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おちゃめくらぶ掲示板

682御茶目菜子:2011/08/15(月) 14:59:05
pixivの時代はもう終わり・・・?
8月12日〜14日に開催された今年の夏コミも無事に終了したにょ。
コミケに行ったことのある人なら分かるけどその人混みもだけど参加サークル数の多さに
びっくりすること間違いないにょ。
何せ1日当たり1万サークル以上、3日間で3万サークル以上が参加しているわけだからね。
音楽や小説で参加している人もいるとはいえ大半は絵(漫画、イラスト、CGなど)による
ものとなっているためこれだけたくさん絵を描いている人がいるのかと感じてしまうにょ。
しかし、コミケに参加しているサークルはほとんどが東京近郊であり日本中にはこの何倍も
描いている人がいるにょ。
実際イラストSNSで国内トップとなっているpixivを見ると会員数は340万人に達している
からね。
とはいえ、その中でも絵を全く投稿していないROM専と言われる人は8割以上占めていると
思われるにょ。
それでも60万人程度が絵を投稿しているにょ。(複数のアカウントを使い分けている人も
いるため実際のユーザー数はこれよりも少ないと思われる)

そんなpixivだけど以前よりシステム変更に対してはユーザーの不満を感じていたにょ。
そして、さらに問題となったのはカオスラウンジ騒動にょ。
アート集団とされているカオスラウンジだけど問題とされているのは他者が描いた絵を
無断で使用、加工し「現代アート」として自らの作品として発表していることにょ。
自作絵で多いのは二次創作(アニメ、漫画、ゲームなどのキャラを自分で描いたもの)
だけど二次創作というのは著作権法でいえばグレーゾーンになるにょ。
著作権侵害は親告罪であるため著作権者の訴えがない限りは問題ないにょ。
個人が非営利で描いている絵に関してはほとんどの著作権者は寛容でありディズニーの
ようにやたら厳しいところを除けば自作絵を描くということが著作権法で問題となることは
ないにょ。
その描いた絵が二次創作であっても当然絵に関しては描いた人の著作権があるためそれを
無断使用することは著作権侵害となるにょ。(pixivにおいてはトレスや模写を発表する
ことは認められているため直接使用ではなく模写をしたものであれば問題ないと言えなくは
ないけど)

さらに問題となったのはそのカオスラウンジはpixiv運営と関係しているといううわさにょ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1107/27/news082.html
pixiv運営側は否定しているもののこの釈明は疑惑をさらに深める結果になったにょ。
徐々に見られていたpixiv離れだけどこの一件によってさらに加速していったにょ。
その結果イラストSNSであるPixaTINAMIは通常の50〜100倍という急激な新規登録者が
あったにょ。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/20110727_463216.html

やはり、そんな問題続きのpixivもそう簡単に廃れることはないにょ。
というのも下記のようなメリットがあるからね。

 (1)自由な表現ができる
 (2)ユーザー数が多い

(1)やはり大きいのはR-18の存在にょ。
今まであらゆるメディア(主にVHS、DVDなどの映像メディア)においてエロの存在は
無視することができないからね。
表現の自由においては切っても切り離せない関係があるにょ。(もちろん国内で発表する
場合には刑法175条があるためそれに抵触しないレベルである必要があるけど)
pixivはデフォルトでは「R-18を閲覧しない」設定になっているけど大半の人が閲覧する
ように設定し直しているのではないかと思われるにょ。
また、R-18といってもエロだけではなくグロもあるにょ。
グロもR-18Gというタグを別に用いることで閲覧しないように設定ができるにょ。
一般作(健全絵)とエロの線引きやエロとグロの線引きは基本的に投稿者に委ねられて
いるにょ。
pixivにおいてはアバウトな言い方では「少年漫画誌に掲載できるレベル」を健全絵の基準
としており具体的には性器が見えないもの女性の乳首が見えないものとされているにょ。
R-18、R-18Gにおいては特に制限がなくかなりエロ・グロに寛容といえるにょ。

