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おちゃめくらぶ掲示板
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ZENBOOKはMBAを越えたのか!?
ASUSがUltrabook「ZENBOOK」を発表したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20111026_486307.html
すでに国内ではエイサー、東芝、レノボがUltrabookを発表しているためASUSは4社目に
なるにょ。
そうなるとやはり何らかの特徴が欲しいところだけどZENBOOKの特徴は価格の安さと
11.6インチモデルを用意していることにょ。
価格だけど9月28日にも書いたようにUltrabookはスタンダードノートPCと比べて薄型、
軽量、長時間駆動などのアドバンテージ(=プレミアム性)を持つけどその代わりやや
高めの価格となっているにょ。
ただし、IntelはUltrabookを単なるプレミアムノートとして高級志向、スペック志向の
人向けに販売するのではなくPCの主流として考えているにょ。
そうなるとUltrabookはある程度のプレミアム性を保ちつつそれなりに安価に抑えると
いうことが必要になってくるにょ。
では、ZENBOOKが本当に安いのか、もしくは(ネットブックのように)安いだけの製品に
なってないかということは実際に現時点で分かるスペックから判断してみるにょ。
UX31E UX21E
CPU Core i7 2677M(1.8GHz) Core i7 2677M(1.8GHz)
液晶 13.3インチ 1600x900 11.6インチ 1366x768
メモリ 4GB 4GB
ドライブ SSD 256GB/128GB SSD 128GB/64GB
サイズ 325x223x17mm 299x196x17mm
重量 1.3kg 1.1kg
公称駆動時間 8.1時間 5.5時間
予価 129800円(SSD256GB) 99800円(SSD128GB)
109800円(SSD128GB) 84800円(SSD64GB)
確かにこの価格はすでに発表済みのUltrabookと比べると安価にょ。
スペックに関しては世界最小、最軽量を誇る東芝のUltrabook「dynabook R631」と比べると
薄さや軽さで負けているもののそれほど問題はないにょ。
そして、私が最もUltrabookで気にしていた液晶の画面解像度に関しては13.3インチの
UX31EではWXGA++(1600x900)のものが採用されているにょ。
個人的には解像度が高ければ高いほど使い勝手は良いと感じているにょ。
しかし、現状では極端に高精細になると使う側の工夫が必要になってくるにょ。
それでも10月4日に書いたように液晶サイズが大きくても小さくてもWXGAというのは
あまり納得できるものではないにょ。
これがただの安物ノートであれば現在最も安価に調達できるパーツを採用するという
ことに価値があるけど液晶の解像度が多少上がってもトータルのコストに占める割合は
わずかにょ。(それが量産されておらずその機種専用に設計の場合なら大きく変わる)
そして、スタンダードノートPCより薄型、軽量というプレミアム性によって高価な価格
付けが成されているUltrabookにおいて、多少のコストアップによって高解像度化(つまり
使い勝手の向上)が可能ならばそれを選択すべきと考えているにょ。
個人的には現在の96ppiくらいのボーダー(17インチ以上になるとWXGAでは96ppiを下回る
ためにWXGAを越える製品しか存在しない)を120〜130ppiをくらいにを最低でも引き上げて
欲しいところにょ。(ドットピッチでいえば0.2mm前後)
11.6インチWXGAだと135ppiになりそれなりに高精細にょ。
13.3インチWXGA++だと138ppiになり11.6インチWXGAとほぼ同程度の高精細といえるにょ。
したがって、11.6インチでWXGAが普通といえるならば、13.3インチではWXGA++が普通と
いえるわけにょ。
11.6インチでWXGAだと高精細すぎるという人が大半であるならば13.3インチでWXGAにする
というのは分かるけど現実的にはそんな人はあまり居ないのではないかと思われるにょ。
では、価格の話に戻すとZENBOOKが価格面で現在発表されている他のUltrabookよりは
割安とはいえそれらはすでに何度も書いているように「高すぎる」というだけであり
それよりも安いからスペックの割りに安価であるという結論を下すことはできないにょ。
さらなる別の尺度が必要だけどそれに有用なのがMacBook Airにょ。
MBAは7月21日に書いたようにMac版のUltrabookと言っても過言ではないにょ。(というか
Ultrabookの構想自体がMBAを元にしたような感じだからむしろUltrabookが「Windows版
MBA」と言う方が正しい気もしないでもない)
実際OS Xが搭載されている他はUltrabookの要件を満たしているからね。
MBAをUltrabookとして見なすならば現在先行して発売しており、しかもそれなりの数量の
販売をしているからね。
現在発表されているUltrabookはまだどれも発売されてはいないもののMBAの発売当初の
