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おちゃめくらぶ掲示板

694御茶目菜子:2011/09/03(土) 15:06:22
5インチタブレット端末はスマホとの差別化が鍵となる
8月20日に書いたようにタブレット端末はiPadを除き苦戦を強いられているにょ。
確かにそれなりには売れているとはいえ現時点では需要より供給が多い状態であり値崩れ
している製品も少なくないにょ。
タブレット端末が今後どのようにシェアを伸ばすのかが非常に注目されるだろうけど
もしもPCのシェアを食う存在になれば10インチクラスが主流になるけどPCと共存をする
ならばやはり7インチが主流になると考えられるにょ。
これは使用目的や使用環境(自宅で使うのか移動中に使うのか)などによっても変わって
くるため現在のPCではカバーしきれていない空白の領域をタブレット端末がカバーすると
考えるとその潜在的な需要はかなりありそうにょ。(8月22日に書いたように空白の領域は
未知の領域であるた置き換えと違って普及させるのは簡単ではない)

そんな感じで未だにメーカー側も今後の主流が分からないタブレット端末だけどここに来て
ソニーやサムスンなどの大手メーカーもこぞって新製品を発表したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20110901_474403.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20110902_474614.html
やはり、ここで注目すべきは5インチクラスの製品にょ。(個人的には7インチクラスの
中では最軽量となる335gでWXGA液晶を搭載したGALAXY Tab 7.7も注目だけど)
ノートPC(ネットブック)を食う存在となる(自宅での使用がメインとなる)10インチ
クラス、ノートPCとも共存でき移動中に気兼ねなく使用できる7インチクラスを併売する
というのが今後の主流となると思っていたけどこの両社ともに5インチクラスの製品を
投入してきたにょ。

スマホが4インチ前後であるため5インチクラスのタブレット端末というのは「キャリアに
依存しない」というメリットしかないにょ。
昨今は国内においてもSIMロック解除な端末も増えており、その「キャリアに依存しない」
というメリットも徐々に薄れてきているにょ。
そのため5インチクラスの製品をスマホと共存させるにはスマホにはない別の魅力が必要に
なってくると思われるにょ。
これが7インチ、10インチ端末であれば画面サイズや高解像度によって操作性や情報
閲覧性がアップするというメリットがあるためスマホと十分に共存が可能となっているけど
5インチと4インチでは共存は極めて難しいからね。(iPod touchとAndroidスマホのように
OSが異なれば使えるソフト、サービスも異なるため共用する人も多いだろうけど)

では、今回ソニーとサムスンが発表した5インチクラスの製品を見ていくことにするにょ。

 Sony Tablet P
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110901_474262.html

 GALAXY Note
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20110902_474776.html

まずは、Sony Tablet Pの方から見ていくにょ。
さて、この端末は見ての通り1024x480の2画面というのが特徴になっているにょ。
1つの画面だけを見ると解像度自体は一般的なスマホと大差ないレベルとなっており、
差別化は難しいけど2画面搭載によって十分な差別化が可能になっているにょ。
折りたたみ式の2画面液晶は内部では1つの液晶と認識されているため7インチ1024x960の
端末として使用可能になるにょ。
これだと十分に一般的なスマホと差別化可能なレベルになるにょ。

7インチ端末ではポケットに入れることは難しいけど折りたたみ式であるためサイズは
180x79x26mmとなっており、折りたたみ時は厚いもののサイズは7インチクラスの端末より
圧倒的にコンパクトになるにょ。(ただし、重量は7インチクラスと同レベルだけど)
私がポケットに収まると想定しているサイズは厚み+短辺が14cm以下だけどこの端末は
105mmであり、余裕でポケットに収まるにょ。
また、折りたたみによって液晶の保護が可能になるためポケットに収納する際にケースに
入れたりする必要性もないため便利がいいにょ。

