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おちゃめくらぶ掲示板

850御茶目菜子:2012/01/26(木) 15:34:35
新型Let'snoteは本当に進化と言っていいのか?
「Let'snote SX/NX」が発表されたにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120125_507029.html
Let'snote SX/Let'snote NXは同社の主力モデルであるLet'snote S/Let'snote Nの後継
モデルとなるものであり、数日前からティザー広告によってその存在を告知していたにょ。
単なる新モデルではなくティザー広告まで用意しているということでかなり力の入った
新モデルとなるわけだけど従来から大きく変わったのは下記の2つにょ。

 (1)筐体の薄型化
 (2)液晶の高解像度化

(1)Let'snoteはモバイルノートの中でも極めて堅牢性が高い存在でありそれがLet'snoteを
選ぶ理由の1つとなっているにょ。
その堅牢性を高めている1つの理由がボンネット構造にあるにょ。
耐荷重を高めたノートPCは数あるけれど多くの機種が天板に平均的に圧力を掛けた場合の
ものであり、1点に集中した場合は考慮されてないにょ。
Let'snoteの場合はボンネット構造によって瞬間的に1点に強い力が加わっても液晶は損を
防いでくれる場合があるにょ。
ただし、そのために厚さが増しているというのは否めないにょ。
しかし、SX/NXはボンネット構造を継承しつつ薄型化を実現しているにょ。

     液晶側  本体側  最厚部
 SX/NX  6.2mm  19.2mm  25.4mm
 S/N   8.9mm  27.7mm  36.6mm
     -2.7mm  -8.5mm  -11.2mm

「分厚いのはボンネット構造のせい」と思っていたけどこうしてみるとボンネット構造が
影響している液晶側は2.7mmしか薄型化されておらず、本体側を薄くすることでトータル
11.2mmの薄型化を実現しているにょ。
少し考えて見ればわかるけどボンネット構造にしたからといってそれで1cmも分厚くなる
わけがないから当然のことにょ。
25.4mmという厚さは「21mm以下」が最低ラインのUltrabookよりは分厚いものの光学
ドライブ内蔵のモバイルノートの中においては決して「分厚い」というものではないと
思われるにょ。

薄型化を本気で行うことになった背景にはやはりUltrabookの存在があると思われるにょ。
単に安いだけのネットブックや分厚く重いCULVノートはモバイルノートに与える影響は
それほど大きく無かったものの実用レベルの性能を備え軽くて薄くてそれなりに安いという
Ultrabookはモバイルノートとしては脅威の存在になるにょ。
薄型ノートがスタンダードになってしまえば分厚いLet'snoteはモバイルノートで国内
シェアトップの地位を失いかねないにょ。
ということで、今回大幅な薄型化を行ったわけだけどこれで厚さにおいてようやく競合
他社のモバイルノートに追いついただけにすぎないにょ。
とはいえ、Let'snoteのシェアを失わないようにするには十分なものにょ。
さらに薄くするには一般的な丸形セルのリチウムイオンバッテリだとバッテリそのものの
厚さがボトルネックになるのでリチウムポリマーバッテリが不可欠になるにょ。
Ultrabookにおいてはその薄さを実現するためバッテリを完全に内蔵式にしてユーザーの
手による交換を不可にしているため厚みを薄くする代わりに利便性が損なわれている
といえるにょ。(バッテリの劣化=本体寿命となってしまう)

(2)従来のS/Nでは12.1インチWXGA(1280x800)液晶モニタが採用されていたけどSX/NX
では同じ12.1インチながらWXGA++(1600x900)液晶モニタが採用されているにょ。
個人的には液晶画面の解像度は高ければ高いほどいいと考えているため高解像度化は
素直に歓迎したいにょ。(120ppi未満の液晶を搭載したPCは個人的には買いたくない)
解像度が高ければ高いほど恩恵のあるタブレット端末は人間の目の分解能である300ppi
程度までアップすると思われ1月12日に書いたようにすでにその片鱗を見せているにょ。
ノートPCはどうかというと未だに15.6インチでもWXGA(1366x768)の機種がメインという
有様にょ。
昨年10月4日に書いたように最低120ppi、できれば150ppiくらいは欲しいところにょ。

さて、従来のS/Nはどうなのかというと12.1インチで1280x800となると124ppiであり私が
求めている最低ラインには達しているにょ。
そうなると無理に解像度アップの必要性はないように見えるけどやはり重要なのが今年
発売が見込まれているWindows8の存在だと思われるにょ。
Windows8の要求スペックは推奨解像度がWXGAとなっているわけだけどこれは1月16日に
書いたように1366x768のことにょ。
つまり、1280x800ではWin8の一部機能は使用ができないにょ。
Let'snoteの場合は筐体は2、3年に1回しかモデルチェンジが成されないためこの時期を
逃すと解像度の変更が難しくなってしまうにょ。
しかし、モデルチェンジをして1280x800から1366x768へと変更した場合には縦方向が狭く
なってしまうにょ。
これが動画鑑賞などを主に行うPCであればより広い面積を使える16:9の方が有利なのだけど
一般的なアプリを使用する場合には縦方向が狭くなってしまうと使い勝手は悪くなって
しまうため1280x800から1366x768へのモデルチェンジは難しいにょ。

