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おちゃめくらぶ掲示板
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PS Vitaのローンチは成功したのか?
12月17日に発売されたPS Vitaだけど発売週(集計期間は2日のみ)の販売台数は32.1万台に
なったにょ。
http://www.famitsu.com/news/201112/20007379.html
これは3DSの発売週売上の37万台と比べると劣るもののPSPの16万台と比べると2倍近い
販売台数であり、この週の時点では十分に成功といってもいいものだったにょ。
とはいえ、同週の3DSの販売台数は36万台であり集計期間が7日間フルに使ったものである
ということで単純比較はできないものの発売週なのにも関わらず3DSに負けてしまったにょ。
これは発売当初の供給数不足で伸びなかったPSPとは異なり、50万台出荷のうちの32万台が
売れたわけだから商品的には十分な供給量があったのでこれが現時点でのVitaの限界と
言えるかもしれないにょ。
対する3DSはどうなのかというとクリスマスを挟んだ翌週(つまり、先週)の販売台数は
51万台に達しトータルでついに400万台を突破したにょ。
http://www.famitsu.com/news/201112/26007752.html
発売後44週での400万台突破というのはDSを100万台上回るペースにょ。
DSが400万台を突破したのは発売後54週目(満1年経ってから)だったからね。
これは私が8月18日に書いたように本体価格1万円値下げによって年内販売台数が100万台
プラスになるというのが実現したためだと思われるにょ。(定価25000円のままだったら
恐らく現時点でのトータル販売台数は300万台に止まっていると思われる)
400万台突破の理由は値下げだけではなくソフトの牽引効果も大きいにょ。
何せこのクリスマス商戦によって先月発売の「スーパーマリオ3Dランド」、今月発売の
「マリオカート7」が3DSソフトとしてトータルでミリオンセラーに達したからね。
本体が売れたからミリオンになったという逆の考えもあるけどゲームハードはソフトが
無ければただの電子ガジェットでしかないためソフトの牽引効果によるものと考えるのが
妥当だと思われるにょ。(実際、有力ソフトの発売週には本体の販売台数も伸びてるし)
それでは、PS Vitaはどうなのかというとメディアクリエイト調べのランキングを見てみると
こんな感じにょ。
http://www.m-create.com/ranking/
7位 みんなのGOLF6 61412本
8位 アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり 48224本
18位 真・三國無双 NEXT 29181本
19位 ロード オブ アポカリプス 28742本
22位 魔界戦記ディスガイア3 Return *****本
28位 リッジレーサー *****本
30位 真かまいたちの夜 11人目の訪問者?? *****本
43位 ドリームクラブ ZERO Portable *****本
44位 塊魂 ノ・ビ〜タ *****本
50位 忍道2 散華 *****本
これ以外のタイトルはランク外
これを見るとローンチタイトルが多いだけあって下位の方はかなり厳しい状況になって
いるにょ。
タイトル数が多ければ多いほど上下格差が大きくなるのはやむを得ないことだけど
上位の方の数字も大きいかと言われると微妙にょ。
ローンチタイトルの場合は単純に本数だけを見て判断を下すことは出来ず本体装着率
(本体に対するソフト販売割合)が重要になってくるにょ。
これを見るとトップのみんGOL6でさえ本体装着率は約19%となっているにょ。
これは飛び抜けたタイトルがないためトップが低めになっているといえるにょ。
しかし、ソフト全体でみないとローンチタイトルが成功したのか否かというのは判断が
できないにょ。
3DSの時は本体1台に対するソフト購入本数は0.95となっており、1.00を切っていることが
ネガティブな要因となったにょ。
このソフト全体の装着率は旧機種と互換性のない本体の場合は本体だけを買っても意味が
ないため装着率は高めになる傾向があり、互換性のある3DSの場合は低めになったという
ことがいえるにょ。(これは3DSのローンチタイトルに魅力がなかったとも言えるけど)
