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おちゃめくらぶ掲示板
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TVアニメの楽しみ方
夏の新番組アニメは例年春や秋と比べると少ないとはいえ、今期は30作品近くあるにょ。
7月が始まって10日が過ぎ、(最速放送地域においては)この夏に始まる新番組アニメは
粗方出そろったにょ。(残るのは7/15スタートの「ダンタリアンの書架」くらい)
これが、AT-Xに加入していない地方民だと見れる数がぐっと少なくなるのだけど厄介な
ことに(うれしいことに)今期新番組はニコニコ動画による公式配信だけでも13作品も
あり他のサイトにおける公式配信を利用すればネット配信だけで過半数の作品を視聴可能に
なっているにょ。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110708_459232.html
地方在住の私の理想を言えばすべての作品においてネット配信を行って欲しいところだけど
それぞれの作品の事情があるのでどうしても難しい作品もあるだろうし、この公式配信の
増加は7月24日で終了するアナログ放送によって発生する地デジ難民を救う効果もあるかも
しれないにょ。
何せ従来のアナログ放送で受信できていたTV局の放送が地デジ化によって見れなくなると
いうパターンが非常に多いからにょ。
実際私もこの地デジ化によって7月24日以降は激減しそうな雰囲気だからね。
そういう意味でもこのようなネット配信の増加は嬉しい限りにょ。
ここまで多いと事前のチェックによる足きりが行う必要があるかもしれないにょ。
そのための条件となるのはキャラデザ、雰囲気などが自分に合うかどうか、制作スタッフ
には誰がいるのかなどがあるのだけど漫画、ラノベ原作のアニメ化で事前にその原作を
読んでいたという場合を除けば事前情報だけでそのアニメが面白いかどうかは判断する
のは早計といえるにょ。
そのため「どんなアニメでも第1話だけは見る」という人も中にはいるにょ。
しかし、この1話だけの視聴というのも微妙にょ。
設定が複雑な作品の場合は1話は説明だけでほとんど使ってしまう場合もあるし、ある程度
記号化されたラノベ原作などの場合は「またこの展開か」などのような感想を抱いてしまい
がちとなってしまうからにょ。
1話において雰囲気が自分に合わないというアニメは見る必要はないとはいえ昨今のアニメに
おいては1話の導入部分が微妙(原作既読者ならばついていけるけどそれ以外はついて
いけないような展開)という作品も少なくはないにょ。
1話だけで判断が難しいといってもすべてのアニメを全話みるというのは時間的に厳しい
場合も多いためどこかで判断を下す必要があるにょ。
個人的には3話くらいが1つの区切りだと思われるにょ。
なぜ3話なのかというと原作の1巻分をアニメ化した場合は作品によって変わるものの3話分
くらいになることが多いためにょ。
昨今増加しているラノベ原作のアニメ化だけどラノベの場合は基本的に1冊ごとに話が
独立しているにょ。(1冊読めば基本的に話が完結するようにできている)
したがって、それをアニメ化すれば3話くらいで1つの話の区切りができるというわけにょ。
しかし、漫画の場合はコミックスの1巻ごとが独立しているという作品はストーリーもの
ではほとんどないにょ。
また、オリジナルアニメの場合はまったくそのような縛りはないにょ。
しかし、深夜アニメの場合はDVD、Blu-rayなどの映像メディアの販売によるビジネスモデル
によって成立しているため実は縛りはないように見えても存在するにょ。
例えば4月放送開始の春アニメの場合は多くの作品は6月にDVD(Blu-ray)の第1巻が発売
されたにょ。
その販売数を増やすために重要なのは6月の内容・・・とは限らず4月の内容が銃となって
くる場合が多いにょ。
というのも6月発売の作品の場合は4〜5月に発注の締め切りがくるからにょ。
4月締め切りの場合は4月の段階である程度の人気を得ている必要があるわけにょ。
これが人気原作のアニメ化の場合は出版社側の猛烈な宣伝があるためまた変わってくるけど
オリジナル作品なマイナー原作(弱小出版社連載作品)のアニメ化作品の場合はかなり
重要なポイントになってくるにょ。
1月から始まった「魔法少女まどか☆マギカ」はオリジナルということで最初の段階で
盛り上げていく必要があったにょ。
その転換となったのは第3話のマミ先輩の壮絶な死にょ。