他のSNSを見てみるとTINAMIとニコニコ静画はR-15までとなっているにょ。(ニコ静をSNS
と呼んでいいかは微妙だけどここではSNSとしての機能について語るつもりはないので
便宜上SNSとして分類する)
ただし、同じR-15でもTINAMIとニコ静では異なるにょ。
一番の違いは女性乳首の可否にょ。
TINAMIはR-15でもOKなのに対してニコ静ではR-15でもNGとなっているにょ。
この辺の線引きはSNSによって大きくことなるためどこまで許容されているからあらかじめ
調べておく必要があるにょ。
調べても分からない場合はすでに投稿されている絵を見てそれを越えるレベルのものを投稿
しなければ問題ないにょ。(裁判における判例と同じ考え方)

ニコ静は先日R-15作品を「ニコニコ春画」として健全作品から切り離すことにしたにょ。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1108/11/news040.html
これは健全作品を発表する場としてのユーザーの表現の自由を守るための措置だけど
切り離すことで従来無かったR-15のランキングも発表されることになったにょ。
活性化させるにはエロは重要な要素の1つとはいえやはり何らかの形で区別する必要が
あるにょ。
pixivはタグでR-18作品を閲覧しないようにできるとはいえやはりタイバニ人気で急増した
BL作品に嫌悪感を抱いている人も少なくないにょ。
R-18の基準に満たない作品をR-18タグを付けずに投稿することは問題ではないとはいえ
自衛手段としては「腐」でマイナス検索をするしかないにょ。
性癖というのは多種多様有りそれらをすべて意図的に防ぐというのは極めて困難である
といえるにょ。

pixivで寛容なのはエロ・グロだけではないにょ。
やはり、カオスラウンジ騒動で問題となったように著作権に関しても寛容ということにょ。
著作権に厳しくて二次創作は全面アウトというのはさすがにやりすぎだと思うけどpixivの
場合は模写やトレスは容認されているからね。
版権絵をそのままトレスした絵であっても「トレス」タグを付けていれば自分の作品と
して発表できるということにょ。
個人的には模写は問題ないけどトレスは作品として発表するのは微妙に思えるにょ。
私自身、手の形が分からなければ自分の手を模写(というかデッサン)して描くことは
良くあるし、描きたい背景の資料が無ければネット上の画像を模写して組み合わせて描く
ということをよくしているけどトレスは基本的にはしないからにょ。

TINAMIにおいてはトレスは全面NGとなっているにょ。(個人的に著作権者より許可を
得てそれを明確に提示している場合を除く)
ニコ静においては特に決まりはないみたいだけどトレスパロに関しては寛容に思えるにょ。
トレスパロというのはトレスした絵をベースに他の版権キャラに描き直すある作品の絵を
別の作品風に描くというものにょ。
これはある程度の画力があればトレスパロではなくても似せて描くことができるけど
それに達しない場合はかなり難しいからね。
別の作品風にするということが一種のオリジナリティであるため全くオリジナリティが
関与しない単純なトレスとは異なりトレスパロは作品として全面否定はできないと思うにょ。
実際、ニコ静の母体となるニコ動においても古くからトレスパロは一定の支持を得ている
からね。

(2)作品を発表する側(絵師側)からすると一人でも多くの人に見てもらいたいというものが
あるし、ROM側からするといい絵がたくさん見つかるとうれしいというのがあるにょ。
そのためユーザー数が多いSNSはそういう面において有利になるにょ。
作品数の総数は分からないけど二次創作の中ではトップシェアとなっている東方シリーズに
関していえばpixivは1109643作品、ニコ静は53253作品、TINAMIは17916件にょ。
出来てから年数の経ってないニコ静においては作品数で単純比較をするのはフェアではない
とはいえ、数においてはpixivが圧勝にょ。
万単位で作品が発表されているならば十分という見方はあるかもしれないけどこれは最大手
となる東方だから数が多いけどマイナー作品であればさらに厳しくなるにょ。
pixivで数100枚程度のマイナー気味の版権だとTINAMIやニコ静ではほとんど投稿作品が
見られないからね。
実際pixivで298作品の某版権はTINAMIだと13枚、ニコ静だと1枚しかないにょ。
投稿作品が少ないと検索する人も減るためマイナー版権絵はpixivの方が圧倒的に有利と
いえそうにょ。

