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おちゃめくらぶ掲示板
果たしてWindows 8の登場を待つべきか・・・?
Microsoftが開催した開発者向けのイベントでついに次世代Windows(コードネーム:
Windows 8)の詳細が明らかになったにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/20110920_478525.html
Windows 8の最大の特長といえばマルチタッチをサポートしている新GUIにょ。
MSにとってはWindowsは最大の稼ぎ頭なのだけどPCの普及は先進国においてはほぼ頭打ち
状態で新興国の需要増に頼っている状態となっているにょ。
そうなると従来では「PC」のカテゴリに収まらなかった製品においてもWindowsを採用する
ことで需要を拡大するしかなくなるにょ。
そこで目を付けられたのがタブレット端末にょ。
タブレット端末といえばiPadのヒットによるものが大きいけどMSも昨年Slate PCを発表し
いよいよピュアタブレット型のPCの一般への普及が始まるかと思われたにょ。
すでに業務用においては一定のシェアがあるものの個人向けにおいてはネットブック登場
以前に発表されたOrigamiによって普及をさせようとたくらんでいたものの見事に失敗
したにょ。
Origami失敗理由は昨年6月8日にも書いたように「キーボードを搭載しなかったこと」だと
思われるにょ。
それはWinXPがキーボードとマウスを前提としたOSであるためキーボードを搭載しないと
いうのは制限のあるPCでしかないためにょ。
それはOSレベルでマルチタッチをサポートしているWin7でも同様にょ。
昨年10月16日に書いたように「Windowsはタッチパネルを前提に作られてない」「Win7は
重い」ということでSlate PCは個人向けに広く普及することはないと考えたにょ。
Windows 8はどうなのかというと以下の2種類のアプリをサポートしているにょ。
・Metro Style アプリ
・Desktop Style アプリ
Metro StyleはWindows 8で初めて導入されるGUIにょ。
これに対応したアプリによってWindows 8搭載タブレット端末をフルに活用することが
可能になるにょ。
Win7でもOSレベルでマルチタッチをサポートしていても結局GUIがキーボードとマウスを
前提にしたものだったので上記のようにタブレット端末に採用しても使いやすいものとは
いえず、特定アプリの動作を前提とした業務用がメインとなっていたにょ。
では、新しいGUIが搭載されたからWindows 8は従来のWindowsから大きく変わってしまう
のかというとそうではなく従来型のDesktop Styleも搭載することで従来のマウスと
キーボードを主体のWindowsとして使用することも可能になっているにょ。
従来のWindows7で利用できていたものはすべてWindows 8でも利用できるとのことにょ。
要するにWin3.1がMS-DOSの上にシェルを重ねてGUIを実現していたようにWin32APIの上に
専用のGUIをかぶせているにすぎないというわけにょ。
Metro StyleではWinRTという新たな実行環境を用意しているにょ。
これはWinRTがネイティブに動作するというのではなくWin32APIを通して実行される
一種のランタイムルーチンとなっているにょ。
これによってx86CPU用とARM SoC用のWindowsでのどちらでも動作可能なアプリを作る
ことが可能になると思われるにょ。
従来のWindows用に作られたDesktop Style対応アプリが急に消えることは無いと思われる
けれどWindows 8の普及によって徐々にMetro Style対応アプリが増加するのではないかと
思われるにょ。
しかし、Metro Style対応アプリが増加するかは今後の展開で大きく分かってくるにょ。
やはり、これを大きく生かせるのはタブレット端末(Slate PC)であり、Windows 8を
搭載したタブレット端末が売れるかどうかが非常に大きなポイントになるにょ。
それとやはり主要アプリのMetro Style対応が鍵を握るにょ。
Metro Styleを普及させるためには次世代OfficeはDesktop StyleだけではなくMetro Style
対応が必須になるにょ。
主要アプリはこのように徐々に両対応が進んでいくと思われるにょ。
そうすることで自然にMetro Styleで使用する人も増えていくにょ。
次世代となるIE10もすでにMetro Style対応が発表されているにょ。
ただし、Metro Style対応IE10は各種プラグインには非対応とのことにょ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110916/368794/
これは「バッテリ駆動時間の向上」や「セキュリティの向上」が主な理由として挙げられて
いるにょ。
とはいえ、これはすでにジョブズ氏も述べていたことであり結果としてMSはAppleの後追いを
した形となっているにょ。
プラグインでは代表格のAdobe FlashだけどいくらOSが堅牢であってもFlashに脆弱性が
あれば無意味なものになってしまうからこれはやむを得ない判断にょ。
Windows 8は専用のGUIであるMetro Styleを搭載しただけではなく現行のWin7よりも軽く
なっているというのも特徴に挙げられているにょ。
それはメモリ使用量を見ても明らかであり、Vistaと比べて大幅に軽量化された7でさえ
404MBのメモリ使用量だったのが8では281MBになっている模様にょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/477/441/html/465.jpg.html
この軽量化によって低スペックの端末への搭載が可能になるにょ。(そもそもVistaの
ようにOSが大量のリソースを消費しているという状況が間違っていたと思う)
メモリ1GBしか搭載していないタブレット端末においても実用レベルの速度で動作可能に
