レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
おちゃめくらぶ掲示板
-
ダウンロード販売を重視すればするほど制約が厳しくなる!?
コンシューマゲームの売上は右肩下がりになっているのだけどそれを食い止める1つの
方法がダウンロード販売だと思われるにょ。
ダウンロード販売を重視するのは2月2日、および昨年8月22日に書いたようにゲーム販売店を
潰しかねないという問題はあるものの時代の流れに逆らって頑なにパッケージ販売のみを
続けても苦しむだけだからやむを得ないにょ。
ダウンロード販売で重要となるのはDRMにょ。
電子書籍もなかなか普及しないのは端末だけの問題ではなくこのDRMによって閲覧できる
端末が限られてくるためにょ。
元々読むだけなら何の機器も要らない紙の書籍とは異なり、コンシューマゲームの方は
プレイするためには専用の機器が必要になってくるにょ。
パッケージ販売のゲームであってもPSPのゲームをプレイするにはPSPが必要であり3DSでは
プレイできないのは当たり前のことだからね。(Kindle形式の電子書籍を読むのにKindleが
必要というのはこれと同じレベルのことであり、アプリの形式とDRMの有無は切り離して
考える必要がある)
では、ダウンロード販売のゲームは電子書籍とは異なりユーザー視点の問題点が無いのか
というとそうではなくやはりDRMによって管理されている以上は利便性の面で問題が
出てくる場合があるにょ。
ここで問題となるのは本体発売メーカーごとに考え方が異なるということにょ。
任天堂・・・ダウンロードコンテンツは本体に紐付け
SCE ・・・・ダウンロードコンテンツはアカウントに紐付け
任天堂はこのように本体に紐付けされているために複数の本体で同時に使用するためには
その本体の台数分だけコンテンツ(アプリなど)を購入する必要があるにょ。
本体を買い換える場合には(対応アプリに限れば)引っ越しが可能であるため1人が
使っているのが1台であるという前提条件で考えると間違った考えではないもののかなり
厳しい管理状態にあるといえるにょ。
これは本体が故障の場合は厄介で本体に紐付けされているためSDカード保存している
コンテンツは新しく買い換えた本体では使うことはできないにょ。(故障の際は買い換え
ではなく任天堂に修理を出せば基盤変更であってもその本体に対応させてもらえるため
問題はない)
その点、SCEの場合はアカウントに紐付けされているためそれはかなりお手軽にょ。
何せ5台まで認証可能だからね。(PS3が5台+PSPが5台まで認証可能)
本体が故障して買い換えるという場合もダウンロードコンテンツを使用するためにわざわざ
メーカー送りで対処しないといけない任天堂と違って普通にゲーム販売店で新品でも
中古でもいいので本体を買ってくれば5台目までなら何の問題も使用できるにょ。
また、兄弟でアカウントをシェアしておけば1つのアカウントで5人兄弟(5人家族)で
あっても1つのソフトを購入して使用することが可能になるにょ。
これは任天堂の場合だとダウンロードコンテンツは1台につき1つ購入する必要があるため
かなり不利になるにょ。
しかし、その認証可能台数が11月18日よりゲームコンテンツに関してのみ5台から2台へと
減らされてしまうにょ。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20111104_488706.html
11月18日までにダウンロード購入したゲームに関しては5台までOKなのですでに2台の
PSPで認証していても残り3台までのPSPで認証させることが可能になるので11月18日以降に
購入する分のみが問題となるにょ。
これは兄弟(家族)でシェアしている人にとってはかなり大きな問題となるにょ。
パッケージ販売の場合は1つのゲームを兄弟間、家族間で貸し借りしてプレイすることは
何ら問題は無かったけどダウンロード販売では基本的にはそれができず、アカウントに
紐付けされているSCEの場合は5台まで認証可能ということでそれがカバーできていた
状態になっていたにょ。
とはいえ、パッケージ販売の場合は1つのソフトを5人で共有しても同時にプレイ可能
なのは1人だけであり、複数人同時にプレイするためにはその人数分だけソフトを購入
する必要があるにょ。
その点、アカウントに紐付けされ5台まで認証可能な従来の方式だと1つのソフトを購入
して5人同時にプレイが可能になってしまうにょ。
この度、認証可能台数が5台から2台へと減らされてしまったのだけどそうなると家族で
使用するためにはさらに別アカウントを作る必要性も出てくるにょ。
しかし、アカウントに紐付けされているためアカウント数を増やせば同一アカウント内で
自由に使い回しができるという利便性が失われてしまうにょ。
4人家族で1つのアカウントで使用するのと2つアカウントで使用するのとでは全く別物に
なるといえるにょ。
最初から1台につき1つソフトが必要という考えで買っていればいいけどソフトは家族間で
貸し借りするものと考えている人ならばこれは大きなマイナスになるといえるにょ。
もっともアカウントを新規に作る必要はなく1つのアカウントで2台までしか認証できない
