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おちゃめくらぶ掲示板
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WXGAが主流の時代はいつまで続く・・・?
ケータイにおいて長かったモノクロ2行表示の時代からi-modeなどのサービスが始まると
どんどん液晶の画面解像度は高くなり、カラー化が成されたにょ。
ソフトバンク(旧vodafone、J-PHONE)において2002年のJ-T08でケータイとしては初めて
QVGA液晶が搭載され、2006年のV904SHでケータイとしては初めてVGA液晶が搭載されたにょ。
そして、ワイド化の波に乗ってWVGA(FWVGA)の機種が登場し現在に至っているにょ。
その流れはスマホにおいても引き継がれVGA(FWVGA)が主流だったスマホも昨年に
960x640のiPhone4が登場(ケータイにおいてはすでにハーフXGAと呼ばれる1024x480の
機種があったけどiPhone4はピクセル数でそれを越えた)して以降はAndroid OS搭載の
スマホは960x540のQHD液晶を搭載の機種が登場し始めたにょ。
そして、この秋冬モデルからは1280x720のHD液晶を搭載機種まで登場したにょ。
スマホの解像度アップはどこまで続くのかということが注目されるけどさすがにこの
HD液晶が1つの終点になるのではないかと思われるにょ。
それはそれより解像度を高めても利用するコンテンツがないことと人間の目は300dpi程度
までしか見分けられないからにょ。
確かにコンテンツはフルHDの動画を用意すればフルHD液晶の搭載は意味があるけど人間の
目がボトルネックになってそれは無意味になるからね。
この300dpiというのは視力1.0の人が30cm離れた場所で見た場合において見分けられる
能力であり昨年6月14日に書いたように私の実験結果からもそれが間違いではないと
いう結論になったにょ。
1280x720のHD液晶では4.5インチであっても326ppiに達するためにたとえそれ以上解像度を
上げても普通に使用する限りでは解像度アップを体感することはできないにょ。
それでも10cmとか20cmとかまで近づけばドットが見えるようになるため完全に無意味とは
言わないけど解像度を上げる必要性は希薄にょ。
ところが、PCにおいてはまだその領域には達してないにょ。
DOSの時代はVGA(640x480)が主流だったけどWin3.1の時代になってSVGAが主流になり
Win95の時代になってようやくXGAが主流になったにょ。(ただし、当時は液晶の価格が
高かったため廉価ノートはSVGAの時代がしばらく続いた)
Win98時代になるとデスクトップPCは17インチCRTが安価になりSXGA(1280x1024)が主流に
なったにょ。(17インチCRTもUXGA表示は何とか可能だったけど17インチCRTの実質表示
エリアが16インチと仮定すればドットピッチ0.2mmのCRTが必要になるのだけどほとんどの
CRTはそれよりも大きくて実用には耐えられないためUXGAが必要な人は19インチや21インチ
CRTを購入せざるを得なかった)
しかし、ノートPCのXGAの時代はまだ続いていたにょ。
XP後期にPCモニタのワイド化の流れによってXGAからWXGAが主流となったにょ。(Vistaの
時代はほとんどのPCがワイドモニタを採用となった)
そして、未だにノートPCの主流はWXGAとなっているにょ。
ただし、モニタを別途用意できるデスクトップPCの場合はすでにフルHDが主流といっても
いいかもしれないにょ。(実際1万円台で21〜22インチのフルHD液晶は購入可能だし)
ちなみに私の使用PCにおける解像度の変遷は以下のような感じにょ。
◎デスクトップPC
15”CRT(XGA)→17”CRT(SXGA)→22”液晶(WSXGA+)→21.5”液晶(フルHD)
◎ノートPC(※ネット用のノートPC)
12.1インチSVGA→13.3インチXGA、14.1インチXGA→14.1インチSXGA+→15.4インチWSXGA+
※モバイルノートはSVGA→XGA(Let'snote R5が現役)
高解像度のモニタを搭載したPCを使った経験がある人なら分かるけど解像度によって
使い勝手は大きく異なるにょ。
軽作業しかしないから性能的にAtom搭載のネットブックで十分という人であっても
ネットブックで主流のWSVGAで十分と感じる人はほとんど居ないと思われるにょ。
