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おちゃめくらぶ掲示板

715御茶目菜子:2011/09/24(土) 15:40:06
ミラーレスはデジタル一眼のシェアを奪ってしまうのか?
昨今、新機種が多く発表されているレンズ交換式のミラーレスカメラだけどその理由には
何度も書いたように大きな需要があるからにょ。
2000年代に入りコンデジの小型化と価格下落が急速に進んだと同時にケータイにまで
カメラ機能が搭載されて写真を撮るということに対してのハードルは80年代、90年代と
比べて大幅に下がっているのではないかと思うにょ。
今となっては普段持ち歩いている機器の中にカメラ機能を有したものがないなんてことは
ほぼないからね。
これは言うならば潜在的カメラ人口の増加ともいえ、それはデジタル一眼の需要拡大にも
繋がっているのではないかと思われるにょ。

デジタル一眼はキヤノンのEOS KISS、ニコンD50のような標準ズーム込みで実売10万円を
大きく下回る入門機が登場し、量産化によってさらなる値下げ競争が続いたにょ。
高価だった交換レンズもAPS-Cまでしかカバーしないデジタル専用レンズの普及によって
価格を下げることが可能になり、価格面のハードルだけではなく小型軽量(デジカメは
同クラスのフィルムカメラと比べてどうしても大型重量化の傾向があった)となったため
より多くの人に受け入れられてコンデジ市場の需要が伸び悩んできたここ数年においても
大きな成長を遂げてきたにょ。
普通にPC画面やケータイの画面で見るだけならば普及クラスのコンデジやケータイの
内蔵カメラで十分なのに一眼レフを求める人が多いのはコンデジやケータイの内蔵カメラ
では(用途によっては)物足りないという層が多いということの裏返しでもあるにょ。

ただし、いくら小型軽量化されたとはいえ、デジタル一眼が大きく重いことには変わりは
ないにょ。
コンデジが銀塩時代のコンパクトカメラと比べて大幅な小型軽量化が可能になり、ケータイ
でさえもカメラ機能を内蔵可能になったのは米粒のような小型センサーを搭載している
ためにょ。
現在主流となっている1/2.3インチセンサーの場合は35mmカメラのフィルムのフルサイズと
比較すると1/30以下の面積しかなく比較するまでもなくその差は歴然にょ。
一方でデジタル一眼の入門機〜中級機で広く普及しているAPS-Cサイズはそのフルサイズと
比べると約半分となっているものの一般的なコンデジと比べると桁違いに大きなサイズと
なっているにょ。
またデジタル一眼にはもれなくついている光学式ファインダーもサイズの小型化を難しく
しているにょ。
それだけではなく一眼レフの場合は名前が示すようにミラーが内蔵されており、この
ミラーによってレンズから入ってくる光をセンサーとファインダーの片方のみに導いて
いるにょ。(また、このミラーは位相差検出方式AF用のセンサーへも光を導いている)

この一眼レフのミラーを取っ払ったものがミラーレスにょ。
しかし、一眼レフの小型化ができない一番の原因であるミラーが無くなるということは
ファインダーへと光を導くことができないことを意味するにょ。
その点についてはセンサーからの映像をそのまま背面液晶に映し出すライブビューに
よって可能となったにょ。
ぶっちゃけこれはコンデジでは当たり前のものであり、一眼レフでは数年前からようやく
実現可能になったのはセンサーがCCDからCMOSに変わることで読み出し速度が上がったのと
発熱が小さくなったことが大きいにょ。(コンデジの小さなセンサーだと発熱も小さい
ために早い段階でライブビューが可能だった)

デジタル一眼は価格面、性能面で非常に買いやすくなったとはいえ、やはりそのサイズや
重量で躊躇している人も多いかと思うにょ。
また、デジタル一眼のサブとして十分に性能が高い小型のデジカメを求めている人も
少なくないにょ。
そういう面においてミラーレスの潜在需要は非常に大きいと思われるにょ。
実際、BCNの統計によるデジタル一眼(レンズ交換式カメラ)トップ2であるニコン、
キヤノンの合計シェアは2年前の78%から現在は51%まで低下しており、その代わりに
ミラーレスのシェアは2年前の5.4%から41%へと大幅にシェアを伸ばしている模様にょ。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=a1h7EcbituEA