では、実際に閲覧数はどうなのかというと5月27日に書いたようにニコ静は意外に多くの
閲覧数があったにょ。
私の投稿データを元にすると閲覧数はpixivの半分、ブクマ数はpixivとほぼ同等、
コメント数はpixivの10倍だったからね。
これはニコ静を利用しているのは一部の人だけとはいえ、アカウント数2000万を超える
ニコ動が母体となっていることが大きいにょ。
ただし、比較対象となったのは超人気版権であるまどマギの絵がメインであったことが
大きいにょ。
裾野の広いpixivとは異なり、ニコ静は目立つものにのみ集中する傾向があるからね。
これは標準でソート機能を備えているということも大きいと思われるにょ。
人気作品には人が集中するけどそうでない作品はpixivより大幅に劣る結果になっている
からね。
これは私が投稿したまどマギ以外の版権絵を見ても明らかにょ。

TINAMIにおいては私は7月27日のリニューアル後にようやくユーザー登録したにょ。
しかし、私が登録した時点でユーザー総数が14万人ということでpixivの20分の1もないにょ。
それでもpixivの20分の1の閲覧数が期待できるけど実際の閲覧数はpixivに投稿している
同じ絵と比べて30〜50分の1しかないにょ。
これはTINAMIがオリジナルをメインとしており、二次創作は最近増えているものの閲覧者の
ベースはオリジナル絵目的であるためではないかと思われるにょ。
それにpixivやニコ静では被お気に入りがすでに3桁いるけどTINAMIはゼロからの出発だから
閲覧数が伸びなくても当然にょ。

やはり、閲覧数からいえばpixivが別格である・・・といえるのだけどこれにも実は
カラクリがあるにょ。
それは閲覧数の水増し疑惑にょ。
1年前から急に増え始めた閲覧数だけどこれはユーザー登録が増えれば当然のことだという
認識で私は特に問題視することは無かったけどたまに再読込をすれば閲覧数がほとんど無い
絵にも関わらず8ずつ閲覧数が増えていくというのを見て2chの某スレにてこの現象を
検証する人まで現れたにょ。
その人の結果では総閲覧数の58%が水増し分となり、実際の閲覧数は約4割程度しかない
ということが分かったにょ。
これは1つの例だけど2〜3倍の閲覧数水増しは一部のpixivユーザーにとっては暗黙の
了解となっていたにょ。
ただ、閲覧数の水増しは広告主にPVを公開しているpixiv運営にとっては必要悪だったの
かもしれないけど問題行動には変わりないため一連の不祥事隠蔽のどさくさに紛れて
どうやら閲覧の水増しをやめてしまったらしいにょ。
そのため8月9日からは閲覧数が激減しているにょ。

この閲覧水増しが無くなってから私が最初に投稿した作品は投稿初日の閲覧数1026、評価
212点となったにょ。(コミケの影響でランキングのボーダーラインが下がっておりこの
評価でもブクマのうちあと1つが公開ブクマならばRRに入っていた)
私の場合はまどマギクラスの超人気作品で初日閲覧数3000〜6000、並の人気作品で
2000〜4000、マイナー作品で1000〜2000程度であり、この度私が投稿したのはそれなりに
人気版権であるため本来であれば初日閲覧数は2000〜3000くらいに達すると思われて
いたにょ。
しかし、今まで閲覧数が水増しされていてそれが無くなることで閲覧数がこれまでの
4割になったのであれば閲覧数1026は8月8日まででいえば2565に相当するため整合性が
取れるにょ。
それに私の平均評価率は0.7%であり、評価率が高めになる初日においても1%越えは
滅多にないという状況下においては評価率2.1%というのはコミケで人が少なくて閲覧数が
少なかったのではなく単純に水増し分が無くなったと考える方が妥当にょ。