それまでは制作スタッフに興味を持っている人のみが指示していたこの作品にそれ以外の
人が多く流れ込み大成功したにょ。
昨年のオリジナルアニメで成功した「AngelBeats!」を見てみても第1話は世界観の説明も
なくいきなり戦闘となり内容について行けない人が多発したにょ。
ある程度説明不足の方がネットでの考察の盛り上がりなどにつながるためこれは意図した
ものだろうけど販売戦略を考えると視聴者にその世界観が分かるように伝えていく必要が
あるにょ。
敵である(と当時は思われていた)天使の正体を暴こうとするSSS(死の世界戦線)の
メンバーたちとは裏腹にガールズバンド「ガルデモ」のボーカルを務める岩沢の消滅を
描いた第3話が転換になったと思われるにょ。
そうなるとヒット作品になるかどうかは3話で粗方決まるといっても過言ではないにょ。
ヒット作品になるかどうかと自分がおもしろいかどうかは直接関連性はない(売れている
作品がおもしろいのならば某漫画のように世界で一番売れているハンバーガーとコーラが
いちばんおいしい食べ物になってしまう)とはいえ、基本的に3話くらいまでは見ないと
面白いかどうかを判断することはできないというのは上記の例からいって言えると
思われるにょ。
春の新番組では期待が大きかった「日常」だけどDVD売上約900枚、Blu-ray売上約2600枚で
合算3500枚という私の当初の予想を大幅に下回るセールスとなったにょ。
オリコン初動売上3000枚が深夜アニメの場合は損益分岐点になっていることが多いため
この基準で考えるならば日常は(セールス的に)成功でも失敗でもないといえるけど
宣伝にかなりの予算をかけている作品ということを考えると恐らく損益分岐点には達して
ないのではないかと思われるにょ。
ここ最近に京アニが手がけた作品を元に考えると悪くても1万枚、うまくいけば2〜3万の
セールスは期待されていただろうからそこまで気合いを入れて宣伝していただろうからね。
私は日常がアニメ化すると決まった段階で原作を全巻購入し事前チェックをしていたの
だけど日常のおもしろさは「絶妙のテンポ」にあると思うにょ。
そして、何より科学と魔術が交差・・・ではなく、東雲研究所と時定高校が交差するのが
この話の面白さを盛り上げていると思われるにょ。
漫画の場合は人それぞれが自分のテンポをイメージして読んでいるため5月5日にも書いた
ようにそれをアニメ化した場合はそのイメージ通りのテンポでないとテンポが悪いと感じて
しまうにょ。
これはアニメ化する時点で仕方がないにょ。
このテンポをイメージ通りにアニメ化するというのは非常に困難なことなので「よつのは」
作者であるあずまきよひこ氏も自身の作品である「よつのは」のアニメ化は無理と断言
しているくらいにょ。
テンポが面白さの要素となっている作品はアニメ化が難しいのだけど日常の場合は個性的
かつ魅力的なキャラが豊富というのも重要なポイントにょ。
その中でもとりわけ重要なのが東雲研究所と時定高校との交差にょ。
そして、その中心人物となるのがなのの存在だと思われるにょ。
つまり、このなのの扱いによって日常のおもしろさは大きく変わると思われるにょ。
しかし、原作ではスタート段階から時定高校に通っていたなのがアニメでは2クール目と
なる第14話からようやく通うようになったにょ。
これは科学と魔術が交差する「とある魔術の禁書目録」においてインデックスが学園都市に
行ってない状態の話を描くのと同じようなものにょ。(作品における重要度ならばなのは
インデックス以上かもしれない)
アニメ「けいおん!」においてはあずにゃんこと中野梓がキーマンとなったにょ。
このあずにゃんによって2年生サイド(主役である唯たち)と1年生サイドの物語の架け橋
となったからね。
それがあったからこそ1期では原作を多少端折ってもあずにゃんを早期登場させたにょ。
学年が異なるため登場させるためには唯たちを進級させる必要があったわけだからね。
日常に話を戻すと日常は大きく分けると東雲研究所サイドの物語と時定高校サイドの物語が
あり、そして時定高校サイドの中にも1年生サイド(主役であるゆっこたちががいる1年Q組)
の物語と2年生サイド(笹原先輩や立花みさとがいる2年P組)の物語に加えて囲碁サッカー
部やフェイ王国編(これはゆっこの夢の話なので時定高校に含めることにした)もあるにょ。
それぞれはほぼ独立しているためアニメでは順不同で放送がされているにょ。
ただ、ネックとなったのは上記のようになのが東雲研究所サイドからずっと出てこなかった
ことにょ。
