバックを行えば大幅な収益悪化になってしまうのだけど自社製品との
交換であればそれは大幅に緩和できるからね。(40万円のレンズの製造の40万円のコストが
かかるわけではないため)

SD1 Merrillの開発発表には価格面やキャンペーンで驚かされたのだけど個人的には
SD1 Merrillのセンサーを使用したコンデジ(レンズ一体型カメラ)である「DP1 Merrill」
「DP2 Merrill」にはさらに驚かされたにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120208_510560.html
センサーが量産化できるのであればより多くの機種にそのセンサーを搭載した方が有利に
なるとはいえ、実際に搭載するのはしばらく先になるだろうと思っていたからにょ。
さすがにAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているだけあって、普通のコンデジよりも大きく
分厚い(カメラそのものは小さくできてもセンサーサイズが大きくなるとレンズは小さく
できないため)もののSD1と同レベルの高解像感がこのサイズのデジカメで撮影実現できる
となると非常に興奮するにょ。
ニコンD800で使用された3630万画素フルサイズセンサーを搭載したレンズ一体型カメラが
発売されても同じような興奮を味わえるかもしれないけどさすがにフルサイズセンサーを
搭載してしまえば銀塩カメラ時代のコンパクトカメラをさらに一回り大きくしたような
感じになってしまうだろうから携帯性で厳しくなりそうにょ。

Foveonセンサーは高感度に弱く(それでも旧型センサーはISO400で怪しかったのが新型
センサーはISO800くらいまでならば常用できるくらいになったためそれほど弱くはなく
ニコンだとD300レベルの高感度画質はあると思う)、動画も今時VGAというのが難点だけど
HD動画はスマホや普通のコンデジで撮影できるのであまり問題はないにょ。(もっさり感が
DPの悪い意味での特徴であり、画像処理エンジンをデュアルで搭載しているとはいえ
画素数の大きな増加を考えるとそのもっさり感が無くなるとは思えないので気軽に撮影
できるコンデジとは対極の存在といえる)

問題は「DP1 Merrill」「DP2 Merrill」がどれくらいの価格になるのかということにょ。
少なくとも「SD1 Merrill」よりは安くなるとは思うけどセンサーコストの割合が非常に
大きいと思われるので10万円を切るのは難しいかもしれないにょ。
しかし、見た目がコンデジで10万円を越えるというのは多くの人に割高感を感じてしまう
(画質を目的だから筐体には目をつむるという人もいるだろうけど多くの人が価格に
似合った筐体を求めてしまう)ということでぜひ10万円を切ってもらいたいところにょ。
G1Xと競える価格(7万円台)になれば言うことはないと思うにょ。
SD1の価格がネックとなり、量産効果も期待できなかった新型Foveonセンサーだけど
今回の発表によってそれはかなり緩和されつつあるかのように感じたにょ。




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