十分か不十分かというのはより快適な環境を知っているかどうかで左右されるにょ。
しかし、実際に使用する場合には解像度が高くなりすぎるとマイナスになる可能性も
無いわけではないにょ。
ノートPCの場合は現在主流であろう15.4インチWXGA(1366x768)だと102ppiとなるにょ。
これだと人間の目の限界である300ppiとくらべて1/3であるため縦横3倍の解像度までは
いけそうだけどそんなに甘くはないにょ。
それは、ノートPCを30cmの距離で使うなんてことは普通はないからにょ。
普通にキー入力をすれば体格にもよるけど自然に50〜60cmの距離となってしまうため
距離に反比例させて計算すると150〜166ppiが上限となるにょ。
上限ギリギリだと長時間使用は厳しいかもしれないけど私はその8割程度(120〜130ppi)
ならば全く問題ないにょ。
それから逆算するとXGAならば10.4インチ(123ppi)ならば特にドットが小さい感じる
ことなく長時間使用が可能であり、実際に現在使用しているR5においてもその計算は
当てはまっているにょ。
各解像度において上限とその8割のドットピッチを満たす液晶サイズは下記のようになって
いるにょ。
実用上限のドットピッチ 上限の8割のドットピッチ
150〜166ppi 120〜130ppi
WSVGA(1024x600) 16:10 7.1〜7.9インチ 9.1〜9.8インチ
XGA(1024x768) 4:3 7.7〜8.5インチ 9.8〜10.6インチ
WXGA(1366x768) 16:9 9.4〜10.4インチ 12.1〜13.1インチ
WXGA+(1440x900) 16:10 10.2〜11.3インチ 13.1〜14.1インチ
SXGA+(1400x1050) 4:3 10.5〜11.7インチ 13.4〜14.6インチ
WXGA++(1600x900) 16:9 11〜12.2インチ 14.1〜15.3インチ
WSXGA+(1680x1050)16:10 11.9〜13.2インチ 15.2〜16.5インチ
UXGA(1600x1200) 4:3 12〜13.3インチ 15.4〜16.7インチ
フルHD(1920x1080)16:9 13.2〜14.6インチ 16.9〜18.3インチ
WUXGA(1920x1200) 16:10 13.5〜15.1インチ 17.4〜18.9インチ
これを見るとWXGAの場合は10.1インチだと上限のドットピッチレベルなので問題なく
使えると言っても長時間の使用は厳しいのに対して12.1インチだと上限の8割に収まって
おり長時間使用において問題ないという感じにょ。
長時間連続使用とサイズの小ささのどっちを優先するかでどのサイズがベストかは
決まってくると思われるにょ。
逆に液晶サイズ固定で考えると13.3インチのUltrabookでは解像度の高さを優先するならば
実用上限はフルHDとなり、長時間連続使用を行うならばWXGA+が妥当となるにょ。
したがって、13.3インチでWXGAというのはインチ数から考えると解像度は低めになると
いえるにょ。
しかし、15.4インチWXGAとなると102ppiとなり、上限の3分の2まで下がるにょ。
さすがにここまでドットピッチを大きくしないと使えないという人は極めて限られて
くると思われるにょ。
老眼の場合は目のピント合わせの機能が衰えているため近くのものにはピントが合いにくく
なっているけど60cmよりも格段に離れてみないとピントが合わないという人においては
まともにタイピングができないためノートPCを使用することは困難にょ。
老眼鏡をあてて50〜60cmの距離でちゃんとピントが合うならばより高解像度に十分に
対応可能になるにょ。
でも、中には老眼ではないけど厳しいという人もいるかもしれないにょ。
それは十中八九「慣れ」の問題でしかないにょ。
普段100ppiのノートPCを使っている人が110ppiのノートPCに買い換えた場合にはそれほど
苦労はないけど120ppiならば少しの間は慣れないしそれが上限に近づけば近づくほどより
慣れるまでは時間がかかってしまうにょ。
そうなると「慣れれば快適」といっても「慣れるまでの時間」を考えると高精細なモニタを
搭載のPCに手を出しづらいかもしれないにょ。
ただし、これは細かい部分の判別を行うような編集作業(コンテンツ作成)を行う場合
だから閲覧のみ(コンテンツ再生)の場合だと慣れの必要性はそれほどないにょ。(QVGAの
ケータイからFWVGAのケータイに乗り換えた人がドットが細かいと感じるのと同じように
単に高精細に感じるだけ)