また、折りたたみ式2画面ということで1つの画面として使うだけではなく当然2画面に
別々の表示を行うことも可能になるにょ。
片画面で情報を表示し、片画面で情報を入力するということもできるにょ。(ただし、
基本的には1枚の液晶として認識されているためこれは対応ソフトのみ可能となる)
これはソフトウェアキーボードにおいても有用にょ。
このような小画面の端末の場合はソフトウェアキーボードは横画面で使うのが基本となる
けれどその場合にはワイド液晶であり短辺側が短いためソフトウェアキーボードで画面の
大半が占有されてしまうという問題があるにょ。
しかし、この端末であれば折りたたみ式の2画面であるためソフトウェアキーボードとの
相性は抜群にょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/474/262/html/sony-08.jpg.html

次にサムスンのGALAXY Noteを見てみるにょ。
やはりまず5.3インチながらWXGA(1280x800)の高解像度というのがこの端末の魅力と
なっているにょ。
このサイズでWXGAというのは細かすぎるという人もいるかもしれないけど285ppiであるため
それほど問題でもないにょ。
iPhone4の326ppiよりも低く3.5インチFWVGA(280ppi)のガラケーとほぼ同レベルだからね。
300ppi付近がボーダーラインであるため4インチ前後が主流となるスマホにおいては
今後においてもWXGAが主流になることはあり得ず、解像度の面においては差別化が可能に
なるにょ。

解像度だけではなくスペック面においては1.4GHzのデュアルコアという一般的な大型の
タブレット端末と同レベルの性能であり、スマホと比べてワンランク上の性能となって
いるにょ。
そして、気になるバッテリは2500mAhであり1500mAhくらいが一般的であるスマホと比べると
容量が大きい分だけ長時間駆動が期待できるにょ。(7インチ、10インチクラスの製品より
容量が小さいものの液晶サイズが小さいため相殺可能と考えられる)
バッテリ容量は重量を犠牲にすれば大きくすることもできるけどこの端末は178gという
ことで5インチクラスならではの軽量なものに仕上がっているにょ。

そして、やはりこの端末の最大の特長となるのはペン入力を可能にする「S Pen」にょ。
この専用ペンであるS Penはペンタブレットで最大手となるワコムの技術を用いて作られて
おり、筆圧検知も可能なものになっているにょ。
静電容量方式のタブレット端末(およびスマホ)は基本的に指で操作するため一般的な
スタイラスペンを使用してペン入力をすることはできないにょ。
静電容量方式で使える専用ペンはあるもののこれは人間の指をペンで置き換えたもので
あり、正確なポインティング操作が可能になるという代物ではないにょ。
そのため画面が大きくてもタブレット端末は8月7日に書いたように紙のノート代わりに使用
するのは困難なものになっているにょ。

このS Penとそれに対応したソフトがあれば筆圧検知機能を使って手軽かつ正確なにペン
入力が可能になり、従来のタブレット端末では実現できなかった「手書き入力」という
領域も可能になるにょ。
とはいえ、これはペン入力が主体だったかつてのPDAを考えるとそれほど珍しいものと
いうわけではないにょ。
かつてのPDAはほぼすべての機種がニンテンドーDSと同じように感圧式のタッチパネルを
採用しているため汎用性の高いスタイラスペンで正確なポインティング操作が可能に
なっていたにょ。
感圧式は指先ではほとんど反応しない(圧力を掛けないと反応しない)わけだし、マルチ
タッチも導入が困難であるため指で操作するのがメインの端末には静電容量方式の方が
向いているといえるにょ。
しかし、この端末では専用ペンを用意することでこの静電容量方式の問題点を克服して
いるにょ。
これはこの端末に限らずぜひ他の端末においても導入を検討してもらいたいにょ。


さて、こうやって2つの端末を見ていったけど5インチ端末はスマホに食われてしまうため
なかなか難しいという問題があるもののこのようなスマホとの差別化が成されていれば
十分に共存が可能であると思われるにょ。
将来的にタブレット端末の主流が何インチになるのかは難しいから様々な特徴のある製品を
市場に投入してユーザーの反応によって自然に決まっていくと思われるにょ。
現時点ではノートPCとの共存を考えている人が多いためかアンケートでは7インチを望んで
いる人が多いけどノートPCとタブレット端末との関係、または、スマホとタブレット
端末との関係によっては数年後には大きく変動すると思われるにょ。




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