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おちゃめくらぶ掲示板
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Ultrabookの制限
多くのメーカーから発表されているUltrabookだけどようやく販売が開始したところにょ。
普及を狙っている割りに高価であるというのが現時点のUltrabookの弱点となっているわけ
だけどさすがのIntelもこの最初の世代(SandyBridge世代)から成功させようとは思って
ないにょ。
実際はIvyBrigeで熟成、Haswellで完成といった感じにょ。
要するにホップステップジャンプの3カ年計画のうちの最初の世代にすぎないわけであって
まだ現状のUltrabookは顔見せにすぎないにょ。
CPUの性能向上もだけどGPUの性能向上や消費電力軽減によってIntelが考える最高の
Ultrabookにどんどん近づいているというわけにょ。
さて、Ultrabookという名前やフォームファクタを定着させるためには各メーカーの自由に
させておくというわけにはいかないにょ。
CULVノートは特に制約はなく各メーカーがほぼ自由に設計できたけどその代償として
一般ユーザーへの知名度も希薄なものになってしまったにょ。
そういう点はネットブックは一般ユーザーへの定着があったもののその縛りはかなり
大きなものになっていたにょ。
ネットブックはCPUであるAtomを安価に提供するためにIntel側の縛りがあり、OSである
Windowsを安価に提供(XPではHome Editionを特別価格で提供し、7では一般販売をして
いない機能削減版となるStarterを安価にて提供)するためにMS側の縛りがあるからね。
それらは正式発表こそされてないけどIntel側の縛りとしては720p以下の液晶、MS側の
縛りとしては10.2インチ以下の液晶、1GB以下のメモリ、250GB以下のHDDもしくは32GB
以下のSSDがそれに相当するにょ。(ただし、これは昨年時点の情報なので現時点では
変わっているかもしれない)
制限があるということは確かにユーザーにとっては良いことではないかもしれないけど
それはメーカーにとってはその製品自体を差別化するためには十分に意義のあるものと
いえるにょ。
ネットブックの制限は特に厳しいものとなっているけどこの代償として価格が抑えられる
というメリットがあるにょ。
ただし、これによって数千円コストが抑えられていても上位クラスの製品(ULVのCPUを
搭載した製品)と比べて性能差は歴然だし、ネットブックの性能が十分かと言われたら
少なくともそうではない(CPUはデュアルコア搭載モデルならばそれなりにWin7は動作
するもののGPUに動画再生支援機能がCPUの貧弱さを露呈してしまう場面も多いし、何より
安価にするため液晶の解像度がWSVGAの製品ばかりとなっていることがなおさらそのように
感じさせている)という問題があるからね。
その絶対的安さとXPで使用するならば十分な性能(HD動画を見ない場合)で登場した
時点においてはバランスに優れていたけど今となっては多少安いだけで失うものも多い
ため今ひとつといえるにょ。
そう考えるとUltrabookの制限も今後のUltrabookの普及に大きな影響を与えていくことに
なるにょ。
ところが、Ultrabookの縛りは現状では「厚さが21mm未満」ということくらいにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/20111202_494837.html
Intelとしては17mm〜18mmくらいにしたかったのかもしれないけど21mmならばそれほど
技術に優れたPCベンダーでなくても作ることは容易に作ることは出来るにょ。
しかし、SandyBridgeが電力効率の高いCPUといってもやはり熱設計をきちんと行うならば
決して簡単ではないにょ。
ここで有用なのが上記リンク先に書いているホップステップジャンプの残り2回にょ。
Ultrabookはまだ変身を2回残しているにょ。
現状では厳しくても2年後に登場するHaswellならば熱設計も容易になり、さらに頭を
悩ませているバッテリ駆動時間に関しても大きく伸びる可能性があるにょ。
そして、来年登場するであろう次世代Windows(Win8)にHaswellは完全対応の見込みと
なっているにょ。
では、2年後のUltrabookを買うのが一番お得か・・・というとそれもまた微妙にょ。
それは「PCは欲しいときが買い時」だからにょ。
私の経験からも普通に使っていれば2年も使っていればバッテリ駆動時間は半減して
モバイルで使用するのが厳しくなってくるからその時にHaswell搭載のUltrabookを
買うという選択をとる人もいるかもしれないにょ。
一般的なモバイルノートであれば新品のバッテリに交換をすることで駆動時間を購入時
と同じレベルに回復することが可能になっているにょ。
私が使っているLet'snote R5も新品バッテリでは実駆動7時間くらいあったのだけど
バッテリを交換してから2年半経った今となっては実駆動3時間程度しかないからね。
どれだけの駆動時間が必要かは人それぞれだけどバッテリ駆動時間に不満が出てきたら
またバッテリを買えばいいだけの話だからね。(新品バッテリを予備として併用するのも
