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おちゃめくらぶ掲示板

686御茶目菜子:2011/08/20(土) 16:02:46
タブレット端末は本当に普及するのか? 2
スマートフォンの普及によってタブレット端末の普及も始まるか・・・と思われたけど
実際はそんなに甘くはなかったみたいにょ。
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1108/19/news041.html
堅調なiPadを除けばほとんどのメーカーのタブレット端末は赤字状態みたいにょ。
理由はタブレット端末がまだ現時点ではそこまで市場が大きくないのにiPadに続けと
ばかりにたくさんの機種が投入されているため共倒れになっているからにょ。
全体としては決して売れてないわけではないけど1機種当たりの販売台数が予定を下回り
供給過剰な状態を招いていると考えられるにょ。

では、普及がほぼ約束されているスマートフォンと異なりタブレット端末が苦戦している
理由は何かというと下記のようなものがあると思われるにょ。

 (1)必要性の訴求
 (2)価格の低下

(1)スマホはケータイとして使えるため単純にケータイから徐々にスマホにシフトしていく
だけで大きな普及が見込めるけどタブレット端末は従来のPCではほとんどカバーできて
いなかった空白の領域だからね。
潜在的な需要は十分にあると私は考えているものの従来は空白の領域だったというのは
逆に言えばユーザーからすると未知の領域となってしまうにょ。
そのためその端末が本当に有効活用できるのかどうかが購入を躊躇させるものとなって
いるにょ。

10インチ端末であれば主に自宅内モバイルとして活用が可能にょ。
ノートPCならば部屋から部屋への移動は可能といっても15インチクラスだと2、3kgあり
家庭内モバイルとはいえ気軽とは言えないにょ。
しかも、そいういうオールインワンノートはほとんどの機種において長時間駆動を考慮
されてないためACアダプタが必須になるにょ。
これでは気軽なモバイルは実現できないにょ。
そういう意味では小型軽量なモバイルノートを持っていれば10インチクラスのタブレット
端末の使用機会は大幅に減るのだけど実際はモバイルノートはそこまで普及はしていない
からね。
ネットブックはそれなりには売れたけど今となっては性能が不十分な上、大して軽くも
ないためタブレット端末のアドバンテージは大きいにょ。
7インチ端末ならば持ち歩きも気軽にできるし電子書籍用途にも有効活用が可能になるにょ。

(2)やはり大きいのが価格にょ。
スマホはケータイよりも高価というのは国内で販売されているスマホがハイスペックモデル
ばかりであるためそうなっているだけであり、同クラスの製品同士では従来のガラケーと
大差はない価格といえるにょ。
タブレット端末はスマホと比べてワンランクスペックが上なのでスマホより若干高めの
価格となっているにょ。

しかし、実際に購入時の自己負担金を考えると両者には大きな差が出てくるにょ。
というのもスマホの場合はキャリアからのインセがあるため実質負担金はキャリアや機種に
よっても変わるけど2〜4万円程度になっているにょ。
実質負担金は2年間使用時の場合の自己負担金でありまやかしの金額とはいえ2年間その
端末を使い続ければその金額で済むのは確かにょ。
では、タブレット端末も実質負担金で考えれば安くなるとはいえ、やはり問題は通信料金に
あるにょ。
スマホをケータイとして使うならば生活必需品といっていいためスマホでパケット定額
料金を支払うのは許せるけどタブレット端末で毎月5000円前後のパケット料金を払うと
いうのはさすがに高価に感じてしまうにょ。
Wi-Fiのみで使うならば3G通信のないモデルを買えばいいけどそうすればインセによる
値引き(実質負担金の減少)がないためスマホと比べてかなり高価になってしまうにょ。

