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おちゃめくらぶ掲示板

685御茶目菜子:2011/08/18(木) 15:13:04
DS(15000円)+3DS(ゼロ円)
8月11日から従来より1万円安価となる定価15000円となったニンテンドー3DSだけどその
値下げの影響か8月第2週の売上台数は値下げ発表前と比べて6.6倍になった模様にょ。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110816-OYT1T00764.htm
台数でいえば、3万2381台から21万4821台になったわけだけどこの台数は3DSが発売開始
された週の37万1326台に次ぐ2番目の売上台数となっているにょ。
ただの値下げでここまで売れたゲーム機は過去に聞いたことがないので3DSの値下げは
現時点では成功と言えそうにょ。

問題はこれで終わり売れた分の反動が来る(しばらく3DSの値下げ前の売上をも下回る)
という考えの人がいるかもしれないにょ。
しかし、その心配は要らないと思うにょ。
何せ3DSが売れていなかった(といってもこれは旧DSとの相対比較であり新ゲーム機機で
年末商戦を挟んでいないのにこの売上台数というのは決して少ない数字ではない)という
のは確かだけどDSは依然として売れ続けているからにょ。
3DSは値下げによってDSiと同価格になったことに非常に大きな意味を持つにょ。
これは依然としてあるDSの買い換え、買い増し需要においてDSiではなく同価格の3DSを
ユーザーが選択するようになるということにょ。

3DSの値下げ前の価格で考えるとDSiが15000円、3DSが25000円となり、買い換え、買い増しに
おいてDSiではなく3DSを選ぶという場合には1万円で3DSの機能(3DSのソフトがプレイ可能
など)を考えてお得かということになるにょ。
これはDSを持ってない新規購入者においても同様のことが言えるにょ。
「3DSが思ったほど売れない」というのは単純に25000円という金額が高価というのもある
けれど差額1万円払う価値がそれほどないと感じているユーザーも少なくないというのが
あるために依然としてDSiが売れている理由になっていると思われるにょ。
こういう比較をしてしまうのは互換性のあるハードの宿命であり、互換性があるという
ことはハードの初期段階の普及に貢献できるものの互換性のある旧ハードがライバルと
して君臨することになるにょ。

PS3もそれでかなり当初は苦しんだにょ。
前世代の据え置き型コンシューマゲーム機においてトップシェアとなったPS2だけどそれが
あったからこそPS3では買い換え需要を睨んでPS2との互換機能をPS3に搭載したにょ。
しかし、実際はPS3発売後もPS2本体は売れ続けたにょ。
実売価格で4万円程度の差がある両者においてその価格差がPS3機能に似合うとは思えない
人がいたからこそPS3発売後もPS2が売れ続けたというわけにょ。
それならPS2の販売を終了すればそれらの人がPS3を買うかというとそんなことはなくただ
買い控えが起きるだけにょ。
したがって、SCEはPS3からPS2機能を省いて安価にするという方法を取ったにょ。
これによって、PS3機能は要らないという人はPS2を買うという選択が残されたのと同時に
PS2はどうせあるからPS3機能だけを安価に欲しいというという人は価格の下がったPS3を
買うという選択ができたにょ。

これをDSに当てはめて考えると任天堂はDSとの互換性を持たない3DSを安価で販売すると
いう方法を取ることもできたにょ。
GBA以降の任天堂ハードは旧世代との互換性を搭載しているもののこれは必ずしもすべてに
搭載されているとは限らないにょ。
特に末期のハードにおいては旧世代との互換性を切るということも少なくないからね。
GBAの系統であるGB microにおいてはGB/GBカラーとの互換性が省かれたし、DSiにおいては
GBAとの互換性が省かれたにょ。
Wiiにおいては現状ではGCとの互換性があるものの欧州ではその互換性を省いたモデルが
登場するらしいにょ。
http://japanese.engadget.com/2011/08/17/wii-gc/
こういうものは主にハードのコスト削減を理由に行われているにょ。
3DSも3DS専用ハードを作れば良かったけど3DSが思ったほど売れてない上にまだ発売されて
半年足らずであり十分な専用ソフトが出回ってないためにそんなことをすればさらに
窮地に陥ってしまうにょ。

そこで任天堂が採った選択は3DS発売後にDSを購入するユーザーに3DSを選択してもらおう
というものにょ。
3DSの価格がDSiと同じ15000円になったことでDS(15000円)+3DS(ゼロ円)と考える
ことができるにょ。
これはDSを欲している人に対して3DSの機能を事実上ゼロ円で入手可能になったという
ことにょ。。
この方法は3DSの価格が下げたのだからついでにDSiの価格を下げてしまうということを
すれば水の泡になるにょ。
したがって、DSiの値下げは当分無いと思われるにょ。(恐らくこのままフェイドアウトか
3DSが十分普及すると思われる来年以降に価格引き下げをするという二択になる)
同じメーカーの新ハードが旧ハードと同価格になるというのは異例なことなのにさらに
旧ハードとの互換性がある新ハードが旧ハードと同価格となれば旧ハードを選択する
理由は何もないにょ。(デザインの好みとかの例外を除いて)

