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おちゃめくらぶ掲示板

807御茶目菜子:2011/12/17(土) 15:48:28
PS Vita本日発売
PSPの後継機種となるPS Vitaが本日発売開始されたにょ。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20111217_499749.html
9月15日には「ソフト」「周辺機器」「3G」の3つの観点からPS Vitaについて書いたけど
やはりゲーム機として考えるならばソフトの存在が非常に大きいにょ。
どれだけ性能に優れたゲーム機であろうとゲームソフトが無ければただの電子ガジェット
でしかないからね。

そのソフトだけど本体と同時発売となるローンチタイトルは何と24本もあるにょ。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20111217_499609.html
本数ではなく中身が問題なのだけど従来と互換性のないハード(エミュ動作によって
ダウンロード販売されているPSPソフトを動作させることは可能だけど11月15日に書いた
ように限定的なものであるため「PSP互換がある」とは言い難い)ということで従来のDS
ソフトが100%使えている3DS以上にソフト不足になってしまうにょ。
そういう面からすると様々なジャンルを網羅しているというのはかなり好感が持てるにょ。

このソフトに関してはそこそこのローンチタイトルと「強力なウリとなるDSとの互換性」を
有している3DSでさえ発売してしばらくの間はソフト不足によって売り上げ不振となった
くらいだからね。
これは単純に3DS用のキラーソフトが発売されなかったというだけではなく様々な要因が
あるにょ。
本体価格が25000円というのに割高感を感じる人やDSソフトを遊ぶならDSで十分という人が
多かったというのもあるしコンシューマゲーム市場そのものの落ち込みもあるにょ。
しかし、ソフトが重要というのは要所要所で発売されているビッグタイトルに連動した
本体売上の急上昇を見ても明らかにょ。
したがって、スタートダッシュに失敗しないためにはローンチタイトルは非常に重要と
いえるにょ。

PS Vitaを買おうとしている人はほとんどの人がPSPを持っていると思うのだけどはやり
気になるのはスペック(ゲームの画質)ではなくてゲーム機として操作しやすいか否か
ということだと思うにょ。
PS VitaのPSPにはないアドバンテージとなるのは「タッチパネル」と「左右のアナログ
スティック」にょ。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20111217_499626.html
タッチパネルにおいてはDSや3DSのような感圧式ではなく静電容量方式となっているにょ。
感圧式は普通のスタイラスでのポインティング操作がやりやすい(タッチペンを使って
絵や字を書いたりするのに適している)という反面、指を使って操作するというものには
不向きとなっているにょ。
これは圧力を掛けないと反応しないし、基本的にマルチタッチに対応していないという
ことが要因になっているにょ。
したがって、PS Vitaは指で操作する場合は3DSよりも優れているのは明白にょ。

また、DSは発売当初は無理にタッチパネルを使用しようとするあまりにゲームの操作が
逆にやりにくくしているゲームも中には見られたにょ。
タッチパネルというのはユーザーインターフェイスの選択肢が1つ増えるのであれば好感を
持つ人は多いだろうけどそれでの操作を半強制させられるとなるとあまり好感を持てない
という人も多いのではないかと思われるにょ。
PS Vitaのソフトがどうなのかはまだ現状ではよく分からないけど上記リンク先の
「アンチャーテッド -地図なき冒険の始まり-」はボタン操作とタッチパネルでユーザーが
操作しやすい方法を選択できその場の状況に応じて使い分ける事も可能となっている
みたいなので純粋に選択肢が1つ増えたという状態になっているにょ。
確かにタッチパネル主体でないと実現できないゲームというものもあり、そういうものを
無理にボタンですべて賄えるようにするというのは逆の面で操作しにくさを産んでしまう
けれどそういうゲームでないならばボタンとタッチパネルはどちらであっても問題なく
使用できるというのがベストだと思われるにょ。

PS Vitaの操作面でのもう1つのアドバンテージとなる左右スティックだけどこれはPS2や
PS3からの移植を考えると必要になってくるにょ。
アナログスティックが1つだと操作面での変更が必要になるけど操作性の変更によって
ゲームのプレイしやすさは大きく変わってしまうためこの左右スティックの導入は歓迎
する人は多いのではないかと思われるにょ。
PSPで1番人気となっているモンハンシリーズも左右スティックをフルに使うゲームである
ためにPSP版ではいわゆる「モンハン持ち」と呼ばれる特殊な持ち方でのプレイを迫られる
ことになっていたにょ。(まぁ普通にプレイするだけならばモンハン持ちは必要ないけど
十字ボタンとスティックの素早い操作を要求すると標準的な持ち方では不利になって
しまう)
12月10日に発売されてすでに販売本数50万本を突破した3DS用の「モンスターハンター3G」
だけど3DSもPSPと同様にアナログスティック1つに十字ボタンという操作であるため
モンハンに適しているとは言えない状況だったにょ。
それを脱するために任天堂はモンハン用に右スティックを搭載したアタッチメントを
用意したにょ。

PS Vitaはアナログスティックが2つ付いているというのがアドバンテージになっている
とはいえ、アドバンテージはそこだけに止まらずちゃんとした「スティック」になって
いるということにょ。
PSPにしろ3DSにしろアナログ「スティック」ではなくスライド式操作だったからね。
これは厚みを抑えるためには仕方がないこととはえ操作面では慣れを要求されてしまい
決して使い勝手のよいものではなかったにょ。
PS Vitaはその面から言ってもかなり好印象にょ。