というだけであって解除を用いれば問題ないにょ。
従来はPSP本体で解除設定をしなくてはならず本体が故障してしまった場合には認証可能枠が
1つ失われてしまっていたけれど今回の改変とともにPCからPSNの管理画面で認証の一括
解除が行えるようになったために認証可能枠を無駄にすることもなくなったにょ。(また
認証しなければいけないのは面倒だけど)
解除をうまく繰り返せば利便性はそこまで低下しないとはいうものの解除を頻繁に行うと
今度は認証が出来なくなるという問題があるので厄介にょ。
http://jp-playstation.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/11997
来月17日に発売されるPS VitaはPSPと同一の認証枠となっているにょ。
そうなるとPSPと併用するならば家族共用でなく1人だけの使用ですでに2台の認証可能枠が
埋まってしまうにょ。
現在のPSPにおいて型番ごとに買い換えているようなPSP-1000、PSP-2000、PSP-3000、
PSP goの4台持ちという人も珍しくはないのだけど実際にダウンロードコンテンツ用として
運用しているのはPSP goとPSP-3000(もしくは2000)の2台という人が多いのではないかと
思われるにょ。
そうなるとPS Vitaを購入した場合にはどちらか1台を諦める必要があるにょ。
小型のPSP go、UMDソフトが使えるPSP-3000のどちらか一方を選ぶというのは難しいにょ。
そうなると認証可能枠は2台ではなく3台は必要といえそうにょ。
UMDソフトを変換してくれるサービスを行えばPSP-3000は不要になるかもしれないけど
そんなサービスの導入はありえないし、エミュレーション動作のため100%の互換性を維持
するのは難しいためVitaがPSPの代わりになるかどうかは現時点では分からないという
不安もあるにょ。
本来であればPS Vitaの登場によって増えてもおかしくない認証可能枠(というかPSPと
Vitaは分けてカウントするだけでいい)だけど実際は上記のように減ってしまったにょ。
これはヘビーユーザーならば個人で使っても全く足らないし、ライトユーザーでも家族で
共用するならば足らないにょ。(PSPを発売後6年間に1台しか購入していないような個人
使用のみのユーザーであればVitaが発売以降で2台であっても何ら問題はないけど)
このようにしたのはSCEがダウンロード販売に力を入れているからだと思うにょ。
認証可能枠を減らせばトータルの販売数が増える可能性があるからね。
これは5台まで認証可能であった従来(現在)のものだと第三者とアカウントをシェアして
いるという人も居るためそういう人が購入するということを前提に考えているにょ。
そういう人が購入に至る可能性は低いと私は考えているため現実問題からすると「認証枠を
減らしてトータルの販売本数は増える可能性はあるけどその可能性は少ない」と思うにょ。
むしろ、認証可能枠の減少による利便性の低下を嫌ってダウンロード購入を躊躇うという
人もいるから増加分と相殺されるとも考えられるにょ。
このように考えるとプラスになるとは言い難いのだけどそこまで減らす要因になったのは
サードパーティ離れを懸念したのではないかと思われるにょ。
9月15日にも書いたようにVitaではすべてのソフトにダウンロード版が用意されているにょ。
現行のPSP用コンテンツではダウンロード版はSCE製のもの以外は発売日から遅れて提供
されたりダウンロード版が用意されてないこともあるにょ。
ダウンロード版がパッケージ版と同時発売されることでパッケージ版の売上(販売店から
メーカーへの発注)が落ちることが懸念されるからにょ。(国内においてはゲームソフトは
返品制度が導入されていないため発注があった時点でいくら販売店で大量に在庫を抱えても
メーカーにとっては売上になるためこれは非常に重要となる)
しかし、Vitaでは原則としてダウンロード版がパッケージ版と同時発売(もしくは
ダウンロード版の方が先行発売)となるためダウンロード版に難色を示しているメーカーが
あればそれに対して緩和する必要があるにょ。(サードパーティの協力が不可欠となる)
上記のようにダウンロード版がパッケージ版と同時発売によってパッケージ版の売上が
減ったとしてもダウンロード版でカバーすればいいだけの話だけど5台まで認証可能な
ダウンロード版はパッケージ版の売上減少をカバーできないと考えているメーカーも
中にはあるだろうからね。
これが弱小メーカーならばSCEも気にしないだろうけどキラーソフトを販売しているような
メーカーだとそのメーカーの考えを受け入れざるを得なくなってしまうにょ。
その妥協ラインが「2台」だったのかもしれないにょ。
つまり、この認証可能枠の減少はVitaでダウンロード販売を重視するために招いてしまった
結果といえそうにょ。
任天堂は本体との紐付けということでさらに厳しい制約があるけどあくまでダウンロード
販売はパッケージ販売とは別物として捉えているからこそ実現可能なビジネスモデルだと
思うにょ。
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板