ミラーレスは当初はミラーの無い一眼レフのようなスタイルのカメラしか無かった(ミラー
無しだと光学ファインダーを内蔵することはできないため代わりにEVFを内蔵していた)けど
やはりブレイクのきっかけになったのはオリンパスのPENシリーズ(E-P1)の登場だと
思われるにょ。
ミラーがないことでフランジバックを短くすることが可能になり、カメラの奥行きが
小さくなった上にファインダーを無くし(外付けでEVFを用意)さらにコンパクトになった
ために一眼レフと比べて段違いの小型化が可能になったからね。
ミラーレスの中では大きなシェアを占めているフォーサーズ陣営(オリンパス、Panasonic)
だけど一眼レフを作っていた頃(今もまだE-5は現役機なので過去形にするのは失礼だけど)
ならば筐体サイズにおけるセンサーの小ささだけが問題視されていたけど小型のミラーレス
においては無理なく実現できたことを見てもやはりミラーレスのために作ったような
規格に思えてくるにょ。(センサーが小型化されてもレンズの解像力アップとデジタル補正
によって低感度における画質は1周り大きなAPS-Cサイズセンサー搭載機と遜色ないレベルを
実現できている)

ただ、ミラーレスも無理な小型化による操作性の悪化、AF性能の低さ、(小型ミラーレス
においては)EVFがないということを問題視している人もいるにょ。
確かに6月14日、7月2日に書いたように無理な小型化はモードダイヤル、電子ダイヤルの
ようなダイヤル類の廃止やタッチパネルを主体とした操作を導入することでボタン数の
減少を引き起こしてしまうにょ。
タッチパネルにはタッチパネルの良さはあるけどよく使う設定がメニューの奥に入り
込んでいることも少なくないためそれは操作性の悪化を招いているにょ。
そして、ミラーがないことで高速な位相差検出方式によるAFを使用できないにょ。(先日
発表されたNikon 1のように撮影センサー上にAFセンサーを設けるという方法もあるけど
特許問題に加えて解像感低下を招いてしまいかねないという理由によってなかなか他社の
追従は難しい)
コントラストAFもセンサーの読み出し速度の向上や処理速度の向上によって年々速くなって
おり、特定条件下においては位相差検出方式と大差なくなっているものの原理上ピントが
合った地点の前後を往復する必要があり、動体のピント合わせが苦手なのは克服するのが
困難にょ。
また、EVFが無いという点もほとんどの機種でオプションとして用意されているため必要な
人はそれを装着するという選択肢はあるし、NEX-7、Nikon 1 V1のように上位モデルとして
EVF内蔵モデルを用意するようになりつつあるにょ。(11月に発表されるとうわさされている
GFシリーズの上位モデルとなるGFX1(仮)にもEVFが内蔵されているらしい)

確かにミラーレスには上記のような問題があるとはいえ、これらはユーザーの多様化を
想定したものであり、多くの選択肢の中から自分に合った機種を選べば問題ないにょ。
動体撮影の問題も徐々に改善されてきているため数年後には段違いになっている可能性は
あるし、小学校の運動会レベルの動体撮影ならば問題なく撮影できると思われるため
動体撮影が目的のユーザーでなければミラーレスを除外する必要性も無くなってくると
思われるにょ。
そうなると現在のデジタル一眼レフ入門機のほとんどがミラーレスに置き換えられて
しまう可能性があるにょ。
さすがにデジタル一眼レフの中級機以上を買おうとしている人にとっては当分の間は
ミラーレスが一眼レフの代わりになることはないと思うけどね。
ただでさえ需要が多かったデジタル一眼入門機の多くがミラーレスにシェアを奪われて
しまい、それに加えてサイズ面で一眼レフを選ばなかった人や一眼レフでのサブ機として
欲している人のような新規需要を考えるとミラーレスのシェアは今後さらに増加する
ことは確実となり、ミラーレスにおけるシェアがレンズ交換式カメラにおけるシェアを
かなり左右することになりそうにょ。
現在トップ2のキヤノン、ニコンも決して安心できないということにょ。

