したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

おちゃめくらぶ掲示板

638御茶目菜子:2011/07/02(土) 16:28:06
小型軽量化のためには犠牲が必要!?
オリンパスから新型ミラーレスカメラが発表されたにょ。
発表されたのは下記の3機種にょ。

 E-P3
 http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110630_456734.html
 E-PL3
 http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110630_457008.html
 E-PM1
 http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110630_457002.html

この中でE-P3のみが製品の正式発表であとの2機種は開発発表に止まっており発売
されるのは秋頃の予定となっているにょ。
これを見て分かるように従来はE-P2、E-PL2の2機種だったのが3機種へと増えており
ミラーレスカメラへの力の入れ方が分かるにょ。
3機種もあってお互いが競合しないのかと気になる人もいると思うけど上位モデルの
E-P3は世界最速を謳う高速AFと操作性を重視した機種となっており、E-PL3はバリアングル
液晶を備えてメインストリーム用となっており、今回に新しく加わったのは小型軽量を
重視したE-PM1にょ。
発表時「世界最小最軽量」を謳っていたNEX-C3やGF3と比較すればその小ささや軽さが
よく分かるにょ。

       PM1     GF3     NEX-C3
  高さ   63.7mm   67.1mm   60mm
  幅    109.5mm   107.7mm ?? 109.6mm
  奥行き  33.9mm   32.5mm   33mm
  重量    217g    222g    225g (※メディア、バッテリ無しの重量)
  センサー  4/3     4/3    APS-C
  フラッシュ 外付け   内蔵   外付け
  手ぶれ補正 内蔵    非内蔵  非内蔵

これを見る限りボディ内に手ぶれ補正内蔵したレンズ交換式カメラでは世界最小最軽量を
主張しても良さそうだけどそれができないのは先日発表されたPENTAX Qがあるからにょ。
PENTAX Qよりも先に発表していればレンズ交換式のデジカメで世界最軽量となっていた
だけに非常に残念にょ。

サイズ、重量以外でE-PM1がE-PL3より優れている点はないと思われるのでE-PM1を選ぶ
というのはその小型軽量を重視する人となると思われるにょ。
そういう人ならばオリンパスにこだわりがあるので無ければGF3やNEX-C3も競合相手に
なると思われるにょ。(すでにマイクロフォーサーズのレンズ資産がある人ならば
C3は選択肢からはずれるだろうけど)
PM1もGF3もそれほどサイズには大きな違いはないからね。(新規にPM1を加え従来路線の
新機種も投入しているPENシリーズとは異なりGF3は小型軽量を重視したモデルとなって
おり従来路線からはずれた機種という認識を持っている人も少なくないため従来のGF
ユーザーからは賛否両論となっている)

PM1のアドバンテージは手ぶれ補正機能をボディに内蔵していることであり、GF3の
アドバンテージはフラッシュを内蔵していることだと思われるにょ。
あとは操作感の違いがあるにょ。(GF3はタッチパネル対応でありそれをメインとした
操作系となっていると思われる)
そのためデザイン、メーカー、操作感にこだわりが無ければどっちを重視して決めるか
というのでいいと思われるにょ。
フラッシュ、手ぶれ補正の両方が欲しければE-P3一択となるとなるけどそのためには
若干サイズ、重量を諦めなくてはならないにょ。
フラッシュ、手ぶれ補正機能は欲しいけど譲れないというのであればセンサーサイズは
小さくなるけどPENTAX Qしか選択肢はないにょ。

手ぶれ補正とフラッシュのどっちを重視すべきかというのは個人の撮影するものや選択
するレンズによって変わってくるにょ。
手ぶれ補正が内蔵された望遠系のレンズを使うならばフラッシュが内蔵されたGF3の方が
いいように見えるけどPM1は通常のホットシューを搭載しているため専用品に限らず汎用の
フラッシュ(外光式フラッシュ)さえも使用可能と思われるにょ。
しかし、フラッシュというのは万能ではないわけだし(発光する被写体、距離の遠い
被写体、反射率の高い被写体はフラッシュを使うことができない)個人的には雰囲気を
重視したいので「暗いからフラッシュを使って撮影する」というのはあまり好ましく思え
ないにょ。
PENシリーズは手ぶれ補正がボディに内蔵してあっても動画撮影時にはそれが働かず電子式
手ぶれ補正となるのに対してGF3に手ぶれ補正機能内蔵のレンズを使用した場合には光学式
手ぶれ補正が動画においても有効になるにょ。

したがって、動画重視ならばGF3、静止画重視ならばPM1となると思われるにょ。(単に
スペック表からは静止画の画素数と動画撮影時の解像度では両者に違いはないけど画素数や
解像度だけでは語ることはできないにょ。
これは、PM1とGF3だけに言えることではなくPENシリーズ、GFシリーズ全般に言えること
だけど小型化で何かを省略する必要がある場合に何を省略するかでそのメーカーの考え方の
違いが見えて非常に面白いにょ。
小型化が要求されればその考え方の違いがよりはっきりしてくるにょ。
PENTAXが選んだのはセンサーサイズを小さくするということでありその他の面は省略を
して来なかったにょ。
これはメーカーの考え方の違いをはっきり示す物として非常に面白いにょ。

この考え方の違いというのはデジカメという範疇に止まらずノートPCにおいてもいえる
ことであり、モバイルを考慮してないA4オールインワンノートの場合はとりあえずコスト面、
デザイン面の違いしか現れないけどモバイルノートの場合はその思想の違いというのは
大きく現れてくるにょ。
ThinkPadとLet'snoteはモバイルノートのブランド名としては有名だけどその方向性は大きく
異なるからね。
モバイルというのはサイズ、重量の関係から何かを切り捨てる必要があるけど何を切り捨て
何を重視するかということこそ重要なものになってくるにょ。
そのメーカーの考えがユーザーの考えと一致した時にその機種がそのユーザーにとっては
素晴らしいものに思えるし、別に人にとってはそう思わないというものになるにょ。
何を切り捨てる(あまり重視しない)かということはサイズや重量をある程度重視する
モバイルにおいては避けては通れない道にょ。
ただ、昨今のミラーレスカメラの執拗な小型、軽量化競争は操作性ダウンを招いてしまう
ような要素も多々あるため個人的にはそれだけが残念に感じるにょ。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板