なりそうにょ。
スマホにおいても近い将来はメモリ1GBがデフォになる(すでに一部の機種においては
メモリ1GB搭載されている)ということでスマホへのWindows 8の搭載も十分あり得るにょ。
スマホといえば、7月にWindows Phone 7.5(コードネーム:Mango)搭載の機種が国内
でも発表されたばかりにょ。
しかし、次世代となるWindows Phone 8(コードネーム:Apollo)の情報も徐々に分かって
きているにょ。
Windows Phone用アプリはSilverlightベースであるためWindowsへの移植はそれほど手間は
かからないにょ。
しかし、Windows 8とWindows Phone 8の関係は現在よりもさらに密になるらしいにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1109/18/news003.html
登場時期的にWindows Phone 8でWindows 8のMetro Style対応アプリが動作するかどうかは
微妙だけど将来的には動作するようになると思われるにょ。
iPadはiPhoneとのアプリ互換性が成功理由の1つとなっていたのだけど現状のWindows Phone
においてはSilverlightを用いればWindowsとWindows Phoneの両対応アプリを作ることは
可能だけどそれではお互いの機能を十分に発揮することはできないにょ。
したがって、7月28日に書いたように現状のWindows Phoneの立場は非常に微妙なものに
なっているにょ。
これがスマホ用のWindows PhoneでMetro Style対応アプリが動作するようになるかスマホに
Windows 8が搭載されるようになればアプリの互換性は極めて高くなるにょ。
Metro Styleという制限はあるもののスマホからデスクトップPCまで同一GUIで同一アプリが
動作するという競合他社に対して大きなアドバンテージを得ることになるにょ。(Apple
でさえOS XとiOSではアプリにおいては互換性はない)
さて、問題はWindows 8がいつ頃登場するかということにょ。
来年中の登場を目指している模様だけどそうなるとWin7からは3年で登場となるにょ。
しかし、Vistaの登場がXPから間が開きすぎたということで3年サイクルで登場するという
のは決して短いものではないにょ。
Win7では2009年1月にベータ版が登場して同年10月に発売されたにょ。
それを考えると年内、もしくは来年初頭にベータ版が登場すれば来年中の製品の発売は
十分に考えられるにょ。(Vistaの場合は2005年7月にベータ版が登場して2007年1月に
発売ということで7よりも間隔が長いけどVistaはNT6へとカーネルを一新したのが原因で
あり、NT6.xベースと考えられているWindows 8は7と同等の間隔で登場する可能性が高い)
Windows 8への乗り換えを考えている人もいるかもしれないけどその前に重要となるのは
MSのサポートサイクルにょ。
メインストリームサポート 延長サポート
Windows XP Home/Pro 2009年 4月14日終了 2014年 4月 8日終了予定
Windows Vista Home 2012年 4月10日終了予定 対象外
Windows Vista Business 2012年 4月10日終了予定 2017年 4月11日終了予定
Windows 7 Home 2015年 1月13日終了予定 対象外
Windows 7 Pro 2015年 1月13日終了予定 2020年 1月14日終了予定
メインストリームサポートが終了すると新機能の追加が無くなり、延長サポートが終了
するとセキュリティパッチの公開も無くなるためネット接続するPCであれば延長サポート
終了前に新しいOSに乗り換える必要性が出てくるにょ。(旧ソフトしか使わないかつ
ネット接続をしないというのであれば旧OSを使い続けることは特に問題はない)
ただし、延長サポート対象外のエディションはメインストリームサポートが終了時点で
セキュリティパッチの公開も終了するため注意が必要にょ。
これを見ると現状でXPを使用しているユーザーの場合はWindows 8が発売されるまで
待ったとしても十分間に合いそうにょ。
初物はバグが多いからSP1まで待ちとなると微妙になってくるけどそれでも開発の遅れが
ない限りは何とかなりそうにょ。
もちろん、現状のXPで不満があって8の登場まで待てないというのならば7に乗り換えも
ありだけどその場合は上記のようにHomeだと現時点においてはXPと比べてサポート期間が
9ヶ月しか伸びないということに注意しておくべきにょ。(基本的にメインストリーム
サポートはOS発売から最低5年、SPから2年のサポート期間があるためOS発売4年後に最終の
SPが出た場合にはサポート期間は合計で6年となるためWin7のサポート期間はさらに延びる
可能性はある)
問題はVistaにょ。
Vista HomeはXPよりも早く来年4月でサポート終了してしまうため8登場には間に合わない
から8の登場を待って乗り換えるというのはあまり良いことではないにょ。(サポート
終了ギリギリにSP3が登場すればそこからさらに2年延びるけどその可能性はほぼゼロ)
来年4月でメインストリームサポートが終了する関係ですでにIE10はVistaへの非対応が
表明されており、Vistaユーザーにとってはかなり厳しい選択を迫られそうにょ。(XPも
すでにIE9以降非対応となっているけど2001年登場のOSということを考えれば諦めもつく)
Vistaの現状でのユーザーシェアを考えるとXPのようにコンシューマ製品(Home edition)
において延長サポートの対象にすることは考えにくいにょ。
したがって、Vista Homeユーザーは8を待たずに7への乗り換えをしなくてはならないにょ。
しかも、残されたサポート期間は半年余りしかないためできるだけ早い時期での乗り換えが
必要となるにょ。(ちなみに私はXPとVista Businessのみなので問題ない)
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