それでは、Vitaはどうなのかというと0.92になっているにょ。
これだけを見るとVitaはあれほどのラインナップを揃えているにも関わらず3DS以下と
なってしまっているのだけどそれはダウンロード販売が集計データに含まれてないという
のが原因と思われるにょ。
これがどれだけの数があるのかが公式発表がないため分からないけどそれなりに多いと
考えられるため実質装着率は1.00に達しているのではないかと私は予想するにょ。
ローンチに関しては一応は成功の部類に入ると思われるのだけど問題はこれからにょ。
翌週のクリスマス商戦では3DSに完敗しているわけだし、何より問題なのはこれからの
タイトル不足が懸念されるにょ。
3DSはローンチ37万台という成功の数字を出したにも関わらず震災の影響やローンチ後の
有力タイトル不足もありすぐに失速してしまったからね。
PS Vitaは今後の発売予定を見るとローンチに集中させるためか今後数ヶ月間はソフト不足
に陥りそうな感じにょ。
つまり、この年末商戦で3DSに勝つくらいのことができなければ厳しい状況にあったと
いえるにょ。
そして、さらなる不安材料となっているのが多くの報告がある不具合にょ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111222-00000001-jct-sci
「電源が切れない」「フリーズする」などの問題だけではなく「タッチパネルの異常動作」
「SIMを認識しない」「有機ELの表示ムラ」などが報告されているにょ。
初物には不具合は付きものであり、PSPの時にも「□ボタンが反応しない」「UMDドライブが
動作中に勝手に開く」(別名「フライングディスク」)などの不具合があったからね。
Vita購入者の多くはそれらを経験していると思われ「またか」と感じるだけかもしれない
けれどPSP以上の不具合という人もいるためとても楽観視はできないにょ。
PSPの時は当時の久多良木社長が「世界で一番美しいものを作った」と述べ「これがPSPの
仕様だ」と断言してしまったことがより大きな問題になってしまったけど今回のVitaの
場合はソフト面(ファームウェア)の問題に起因する部分が多いと見られているため
これは原因が把握できればこっそり改善されるのではないかと思われるにょ。
あと、Vitaの抱えている問題は故障しても修理ではなく有償交換扱いになってしまうと
いうこととバッテリ交換ができないということにょ。
バッテリに関してはPSPではバンドラバッテリのようにセキュリティ面の問題があるものが
出てきてしまったということを考慮してVitaでは交換不可にしてしまったのだろうけど
バッテリ交換を依頼する場合でも本体丸ごと交換になってしまうため高額になって
しまうにょ。
交換料金はWi-Fiモデルが12600円、2Gモデルが14700円であるため定価のほぼ半値にょ。
ボタンの破損などの軽微な故障でもこの金額がかかってしまうのは非常に辛いにょ。
一時期は失速と囁かれた3DSも値下げと有力ソフトによって上記のように一気にDSを上回る
販売台数となった(といっても、DSの販売台数がすごいのはソフトが充実しはじめた
2年目以降であり、1年目が約400万台に対して2年目は約800万台となっており、3DSはDSを
超えているというのはあくまで現時点での話にすぎない)けどPS Vitaはローンチこそ
成功したもののこれからソフト不足、不具合問題、価格面の問題と戦う必要があるにょ。
確かにPS Vitaは性能を考えれば安いとは言えなくはないけど携帯機で2.5〜3万円(それに
加えてメモカ代金)というのは割高感が非常に高いからね。
したがって、今後PSP並に普及させるつもりならば不具合の問題はすぐに解消するとして
有力ソフトの定期的なリリースと値下げは必要不可欠になるにょ。
しかし、現時点ですでに逆ざやと見られているためこれ以上の値下げは赤字幅を膨らませる
だけになるため容易にはできないにょ。
3DSも逆ざや覚悟で一気に1万円の値下げに踏み切ったけどそれは値下げ前は本体で
利益が出せる価格設定になっていたため可能になったからね。
それにソフトが売れているということが逆ざやによって発生する赤字の補填が可能に
なっているのだけどVitaは現時点ではそれが厳しい状況にあるにょ。
Vitaは3DS以上に普及に苦しみそうな感じにょ。
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