価格を上回る予価が付けられておりコスト面で有利となる後発のメリットが全く
生かされてない状態にょ。
それならばZENBOOKとMBAとのスペックと価格を比較してZENBOOKが安価かどうかを検証
してみることにするにょ。
MBA 13インチモデル MBA 11インチモデル
CPU Core i5 1.7GHz Core i5 1.6GHz
液晶 13.3インチ 1440x900 11.6インチ 1366x768
メモリ 4GB 4GB/2GB
ドライブ SSD 256GB/128GB SSD 128GB/64GB
サイズ 325x227x17mm 300x192x17mm
重量 1.35kg 1.08kg
公称駆動時間 7時間 5時間
APPLEストア価格 138800円(SSD256GB) 102800円(メモリ4GB/SSD128GB)
110800円(SSD128GB) 84800円(メモリ2GB/SSD64GB)
MBAには13インチ、11インチともに上下2種類のモデルがラインナップされており、それは
メモリとSSDの容量の違いだけにょ。
まずは13インチモデルで比較するとCPU、液晶の解像度でZENBOOKの勝利となっているにょ。
サイズ、重量も微妙にZENBOOKが優勢、駆動時間はZENBOOKが勝利に見えるけどこれは
算出方法が異なるため単純比較ができずノーカウントとするにょ。(数字的にはZENBOOKの
方が勝利だけど)
MBAにはThunderboltがあるけどZENBOOKにはUSB3.0があるため互角とするにょ。
そして、ここまでほとんど勝ち続きで価格はどうなのかというとSSD256GBモデルで9000円、
128GBモデルで1000円安価になっておりほぼMBAに完勝といっていいにょ。
11インチモデルで比較するとCPUで勝利、SSD64GBモデルはメモリで勝利にょ。
サイズ、重量は微妙に負けているにょ。
そして、価格は128GBモデルで3000円安く、64GBモデルは同価格となっているにょ。
MBAはMacだから比較対象とは相応しくないという人もいるかもしれないけど13インチと
11インチという構成やSSD容量によって各2モデル用意しているというのは完全にMBAを
意識していると思われるにょ。
実際、ASUSもZENBOOKの発表会に置いて他社製品との比較として持ち出したスペックは
どう見てもMBAであり、MBAを意識したスペックであることは一目瞭然にょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20111027_486595.html
そして、この価格付けもMBAを意識した戦略的なものといえるにょ。
この辺は、Ultrabookをすでに発表済みの3社は「プレミアム性があるから高価でいいだろ」
と言わんばかりの価格設定にしているのと大きな違いにょ。
Ultrabookが売れるためにはコストパフォーマンスでMBA以上にする必要があるため
私はASUSの考えを支持するにょ。
Ultrabookが安価になっていけば光学ドライブの必要性が薄くなっている今となっては
Ultrabookを選択するユーザーがどんどん増えていくと思われるにょ。
13.3インチであれば、WXGAを越えるWXGA+(1440x900)やWXGA++(1600x900)という
選択肢もでき据え置きで使ってもそれほど不満がないレベルだし、キーボードも特殊配列に
しなくても19mmピッチのものが搭載可能であり(キーボードだけで横幅が30〜31cmくらいに
なるため筐体の横幅は32cm程度になるので13.3インチワイドだとぴったりになる)、
CPU、GPUのスペック面も普通に使っている上では不満になることはないからね。
これは来年のivyBridge、再来年のHaswellでさらに高性能化、省電力化(=長時間駆動)が
可能になるためさらに不満は減っていくにょ。
ただ、常時モバイルするならばさらに軽くてフットプリントも小さいものの方が有利にょ。
そのために用意されているのが11インチクラスの製品にょ。
A4サイズの用紙(297x210mm)が入るバッグであれば何ら問題はないため一般的なビジネス
バッグで持ち運ぶことは薄型化でかなり容易になるにょ。
現時点ではUltrabookではZENBOOKのUX21Eくらいしか発表されてないけど需要が高まれば
他社からも登場すると思われるにょ。(既存ノートPCの置き換えを考えるならば11インチ
クラスは厳しそうだけど)
とはいうものの11インチクラスの製品であっても横幅30cm弱あるため個人的には大きく
感じるにょ。
現在使っているのが横幅229mmのLet'snote R5ということもあり7cm程度大きくなるわけ
だからね。
常時モバイルするならば個人的には限界はB5用紙サイズ(257x182mm)に止めたいにょ。
ただし、現行製品の中で非AtomであればLet'snote J10しか存在しないにょ。
Ultrabookは薄さを重視しておりフットプリントに規定はないため私が望んでいるような
フットプリントの小さなタイプは今後も登場する見込みは薄い(面積を大きくした方が
熱設計でも有利になる)けどTDPが下がるであろう将来に期待したいにょ。
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