確かに、閲覧数の水増しが無くなってもやはり閲覧数においてはpixivが他のSNSをリード
していると思われるけど本当にそうなのか・・・?
例えば5月27日に書いたニコ静との比較ではニコ静はpixivの半分の閲覧数となり当時の
閲覧数水増し分を考えるとニコ静はpixivを越えていると言えなくはないにょ。
これは上記のように人気作品は人が集まる傾向があるためそのような作品においてのみ
pixivの優位性が無くなったというだけに過ぎないにょ。
つまり、人気版権絵を描きニコ静で受けるタイプの絵であればpixivよりも多くの閲覧数を
期待できるけどマイナー気味の版権絵に関しては絶対ユーザー数の多いpixivの方が依然と
して有利だと思われるにょ。

pixivで一番厳しいのはオリジナル作品にょ。
それはランキング発表が版権とオリジナルを混合して行われているというのが大きいにょ。
人気版権であればそれなりのサムネ力があればタグ検索によって閲覧数が増えていき
評価は閲覧数に比例こそしないものの閲覧数が増えれば評価も上がり、ブクマ数も増え
やすくなるため人気版権絵を描くかどうかで大きく変わってくるにょ。
底辺レベルの画力しかない私でさえまどマギ絵ならばRR(ルーキーランキング)に入れる
わけだしね。
しかし、オリジナルだと画力だけで評価やブクマを稼ぐ必要がるためランキング入りする
のはたとえRRであってもかなり難しいにょ。

その点、ニコ静であれば創作(オリジナル)、ファンアート(版権絵)、殿堂入り(ボカロ
と東方)と分かれているためそれなりのレベルで描ける人ならばオリジナルでランキング
入りすることはpixivと比べたら遙かに容易にょ。(というか、pixivでオリジナルオンリーで
ランキング入りを目指すにはよほどすごい画力の持ち主でなければこつこつ投稿していって
被お気に入りを増やす以外に方法はない)
またTINAMIもオリジナルと版権(二次創作)でランキングが分かれているし元々上記の
ようにオリジナルがメインであったためオリジナルでのランキング入りというのはpixivと
比べて容易にょ。(ユーザー数が少ないとはいえTINAMIの場合はpixivの底辺未満の
レベルの人の割合が少ないため相対的に考えるとpixivで下位に居るならばTINAMIでも
難しいかもしれない)

今まではpixivだけで十分だったけどやはりこれからはSNSの使い分けが重要になってくると
思われるにょ。
pixivにはpixivの良さがあるためpixivを退会して他のSNS利用するのではなく併用する
ことで両者の弱点が補完可能になると思われるにょ。
その際に気になるのは複数のSNSに同じ絵を投稿するか否かだけど私の考えは「一人でも
多くの人に自分が描いた絵を見てもらいたい」ためにそれは気にしないにょ。
超有名人ならば「この絵は他所で見た」という人が多数現れるだろうけど私程度の絵師
ならばそこまで配慮する必要性はないと思うにょ。
ネット上で嫌われているマルチポストによる質問とは根本的に異なるため複数のSNSに
同じ絵を投稿するということは全く問題ないとも言えるにょ。
そのため数字の上ではpixivが圧勝の現状だけど複数のSNSを使い分ける人が増えてくれば
そのアドバンテージが極めて脆いものとなり簡単に崩れかねないにょ。
カオスラウンジ騒動で0.1%のユーザー(実ユーザー数では3000人程度?)が退会した
と言われているけど併用者を考えるとすでに数%規模でpixivメインの人は減っていると
思われるにょ。
1ヶ月足らずでこれなのだから数年先はどうなるかは全く分からないにょ。




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