そんなニコンが先日発表したNikon 1はコンデジ、デジタル一眼とは別の新たな路線と
メーカーは言っているもののオート主体の操作性であり言うならばコンデジの延長線に
ある機種と言っても過言ではないにょ。
それはデジタル一眼に慣れた人からするとイマイチに感じてしまう理由だと思われるにょ。
店頭で他の機種と一緒に並べられてこのNikon 1を積極的に選ぶ理由が私には考える
ことができないのだけどこれはコンデジしか使ったことの無い人だと考えが異なるかも
しれないのでぜひそういう人の意見も聞いてみたいにょ。
ミラーレスのコンデジと比較した場合のアドバンテージとして考えられるのは「高画質」
「レンズ交換が可能」「細かい設定が可能(高速シャッターで被写体を止めたりボケを
使った写真を撮ったりなど)」ということが挙げられるけどどれを重視するかで良いか
悪いかが変わってくるにょ。
私が個人的にはイマイチと感じる操作性であっても「コンデジと同じような操作だから
良い」という人もいるだろうからね。
ミラーレスの需要が増えれば増えるほとその多様化に対応するため様々なユーザーに
対応した機種が求められるにょ。(入門者向けは悪くはないけどそれだけだと逆に
ユーザー層を狭くしてしまう)


では、私がミラーレスに何を求めているのかというと2月1日に書いたようにモバイル
ランクCに相当するデジカメが欲しいということにょ。
簡単に言えば普段持ち歩くバッグに入れられるサイズのデジカメが欲しいというだけにょ。
しかも、普段はコンデジ(TX1)を持ちあるいているためそれとは別に持ち歩くだけの
画質面のアドバンテージも必要としているにょ。
具体的にどこまで許容できるのかというと厚さは概ね5cm以下、重さは350g以下にょ。
これならば最近のミラーレス+パンケーキレンズならば十分実現可能なレベルにょ。
個人的には特にミラーレスに拘っているというわけではなく高画質であれば高級コンデジ
であっても問題ないのだけどセンサーサイズが小さい分だけレンズの明るさを求めて
しまうにょ。
レンズの明るさから言えばオリンパスXZ-1に注目していたけど高感度画質が今ひとつと
いうことがネックになったにょ。(その点、先日海外で発表された富士フイルムX10は
かなり気になるところだけど奥行きが大きいことだけがネックとなっている)

それとやっぱり、重要なのは価格にょ。
出せても4万円が限界であるためミラーレスであれば一世代前の型落ち品しか買うことが
できないにょ。(半年〜1年でモデルチェンジするため1年待てばほとんどの場合において
当初の半額くらいまで価格が落ちる)
Nikon 1が私にとって魅力的な製品であったならば1年待って後継機種が発表された頃に
型落ちとなったNikon 1を買うというという選択肢があったけど残念ながら私の好みには
合わなかったのでニコンには縁が無かったと思ってあきらめるにょ。
NEX-5Nも前モデルから操作性は大きく改善されたため悪くはないけどレンズがない(特に
私が欲しているパンケーキレンズの性能があまりに低すぎる)ということでやはり
フォーサーズから選択することになりそうにょ。
最新機種の中から選ぶとある程度操作性を重視するならばE-PL3、サイズ最優先ならば
E-PM1が候補になるにょ。(残念ながらGF3は私の購入候補には挙がってこない)
E-PM1は国内ではまだ販売開始されてないものの海外から個人輸入している人のレビューを
見る限りではE-PL1などと比べて数字以上の薄さであるためかなり魅力的にょ。
http://2ch-dc.mine.nu/v2/src/1316695142490.jpg




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