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おちゃめくらぶ掲示板
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皆既月食を撮ろう!
昨晩(というか今朝)は日本全国で皆既月食が見られたにょ。
東京以北では食の始まりは見えるけど皆既月食中に沈んでしまうためすべての様子を見る
ことはできないけど私の地元では食の始まりから終わりまですべてが見れる・・・はず
だったにょ。
しかし、残念ながら雨天で空一面に雲があるため見ることができなかったにょ。
一昨年7月22日に皆既日食が日本で見れた時(といっても日本で皆既日食が見れたのはごく
一部の地域に止まりほとんどの場所では部分日食だったとはいえ近年では最大レベルの
欠けが見えたので日本中で日食ブームがおきた)には事前に道具を揃えたのだけど今回は
そういうことをしなかったのも月食の撮影は日食ほどは特別の道具は要らないからにょ。
日食で一番問題なのはその明るさにょ。
明るさを減らすためにはNDフィルターを一般的に用いることになるけど日食の1ヶ月前には
すでに定番ともいえるND400フィルターは入手不可能な状態に陥っていたにょ。
皆既日食ならともかく部分日食であっても太陽というのはとてつもなく明るいため数千、
数万分の1の明るさにしないとまともに撮影することはできないため私はNDフィルターを
5枚重ね(ND8+ND8+ND8+ND8+ND4=ND16384相当)で何とか乗り切ったにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/test/eclips.jpg (一昨年に私が撮影した日食写真)
無駄に買ってしまった3枚のND8フィルターは放置状態であるため今考えると非常にもったい
ないにょ。
では、月の撮影はどうなのかというと実を言うと満月の明るさは日中屋外の明るさとほぼ
同程度となっているにょ。
これは考えてみれば当たり前のことであり地球も月も太陽から約1.5億km離れているため
届く光の量はほぼ同程度だからにょ。
だから月の撮影というのは手持ちでオートでも意外にできたりするにょ。
もっともアップで撮影するにはそれなりの望遠レンズが必要になるため手持ちは困難な
こともあるけどね。
太陽も月も見た目では直径約0.5度しかないため画面にほぼ一杯に撮影するならば換算
2000mmクラスの超望遠レンズが必要になるにょ。
そこまでは無理としてもそれを主題とした写真を撮るならば換算600〜1000mmは欲しいにょ。
いくら月が日中屋外並の明るさといってもISO100では手持ちは厳しいためぶれずに撮影
するならば手持ち限界以上のシャッター速度(一般的に焦点距離分の1秒と言われている)が
稼げるようにISO感度を上げる必要があるにょ。(手ぶれ補正が4段分あれば4段分、
つまり16倍遅いシャッター速度で大丈夫っぽいけど月そのものが動いているため被写体
ブレを起こしてしまうので遅いシャッター速度だと注意が必要になる)
しかもこれは満月の場合であり、皆既月食中の「赤い月」の場合は満月より遙かに暗く
なるため三脚は必須といってもいいにょ。
滅多に見られないイベントだけにやはり食の始まりから皆既月食まで、皆既月食から
食の終わりまでを連続写真で変化を納めるという手もあるにょ。
昔は多重露出で行っていたたけどデジタル全盛の今は後からいくらでもレタッチで
重ねることが可能であるためそれと比べるとかなりハードルは低くなっているにょ。
しかし、これは連続写真だから意味があるわけであって食が始まった一部(その一瞬)
だけを見てもそれほど面白みのあるものではないにょ。
それは月が欠けて見えるのは日常茶飯事だからにょ。
皆既月食中のかけ方は三日月などとは異なるとはいえ、通常は欠けて見えることはない
日食と比べるとそのありがたみはほとんどないにょ。
連続写真というのは(インターバルタイマーを備えてない限りは)ずっと構えて一定時間
ごとに撮影というのが一番大変な作業となるのだけどそれならばいっそのこと動画で撮影
するというのもありにょ。
昨今のデジカメならばHD動画撮影機能が当たり前のようについているにょ。
これがQVGAなどの解像度であれば月が欠けている様子を見るためにはよほどの超望遠で
ない限り認識できなかったのだけどHD動画(720pや1080p)であれば換算200〜300mmという
普通の望遠レンズでも欠けている様子を十分に認識できるようになるにょ。
換算1000〜2000mmクラスの超望遠レンズで動画撮影した場合には月食中の月の移動に
自動的に追尾していかない限りはすぐにフレームアウトしてしまうけど200〜300mmくらい
であれば三脚に固定した状態でしばらく放置してもフレーム内に月は残るため後は見守る
だけで済むため誰でも簡単に撮影できてしまうにょ。(スタート段階で画面中央ではなく
右上に月が見える状態で固定しておくのがポイント)
つまり、動画撮影ならば特別な装備や撮影技術は要らず普通のコンデジと三脚があれば
ド素人でも皆既月食の様子を残すことができるということにょ。(機種によって動画撮影
時の連続撮影時間が極めて短いものがあるため数分しか連続撮影できない場合はこまめに
セットしなおす必要がある)
最近はケータイでもHD撮影機能があるからそれでも何とかなるかと思うかも知れないけど
月の欠けが分かるためにはある程度のピクセルサイズで月を撮影できることが必要になる
ために光学ズームを備えていないケータイでは撮影はできてもあまり良く見えないため
厳しいと思われるにょ。
換算35mmのレンズで720pのHD動画を撮影しても月の大きさはわずか直径10ピクセル程度で
しかないのでピクセル単位で完全に解像して辛うじて月の欠けが認識できる程度となる
からね。(iPhoneでは専用望遠レンズが発売されているため普段から望遠撮影に興味が
あるならばこれを機会に購入するのもありかもしれない)
それとケータイの場合は三脚に固定ができないため固定するための器具を自分で作るなり
買ってくるなりしなくてはならないにょ。(数10分手に持ったまま撮影すれば特別な器具は
要らないけどかなり辛い作業だしぶれまくって見るに耐えない映像になる)
機材がなくて写真や動画で撮れなくても自分の目という最大の武器があるにょ。
自分の目というレンズで撮影し心というフィルムに残すというのもありにょ。
まぁ皆既日食と比べて皆既月食は日本でも頻繁に見れる(頻度は日食の方が高いけど日食の
場合が場所が限られてしまうので日本では見れないことが多い)ため次の機会にまた
チャレンジしてみるにょ。
次回は今年の12月10日にょ!
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110616/scn11061608370002-n1.htm
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