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おちゃめくらぶ掲示板

709御茶目菜子:2011/09/16(金) 14:54:26
進化できなかったGALAPAGOS
シャープは「GALAPAGOS」メディアタブレットを9月30日で販売終了すると発表したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110915_477622.html
昨年12月に販売が開始された「GALAPAGOS」は進化するものとして3つの項目を掲げたにょ。

 1つ目は顧客と直接つながることによる商品とサービスの進化
  「購入後も次々進化していくことで、継続的に顧客満足度を高めていく」

 2つ目はアライアンスによるビジネスモデルの進化
  「1社に閉じた取り組みでは顧客の変化に対応できない。異業種の方々との
   アライアンスで、進化していく顧客のニーズにスピードを上げて対応していきたい」

 3つ目は世界各国各地のライフスタイルにフィットする環境適合力の進化
  「日本市場で切磋琢磨して高められてきた技術、きめ細かやかなユーザーインター
   フェイスのノウハウを活用し、世界各地のライフスタイルに合った商品とサービスを
   開発していく」

この3つの進化を行うことで国内での早期100万台の販売を目指していたのだけど結局は
1年弱でわずか数万台に止まっているにょ。
その原因となったものは下記の3つのものがあると思われるにょ。

 (1)販売方法の問題
 (2)端末の問題
 (3)コンテンツの問題

(1)GALAPAGOSは量販店の店頭販売をせずにコンテンツの購入契約をした人のみに販売する
という形をとっていたにょ。
こういったハードとコンテンツを一体化した販売方法は決して珍しいものではなく過去に
いくつか例はあるにょ。
しかし、それは実験的、試験的な意味合いの高い製品であることが多く広く普及させる
ことを狙った場合には不利になってしまうにょ。
もしも、その販売方法で100万台を達成できると当初から考えていたのであれば完全に
前提となる計算が間違っていると言わざるを得ないにょ。

(2)先月Android 2.3へのアップデートが行われたGALAPAGOSだけどそれまではWeb閲覧が
できる電子書籍閲覧端末でしかなかったにょ。
その性能やUIも決して優れているとは言い難くiPadよりも後出しにもかかわらずUIは
洗練しておらずスクロールももっさりしていたにょ。
これは昨今の高性能タブレット端末と比べてスペックが劣るというのもあるけどやはり
問題となるのはソフトの作り込み不足にょ。
これでiPadに勝負を挑もうというのであれば相手にされなくてもやむを得ないレベルにょ。

コンテンツをより多く販売していくためにはそれを閲覧できるハードをいかに普及させる
かが重要になってくるにょ。
アップル社はiPadでたまたまヒットしたのではなくiPodが普及してからの蓄積があったから
成功に結びついたにょ。
コンテンツを(自己満足レベルの数だけ)用意したから端末が売れるなんてことはなく
ユーザーの立場に立って考えると「初期投資金額に似合うだけの端末かどうか」ということが
重要になるにょ。
コンシューマゲームならばその人がめちゃくちゃやりたいゲーム(その人にとってのキラー
ソフト)が1つあれば購入の可能性が出てくるわけだけど電子書籍においてはそれは望め
ないためある程度の数量だけ自分が読みたい書籍があり(もしくは今後登場の可能性が
期待できる)のと同時に端末自体の善し悪しも価値観においては重要になってくるにょ。

つまり、それだけの金額を出しても「欲しい」と思える端末ではなかったから売れなかった
という簡単な話にょ。
コンテンツとの一体化で販売していくつもりだったのだったらそれこそコンテンツの
おまけ同然の金額で端末を配っていくという手段もあったにょ。
端末売上だけでも採算を取れる金額設定をしていてその端末に魅力が無ければ売れないのは
当たり前の話にょ。(昨今の3万円台のAndroidタブレット端末を買った方が遙かにマシ)

(3)さらに問題になるのはコンテンツにょ。
iPodでもiTunes Storeにいきなり今のような音楽コンテンツがあったわけではなく1つ1つ
レコード会社と契約していって少しずつ増やした結果だからね。
では、シャープはこの1年の間にどれだけのことをしたのか・・・?
9月9日現在のTUTAYA GALAPAGOSの書籍の数は27579となっているにょ。
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1109/10/news008.html
出版社が大きな力を持っている日本においてはシャープという一社に電子書籍化をして
販売する権利を委ねるというのはかなかなか難しいことだと思うけど発表からだと1年間
経ったにもかかわらずほとんどの出版社に十分な協力を得られていないと言えるにょ。
これは電子化の権利問題が複雑である(一元管理する団体はないため電子化においては
出版社が著作者と逐次契約を交わし直す必要がある)ため諸外国と比べてハードルが
高いのは確かだけどシャープが電子書籍において十分な実績もなく今後の行方が不透明
というのがあるというのも理由かもしれないにょ。

最初は確かに誰しも実績なんてないにょ。
しかし、シャープにはザウルスの時代からコンテンツを切り捨ててきた負の実績をいくつも
抱えているにょ。(完全に撤退したのならばあきらめがつくけど再び似たようなサービスを
立ち上げるために信頼性をどんどん失ってしまう)
今回販売終了が決定したGALAPAGOSではそれを反省して一から出直すつもりだったのかも
しれないけどやはりそんなに簡単に変われるはずがないにょ。
これは8月4日にも書いたけどイーモバイルから発売のGALAPAGOSブランドのタブレット端末
「GALAPAGOS A01H」にもいえるにょ。
これが現時点ではGALAPAGOSを名乗る唯一のタブレット端末となっているけどこれもいつ
終了するか分からないからね。

電子書籍で最大の問題は恒久性がないことにょ。
紙の書籍であればそれが完全に朽ち果てるまでは読むことができるけど電子書籍の場合は
そのフォーマットに対応した端末が無くなった時点で読めなくなるからね。
これがDRMがかかってない自炊した電子書籍であればその時点で読める別のフォーマットへと
再変換することが可能だけど有償販売されている電子書籍ではそんなことはできないにょ。
昨年9月28日に「GALAPAGOSは独自ではなく標準を目指す!?」と書いたようにシャープの
XMDFがデファクトスタンダードになるのであればそれに期待したいところだったけど
やはりそれは夢物語だったにょ。
今回は端末が終了しただけであり、GALAPAGOS対応の電子書籍そのものが無くなったわけでは
なくそれに対応したスマホもあるため閲覧環境が完全に失われたわけでもないということで
まだ分からないものの企業としての力の入れ方の底が見えた感じにょ。

そんなGALAPAGOSの終了を尻目に国内の出版20社が電子化を推進した共同出資会社を
立ち上げることで合意したにょ。
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1109/15/news102.html
こういった一元管理をする会社ができることは電子化においては大きな前進となり今後は
一気に勢いが付く可能性が出てきたにょ。
日本は海外と比べると電子書籍化では大きな遅れをとっているけれどこれによって国内での
デファクトスタンダードが決まれば電子書籍販売は大きな前進をしそうにょ。
今後の展開に期待したいにょ。




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