十分にあり)
そういうことができるのもPCが寿命の長い製品になってきているからにょ。
これがケータイやスマホならば2年縛りが終わったら新機種に変えるという人は多いと
思われるにょ。
私は未だに5年前に買ったガラケー(905SH)を使っているけどバッテリ交換すれば普通に
電話としては使えるし、メール程度ならば全く問題はないにょ。(ただ、私はケータイの
文字入力は苦手なのでケータイではあまりメールをしない派だけど)
あとは、時々ワンセグ放送を観ている程度にょ。
しかし、スマホの場合はサービスやアプリが重要となってくるにょ。
iPhoneの場合はiOSは今のところ2世代前の機種(2年前の機種)まではサポート対象と
なっており、基本的にサービスやアプリは2年前の機種でも特に不都合はないにょ。
確かにゲームとかをした場合には性能の差による表現力の差が出る場合があるけどこれも
プレステ2とプレステ3の差ほど顕著ではないにょ。
AndroidではiOSと比べて遙かにサポート期間が短いにょ。
端末メーカーがアップデートに対応しない限りはプリインストールされたOSは基本的に
アップデートできないからね。
そして、そのOSも現状ではほぼ半年に1回モデルチェンジしているにょ。
何せ2年前といえばようやくAndroid2.0が登場したばかりとなっており、2009年12月現在
だと市場の多くの機種はAndroid1.6だったにょ。
Android1.6の現状を見れば現状のAndroid2.3が2年後にどうなっているのか想像できると
思われるにょ。
WinXPは2001年11月に発売され先日登場から満10年を迎えたにょ。
サポート延長によってサポート期間はHome EditionもProと同じ2014年4月までとなっており
サポート期間は実に13年半となるにょ。
これはあくまで特例であり、Vista以降は基本的に次世代のOSが登場してから2年間と
なっているにょ。(ビジネス向けとなるProに関してはさらに5年間の延長サポートがある)
そうすると3年おきに新しいOSが登場するとしても少なくとも5年間はサポート期間は保証
されていることになるにょ。(そのメインストリームサポート期間の間にサービス
パックが提供されたらそこから2年間有効となる)
それを考えれば同じPCを5年間くらい使うというのは珍しいことではなくごく普通のことでは
ないかと思われるにょ。
とはいえ、PCの買い換え要因はMSからの公式パッチが提供されなくなったからということを
理由にする人よりも使いたいソフトや周辺機器やネット上のサービス等が今のPCでは使う
ことができなくなった(もしくはかなり使うのが辛い)と感じる頃に買い換えとなるの
ではないかと思われるにょ。
確かにMSのサポートが終了すればXPも対応ソフトがどんどん減っていくことが予想されるし
これはVista以降のOSにもいえるにょ。(とはいえ、Vista以降はOSのカーネルの違いの
影響も少ないためXPを対象外にするかしないかというほどの大きな差はないためそこまで
顕著な足きりは行われないと私は考えているけど)
PCのスペック面からいうとやはり現時点ではVista世代以降でHD動画再生支援を内蔵した
GPU(IntelではGS45/GM45)あたりでデュアルコアCPUを搭載した機種(2009年以降)なら
不満なく使える最低ラインではないかと思われるにょ。(といっても、GMA X4500の
動画再生支援機能は過度の期待は厳禁だけど)
動画再生に特に拘らなければデュアルコアCPUを搭載したCoreDuo以降(2006年以降)
ならば普通にWin7を使用するのに特に不満なく使えるにょ。
WinXPはPen4/PenM以降(2003年以降)ならば特に不満なく使えるにょ。
もちろん、アプリによってはその基準は大きく変わるためあくまでOSの動作ラインでしか
ないけどね。
とはいえ、これは多くの人に人にとって2年ではなく5年くらいは問題なくPCを使える
ということを意味するにょ。
Ultrabookにはその薄さの代償として多くの機種はバッテリがユーザーの手によって
交換できない仕組みになっているにょ。
これはメーカー側からするとバッテリが劣化した2年くらいで買い換える人が増加する
ことによってPCの需要増加に期待しているのかもしれないけどユーザー側からすると
決して望ましいものではないにょ。
PCがコモディティ化して久しいけどPCはあくまで家庭へは普及したけど個人への普及は
決して高いものではないにょ。
個人への普及への期待が大きいUltrabookだけどPCが「(多くの人にとって)十分な性能」
だったり「長いサポート」を続けるのであればスマホのように(言葉は悪いけど)
「使い捨て」的な買い換えは難しいのではないかと思われるにょ。
かといって、PCは長期間安心して使えるから高い価値がある(多少高くても長い目で
見ればコスト的に元が取れる)というのであり、スマホやタブレット端末のように
使い捨て感覚であれば価格面で勝負しなければいけないのでさらなるジリ貧を招くだけ
ではないかと私は考えるにょ。
例えばバッテリを交換できないことが買い換えを促進させるのであればその交換できない
ことが安価に繋がらない限りは普及を阻害しかねないと思われるにょ。
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