同じ16:10であるWXGA+(1440x900)という選択肢もあるにょ。
これを採用しなかったのは調達性(調達しやすさや調達コスト)とユーザーニーズのため
だと思われるにょ。
昨今は16:9が主流となっているため量産性の高い16:9の液晶を選んだ方が有利になるにょ。
液晶の場合は駆動方式やインチ数によってコストが変わるのだけどそれが同じ場合には
より多く生産されている方がコスト面で有利になるにょ。(量産効果による価格低下は
別に液晶に限ったものではなくすべての工業製品に言えることだけど)
仮に1440x900と1600x900で調達性があまり変わらないと仮定すると1440x900を選ばなかった
のは解像度の面でアドバンテージが少ないためではないかと思われるにょ。

1600x900の方が1440x900と比べて解像度が横方向に高いため有利というだけではないにょ。
12.1インチ1600x900だと151ppiに達するにょ。
150ppiくらいが私がノートPCとして解像度のアドバンテージを生かしながら常用できる
限界ライン(特に文字サイズを大きくしたり表示DPIを弄ったりすることなくすべての
アプリが普通に使える限界ライン)と考えているけどこれでは高精細すぎるという人が
居るのも否めないにょ。
ここで16:10の液晶を搭載した場合は1400x900がWin8の推奨環境を満たせる最低ライン
なのに対して16:9の液晶ならば1600x900の下に1366x768を用意できるにょ。

Let'snoteにおいてはYシリーズにて標準のSXGA+(1400x1050)ではなくXGA液晶モデルを
法人向けとして用意した実績があるにょ。
また現行機種でもフルHDのB10も法人向けにWXGAモデルを用意しているにょ。
そうなると高解像度になったSX/NXにもWXGAモデルが法人向けに用意される可能性は極めて
高いといえそうなった場合に16:9の液晶を採用することで解像度のラインナップを複数
用意できるというアドバンテージがあるにょ。
1つの筐体で16:10の液晶も16:9の液晶も採用できるようにすることは可能だけどその場合は
筐体サイズが無駄に大型化してしまうためサイズ面や重量面で不利になり好ましくはない
からね。(サイズ、重量がシビアなモバイルノートではどっちのアスペクト比にするのか
という選択が非常に重要となる。)

「PCカードスロットが廃止」「防滴構造の廃止」「Blu-rayモデルが用意されない」という
ことに関しては不満を感じる人もいるかもしれないけどUSB3.0があればPCカードに頼る
場面が皆無(PCカードでないと動作しない資産がある人は別だけどそういうものが
Win7で動作するかどうかの方が問題)なのでいいとして、Blu-rayモデルはPanasonic
だけに頑張って欲しかったにょ。
これもLet'snoteの主要ユーザーが個人ではなく法人であり、Blu-rayを使用することは
ほとんど無いためだと思われるけど直販モデルでさえ無いというのはネックにょ。
個人で買い求める人であればBlu-rayモデルを欲している人がそれなりの数は居ると
思われるからね。(Let'snoteの液晶でBlu-rayの映画等を見ても仕方がないという人も
いるだろうけどHDMI出力によって外部モニタで鑑賞すれば問題ない)

最大のネックになるのは価格だと思われるにょ。
SXの予価は20〜22.5万円だからね。
これは一般的なUltrabookが2台買える金額にょ。(Ultrabookも国内メーカー製品は
10万円台半ばであるためそれと比べるとそんなに割高とはいえないけど)
5年前ならばこの金額は決して高くはなかったけどデフレが大幅に進んでいるPCにおいては
相対的に割高感が高くなっているにょ。
そのためか店頭販売用としてOSにHome Premiumを搭載のモデルも用意していてOffice無し
ならば予価16.5万円となっているにょ。
Let'snote Wシリーズが現役だったことは20万円台後半であったためそれと比べると
10万円程度値下がりしているからそれ以前からずっとLet'snoteを買い続けている人に
とってはコストパフォーマンスよりもLet'snoteの魅力を損ねないものであることの方が
重要性が高いと思われるにょ。
ティザー広告によって過度の期待を煽った割りには大したことはないという人もいるけど
Let'snoteの方向性がガラリと変わるものを出されても主要取引先となる法人関係に
そっぽを向かれたら困るため薄型化、高解像度化は一般ユーザーに訴求できる堅実な進化
といえると思うにょ。




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