なかなかWXGA主流が無くならないのはこのように高解像度(高精細)に対する不安を
抱いている人が少なくないためだと思われるけどそれだけではなくWindows側の問題も
あるにょ。
XPでは96dpiを想定してOSやアプリがデザインをされているにょ。
小さくて文字が見にくいという場合はdpiの設定を変えれば良いだけとはいってもそれを
変えることでレイアウトが大きく崩れてしまう危険性があるにょ。(単純に解像度を
ワンランク落とせばよいだけという人もいるかもしれないけどそれだけだと単純に情報量を
減らすだけであり、ドットバイドットで最適な表示ができる液晶モニタにおいては良い
選択とは言えない)
ただし、Vista以降はdpiの調整が簡単にできるようになったにょ。
XPではdpiを変えても文字サイズが変わるだけだったのに対してVistaでは文字だけではなく
アイコンやボタンまで見やすくなるにょ。
そして、解像度を落とすのと違って情報量そのものが落ちるわけではない(1画面で表示
可能な文字数が減るためテキスト情報量は減ってしまうけど)ということでメリットは
非常に大きいにょ。
レイアウトが保たれるかどうかはアプリ次第なので何とも言えないけど高精細だから
駄目ではなく積極的に高精細のPCを作っていくべきだと思うにょ。
120ppiの液晶を搭載しても出荷時に120dpiに設定しておけば設定方法が分からず字が
小さすぎて使いづらいというクレームが出るのを防ぐことが可能になるからね。
PCはケータイやスマホと比べると解像度が高いということを私はアドバンテージの1つと
してここで何度も書いてきたにょ。
しかし、冒頭で書いたようにスマホも一部機種がHD液晶を搭載してきており、WXGAの
PCではその解像度面のアドバンテージはほとんど無くなってきたにょ。
さらに問題なのはタブレット端末にょ。
現在タブレット端末は廉価なWSVGAと高価なWXGAがあるけどスマホの解像度が高められた
のと同じくこれからさらに解像度が高くなる可能性も出てきたにょ。
ウワサではiPad3は2560x1920というフルHDを大きく越えるものになるとのことにょ。
これは、iPhone5が1280x720の液晶を搭載した場合にiPhone5用のアプリをiPadで動作
させるためには縦横整数倍が望ましいため2560x1440の解像度が必要になるし、従来の
iPad用アプリを動作させる場合には縦横2倍の2048x1536の解像度が必要であるため
それを越えて4:3のアスペクト比にしようとすれば自動的に2560x1920という解像度に
なってしまうにょ。
これはiPadだけではなく他社からも追従して来年はタブレット端末の大幅な解像度アップが
行われると予想されるにょ。
そうなった場合、PCは解像度の面でタブレット端末に劣る存在になるにょ。
昔だったら高精細の液晶を作るのに極めて高い技術が必要でコスト面で割高になっていたの
だけど今はそんなことはないにょ。(歩留まりの面で不利になるというのは事実だけど
液晶は量産されれば安くなるため高解像度の液晶が十分に量産されれば割高感は無くなる)
そうなると高解像度液晶を搭載しない理由はただの「慣れ」の問題でしかないにょ。
タブレット端末は手に持って使うため文字が小さければ目に近づけて見ればいいにょ。
そうすればスマホと同じ300ppiの上限ラインまで高めることに何ら問題はないにょ。
(というか、拡大縮小表示は様々なアプリが対応しているでPCよりも自由度は高いし)
PCにおいて高解像度になれてしまうと元に戻れなくなってしまうけどタブレット端末に
おいて高解像度に慣れてしまうとPCに戻れなくなってしまうという可能性があるにょ。
UltrabookをPCがタブレット端末に侵食されないための防波堤代わりにするならば
プレミアム性のあるUltrabookこそ高解像度化をどんどん行うべきにょ。
96ppi前後の誰でも気軽に使えるドットピッチのモニタを無くすというのは確かに問題で
あるため15インチWXGAのスタンダードノートを無くす必要はないにょ。
これも安物や高齢者向けのモデル以外はWXGAよりも高解像度のものを搭載すべきだと
思うにょ。
リボンUIのように縦の解像度を要求するUIを普及させようとしているのに主流となって
いるWXGAにおいては縦の解像度は10数年前のWin95/98時代と変わってないわけだから
体感的に考えた場合には「昔より狭くなっている」と言っても過言ではないにょ。
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