この値下げによって「純粋に15000円が高価」「DSを買い換える予定はない」という人
以外は3DSは魅力なハードになったにょ。
といっても、私自身まだ買ってないんだけどね(笑)
DSを買い換えるつもりならば追加コストゼロ円で済むわけだけどそうでなければ15000円
かかるわけだし、それが3DSの機能に似合うかどうかとなるとやはりキラーソフトが発売
されないと厳しいにょ。
私と同じような考えの人が多いとすると値下げで一気に売上は伸びたものの売上台数は
値下げ発表前から少し増える程度(2倍弱くらい)に止まると思われるにょ。(確実に
増えるのはDSiの販売台数分であり、あとは現状のソフトを見て25000円なら高価だから
買わないけど15000円なら買うという人を加味する必要がある)
年内に予定されている「マリオ」「マリオカート」の新作が3DSをさらにブーストするのは
間違いないのでそれを見越して15000円なら買ってもいいという人も相当数出ることだと
思われるにょ。

価格を従来の6割(25000円→15000円)に設定しても仮に平均販売台数が1.7倍に伸びれば
売上金額は従来より上回るから任天堂としては大きな利益が出る・・・というものでは
ないにょ。
それは利益が出るかどうかは売上金額では決まらないからにょ。
実際この値下げによって逆ざやになったみたいだからね。(どの程度の逆ざやになっている
かはアカされてはいないけど数千円の逆ざやである可能性は高そう)
任天堂はこのような逆ざやを嫌っているために基本的に値下げは十分にコストダウンできて
からでないと行わない主義だったけど今回はかなり無理をした値下げといえるにょ。
しかし、任天堂以外のMSやSCEは本体を逆ざやで販売しソフトでその分を補填するという
ビジネスモデルであるため逆ざやを極力避けている任天堂が特別とも言えるにょ。

ハードが売れればその分だけソフトの売れる余地が大きくなるにょ。
その時点でのハードの普及台数の3割売れれば大ヒットといってもいいレベルであるため
今回の21万台を合わせて150万台を超えたレベルであるためどんなソフトを出しても50万本
売れればいい方といえるにょ。(ハード初期段階は稼働率が高いため4割〜5割行くことも
あるけど)
しかし、キラーソフトは例外にょ。
GCの「スマブラDX」は発売時のGC本体の台数以上の売上本数となったにょ。
キラーソフトにおいてはハードの売上が牽引できるためそうなればパイ自体が大きくなる
ためにさらに大きな売上が期待できるにょ。

そう考えれば値下げは年内に発売される「マリオ」の新作とと合わせて行っても問題が
無かったとはいえ、これは7月29日に書いたように予定を大きくした回る状態がずっと
続くことを避けるためであり、やはりライバルとなるPS Vitaの価格が発表されたことが
それに大きな影響を与えたと考えられるにょ。
値下げが無かったら年末までさらなる低迷が続くことになりいくらハードの牽引ができる
キラーソフトが発売されても販売機会の損失がかなり起きてしまい結果として大きな
マイナスとなると予想されたためだと思われるにょ。(3DSが値下げによって年末までに
値下げ無しと比べて100万台多く売れると考えるとその間のソフトの販売本数は上記の計算
だと最大で1タイトル当たり30万本変わってくることになる)

それでもPS Vitaが対抗して発売日までに値下げを行うという方法をとれば3DSの優位性は
減ってしまうけどそれはさすがに難しいにょ。
原価計算は特にしていないけど現時点の価格でも恐らく1万円以上の逆ざやになっていると
私は予想しているにょ。
それでもPS3発売当時のように原価約800ドルのものを約600ドルで販売しなくてはならない
というのに比べるとかなり楽にょ。
もっともSCEも最初からPS Vitaで利益が出せるとは考えておらず、3年以内での黒字転換を
予定しているにょ。
しかし、ここからさらに値下げをするならば3年では難しくなり、さらに転換まで時間を
要することになり、PS Vitaが3DSの値下げに対抗して値下げすることはほぼ無いといって
いいと思われるにょ。
したがって、3DSは価格のアドバンテージは保ったままになると予想されるにょ。

もしも、3DSを値下げしなければ価格面のアドバンテージはなく恐らくPS Vitaの発売が
迫るたびに3DSを売上を落とすことになったかもしれないけどここまで価格差があれば
PS Vitaのために3DSを買い控えすることもなくなるため値下げによる3DS売上台数の伸びは
値下げをしない場合と比べてかなり大きなものになりそうにょ。(私の予想では値下げが
無い場合と比べて年内だけで100万台くらい増えると考えている)




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