2008年後半〜2009年初頭においてブレイクしたネットブックは日本においてはイーモバイル
などの通信端末のセットによる100円PCが大きかったにょ。
イーモバイルの場合は「にねんMAX」は「新にねん」と比べて毎月の支払料金が1900円
高くなり、2年間では45600円高くなるためそれを本体価格の値引きに充てており元の価格が
4万円程度のネットブックの場合は100円で買えても割安感は全くなかったにょ。(むしろ
ネットブックを本来の価格で購入して、別途イーモバイルに加入した方が安くなる場合の
方が多い)
それでも見た目の「100円」という金額に騙される人は少なかったにょ。

これは、割賦販売制が導入される前のケータイにおいても言えることにょ。
新規1円、新規ゼロ円という端末は珍しくなかったからね。
要するに端末を安くばらまくこと(納入段階では1円というわけではないのだけど販売店
にはインセが入るためその価格で販売しても利益を出すことが可能になる)で通話料金や
通信料金からインセ分を捻出してキャリアは利益を出していたにょ。
この1円ケータイは賛否両論だろうけどこれによってケータイが大きく普及したのは確かで
あり、否定はできないにょ。
もしも、インセがなくケータイをダンピングせずに販売(例えば契約時に5万円一括払い
などで端末を販売)していたら恐らくここまで急速にケータイが普及することもなく
通話料金が下がることもなかったと思われるにょ。


やはりタブレット端末を普及させるためには価格ダウンが必要不可欠といえるにょ。
しかし、製造コストには限界があるため一定以下の価格に下げることは不可能にょ。
それが可能になるのはビジネスモデルを変えた場合にょ。
3G通信セットであれば毎月の通信料金というキャリアの収入によって販売店にインセを
出すことが可能になりそれで端末の価格の値引きが可能になるのだけどそうではない
場合となるとコンシューマゲームのビジネスモデルがあるにょ。
これは本体は逆ざや(製造コストより安価な料金で販売)であってもソフトのライセンス
収入によって補填することが可能になるというものにょ。
先日、値下げとなったニンテンドー3DSも任天堂としては珍しい逆ざやの価格設定だけど
価格が安くなったことが売上に大きな影響を与えていることはデータの上からも明らかな
ものとなっているにょ。

Amazonも近日発表するタブレット端末においてコンシューマゲームのようなビジネス
モデルを行おうとしているにょ。
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1108/19/news045.html
本体で多少の赤字が出てもコンテンツ売上が十分にあればそれで補填ができるからね。
ただし、これも自由にアプリが使えるのであれば大きく変わってくるにょ。
コンシューマゲーム機においてユーザーが自作アプリを使用できないのはセキュリティ上の
問題もあるけどコンシューマゲームのビジネスモデルとして一定以上のソフトをユーザーが
購入する必要があるためにょ。
そのため自作アプリが自由使用できるような環境ではそのビジネスモデルを維持するのが
難しくなるにょ。
Amazonの新型タブレット端末もアプリを自由に追加することで他の電子書籍も利用できる
というのであれば逆ざや状態で販売するのはリスクが非常に大きくなってしまうにょ。

現状では依然としてiPadの一人勝ち状態が続いているタブレット端末だけどけどこれも
iPhoneとAndoroid搭載スマホのシェアの変動(Androidがスマホ用OSのほぼ半数に達したけど
iPhoneのシェアは2年前からほとんど変わっていない)を考えるとAndroid搭載タブレット
端末がiPadより多くのシェアを奪うのは時間の問題だと思われるにょ。
あとは、スマホの普及率が上がればタブレット端末の販売台数も増加するとはいえ、結局、
ユーザーがタブレット端末の使用価値を見いだしそれが価格に似合うかどうかで今後の
タブレット端末の普及に大きな影響を与えると思われるにょ。
そうなるとタブレット端末の便利さを目の当たりにする機会が多いiPadのアドバンテージは
非常に大きいにょ。(シェアが大きいため機種の指名買いをする人も多い)
生活必需品ではないタブレット端末においてはやはりブランド力というのは非常に大きい
ため粗製濫造で機種だけ増やしてもやはりシェアの増加には繋がらないと思われるにょ。




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