恐らく日常が1クールであるならば原作通り当初からなのは時定高校に通うことになった
だろうけど2クールになったことでこれは変わったと思われるにょ。
しかし、これによって日常のキーとなる人物であるなのの立ち位置が変わってしまった
ことで日常のおもしろさに影響を与えてしまったにょ。
その結果が第1巻の予想外に低いセールスにつながったのではないかと思われるにょ。
上記では3話まで見ればだいたい面白いかどうか分かると書いたのだけどこれは2クール
作品の場合は新展開用としておいしい部分を取り置きしている場合があるため1クール分
見ても判断が難しい場合さえあるにょ。(雰囲気そのものが変わる場合は希有なので
最初の3話くらい見れば雰囲気が自分に合うかどうかは分かるだろうけど)
とりあえず、全話録画しておいて周囲の評判やWeb上でのレビューなどを参考にして
ある程度の話数が過ぎた(もしくは全話放送された)後に自分が視聴する作品を選択する
という方法もありにょ。
しかし、これはネット配信の場合は基本的に配信日から1週間のみ(日常は第8話から
3日間のみに変更された)の配信となっているため(ローカルに保存していない限りは)
後から見ることはできないにょ。
これはネット配信の場合は配信期間が終了しても有料配信という選択肢が残されている
けど日常の場合はなぜかその選択肢さえも無くなってしまったにょ。
ネットで盛り上がった作品が必ずしもヒットに結びつくというわけではないけどヒット
した作品は必ずネットで盛り上がっているにょ。
したがって、地域が限られているTV放送とは異なり全国が対象となるネット配信は個人的
にはDVD、Blu-rayのセールス面でもかなり効果的だと考えているにょ。
最近はDVD、Blu-rayの売上減少が見られる中、一部の作品に一極集中する傾向が高まって
おり、1月放送開始アニメではまどマギが全体の約半分、ISがその半分(約1/4)でその他の
作品が全部合わせて約1/4という極端なことになってしまっている状況だしね。
http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-2466.html
そのためあまり話題にはならないけどそこそこ良作というのは埋もれてしまう場合が少なく
ないにょ。
それに、ヒットした作品、盛り上がっている作品が必ずしも自分にとって面白いかどうか
分からないにょ。
結局のところ、自分に合う(自分が面白い)かどうかは自分の目で確かめるしか方法が
ないにょ。
自分が見てない(もしくは途中で切った)作品に限って盛り上がり、評判が良いなんて
ことも少なくないわけだからね。
そういう場合で録画さえしてない作品は有料配信やDVDレンタルなどで後から視聴する
という選択肢もあるにょ。(ただし、あまりマイナーな作品の場合はレンタルで取り扱って
ない店も多いため難しい場合もある)
さて、アニメを楽しむ場合に問題となるのはネタバレにょ。
オリジナル作品の場合はネタバレはなくても個人の考察が結果的にネタバレになって
しまう場合もあるからね。
後から評判の良い作品を見ようとするならばこのネタバレを避けることはできないにょ。
そのためそういう視聴方法の人はネタバレを含めて楽しめるかどうかが重要とあんるにょ。
アニメが始まる前にすでに原作を読みそれでどんな内容かを把握していればネタバレの
心配はないのだけど今度は先が読めてしまうという難点があるにょ。
とはいえ、原作通りにアニメ化しても原作のイメージ通りにはならないにょ。
その違いを含めて楽しめるかどうかが問題となるにょ。
日常も京アニの独自解釈や設定変更部分を好意的に受け入れるかどうかで評価が大きく
変わってくるからね。
やはり、原作との違いを気にする人であれば好きな漫画(ラノベ)がアニメ化された際には
あえてそれを見ないという選択もあるにょ。
強い思い入れは先入観によってマイナス評価の原因となってしまうからね。
つまらない思いをしてまで見る必要は全くないにょ。
TVアニメの作品数は減少傾向にあるとはいえ全作品、全話視聴するのは極めて困難であり
うまく見るためには自分なりの視聴スタイルを構築することが重要になってくるにょ。
全作品の中からどの作品を視聴するのかを選択する方法も重要だし、一旦見始めたアニメを
切るか否かというタイミングも重要となってくるにょ。
上記のような「3話切り」も1つの方法論としてはありだけどこれも絶対的なものでは
ないわけだからね。
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