ただ、PS Vitaの3G機能に関しては用意されている2つの料金プランがかなり微妙である
ために9月15日に書いたようにせっかくの3G機能を生かせないという結論を下したにょ。
確かに月々のコストを1000円以下に抑えるためにはあれくらいの制限が必要というのは
分からなくもないけど上限128Kbpsの帯域制限だけではなく利用時間制限もあるというのが
かなりネックであるためそれを生かしたゲームの普及を見込むことはできないにょ。
3GはWi-Fiと違ってエリアが非常に広くほとんどの人の生活圏をカバーしているにょ。
そのためどこに居ても通信プレイ(これは通信対戦ではなく3DSの「いつのまにか通信」の
ようなものまで含む)が可能になるというメリットがあるにょ。
そのため「3GをOFFにしなければならない」という使用方法はせっかくの3G搭載のメリットを
台無しにしてしまっているにょ。

もっとも常時3G機能を使うためにはVita専用のプランではなくドコモの標準的なプランを
使用すれば良いというだけのことなんだけどそのためにはパケット使用料が月々5985円も
かかってしまうというのがネックにょ。
生活にほぼ必要となるスマホやケータイでその料金を支払うならまだしもただの娯楽であり
その上さらに付加サービスでしかない3Gにそこまで払える人はそれほど多くはないと
思われるにょ。
そこに突如登場したのが上限128Kbpsながら月額1580円の定額データプランにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20111214_498588.html

この「定額データプラン128K バリュー」は下り最大128Kbps、上り最大64Kbpsという帯域
制限が行われているけど月額3160円となっているにょ。
そして、2年契約時には半額の1580円になるというものにょ。
確かにこの通信速度では快適にWebブラウジングは望めないものの速度はあまり重視しない
けれどコストは重視するという人には向いているプランにょ。
そして、PS Vitaとは非常に相性の良いプランといえるにょ。
常時3GをONで持ち歩いている場合に1ヶ月でどれだけの通信時間になるのか全く分からない
という状況下であるためいざユーザーが自らの手で通信を使用したいという時には利用
時間に制限があればその残量が無くなっているという可能性もあるけれど利用時間に関係
ない定額制ならばその心配もないからね。
したがって、Vitaの3G対応版を購入する人はぜひとも加入しておきたいプランにょ。
ただし、ネックとなるのがこのサービスの開始が来年3月1日かということにょ。
それまでは利用時間に制限があるSCEの推奨プランに加入するか利用時間に制限はないものの
高価であるドコモの標準プランに加入するのかという二択になるにょ。

ということで、前回9月15日に書いてから今日までに状況が変わったことやさらに詳しく
分かったことを書いてみたけどPS Vitaは「ゲーム機として非常に優れている」ということが
言えると思うにょ。
ただ、ゲーム目的ではなく高解像度の有機EL画面を生かした動画鑑賞目的などで購入する
場合にはメモリーカードがVita専用のものになっているためPSP発売当初のような割安感
というものは感じられないにょ。
PSPは税別定価19800円という極めて安い金額(これと同じものを国内家電メーカーが
動画再生端末として販売した場合には定価は4万円近くになっていたと私は予想している)
だったのに加えて(SDカードよりは割高だけど)汎用性のあるメモリースティックDuoを
採用しているということが魅力になったにょ。

しかし、Vitaの場合は本体価格がPSP発売当初よりも5000円高価というだけではなく
メモリーカードも専用であり使い回しも出来ないためそのメモリーカードの代金分だけ
単純加算する必要があるにょ。
本体は3G無しでも定価24800円、32GBのVita専用メモリーカードが定価9500円(もっと
容量の小さいものならば安くなるけど動画目的ならば最大容量となる32GBのものを買って
おきたい)ということで合計定価34300円になるにょ。
これでも確かに性能を考えると割安感はあるものの今となっては他に選択肢がたくさん
あるからね。
例えばiPod touchならば32GBモデルでも定価24800円であり、Vitaより約1万円安いにょ。
画面こそVitaよりも小さいものの画面解像度はVitaの960x544を若干上回る960x640となって
いるにょ。

iPod touchだけではなく今では安価なタブレット端末なども存在するため動画目的でVitaを
買うというのは得策とはいえず、やはりゲームが主目的でないとおすすめできない状況に
あるにょ。
そういう意味ではゲーム機として優れているVitaはかなり期待が持てそうにょ。
それでも、先月の「スーパーマリオ3Dランド」、今月の「マリオカート7」「モンハン3G」
と立て続けにビッグタイトルを発売している3DSに対抗するにはかなり厳しそうにょ。
3DSは8月に値下げされて以降はそれまで週に2〜3万台程度だった週間販売台数が5〜8万台
まで増加してこのビッグタイトルによってさらに売上を伸ばしているからね。
それを加味するとスタートダッシュを含めた年末商戦において「3DSに販売台数で勝つ」
ということは容易なことではないにょ。
ただし、それが出来ないようであればスタートダッシュの勢いが無くなってからは3DSに
完全に突き放されてしまうにょ。
ローンチタイトルがいくら優れていてもそれだけで長期間引っ張るのは無理があるから
継続的にビッグタイトル、キラータイトルの投入がないと3DSに対して苦戦するのは必至
といえそうにょ。
しかし、3DSにはないユーザーインターフェイスを生かしたゲームや3Gを生かしたゲームが
登場すれば販売数量の面で負けていても面白くなるにょ。
ローンチだけではなくPS Vitaの今後に期待したいにょ。




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