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おちゃめくらぶ掲示板
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Wii Uは本当に成功するのか・・・?
先日、発表されたWii Uだけど株式市場での評価は今ひとつにょ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1106/08/news099.html
ただ、この株式市場の変動は投資家の視点から考えてWii Uの詳細不足(具体的なゲームの
発売スケジュールがまだ公表されてないこと)が原因と思われるためこれを持ってWii Uが
期待はずれという認識を示すというのも問題があるにょ。
確かに現状では本体価格も発表されてないためいかにも高そうであり、価格面で普及が
鈍っている3DSの現状を考えると高性能、高価路線というのは決して市場に受け入れられる
というわけではないというのも株式市場に与えた影響はありそうにょ。
現行世代の据え置きゲーム機の中ではではシェアトップとなっているWiiだけど登場時には
疑問の声も大きかったにょ。
(1)HD化が進む中、HDに非対応
(2)従来型コントローラからの脱却
(1)これは、発表された2005年当時はまだ国内においては地デジの放送が開始されておらず
TVの多くはSDだったにょ。
そのためHDTVの普及率を考えるとHD化というのはあまり得策ではないという考えによる
ものにょ。
そもそもSD→HDでは解像度の大幅な違いによって数倍の性能アップ程度では全く足りない
ために従来機種より1桁性能アップが必要不可欠になるにょ。(480p→1080pではピクセル
数は6.75倍になるため6.75倍の性能アップでは単純計算上は画面のクオリティは従来機種
と変わらないレベルに止まってしまう)
そのためコストアップ、消費電力アップは覚悟した上でXbox360やPS3はHD対応にしたにょ。
これはハードの寿命が従来の5、6年周期よりも長くなる(10年程度の周期になる)という
のを見越していると考えることもできるにょ。
しかし、任天堂は今必要でないものは搭載せず「子供部屋のTVがHDになる頃」にHD対応の
新機種を投入することを念頭に置いてWiiを発表したにょ。
現状ではまだそこまでHDTVが普及しているかは微妙だけどアナログ放送終了まであと
1ヶ月余りとなっており過去に発売された地デジ再生機能搭載機の販売台数から逆算して
世帯普及率は90%以上に達しているのではないかと推測されているにょ。(ただ、この
普及率は外付けチューナーの台数を含んだものなので実際はもっと低そうだけど)
一昨年より任天堂の岩田社長は2012年にHD対応のWii後継機の登場を示唆しており今回の
HD対応のWii Uもそれを照らし合わせると「予定通り」の発表といえそうにょ。
(2)Wiiの特長はその専用コントローラであるWiiリモコンとヌンチャクにあるにょ。
任天堂はファミコン以前から十字キープラスボタンによるゲームを作っておりそれが
他のメーカーに与えた影響は非常に大きいにょ。
これによって平面上を自由自在に動き回れるゲームというのはごく当たり前のものとなって
いったにょ。
3DポリゴンがスタンダードになったN64ではアナログの入力デバイス(3Dスティック)が
標準となったにょ。
これによって縦横という二次元という制限がなくなりゲーム内での仮想3D空間を自由自在に
動き回れるようになったにょ。
まさにゲームの進化はコントローラの進化とともにあったわけにょ。
しかし、Wiiではその進化は別方向にシフトしたにょ。
指先だけで操作するのではなく身体で操作するというものにょ。
このような操作方法は別にWiiが元祖でも何でもなく古くから体感ゲームなどで用いられて
いる手法にょ。
ただし、Wiiではそれが標準となったことが他のコンシューマゲーム機との差別化が可能に
なったにょ。
とはいうものの、このような体感ゲーム的なものは一時的に盛り上がりはするものの持続性
には弱いという見方をしている人も少なくなかったにょ。
ところが、そんな中でWiiは着実にシェアを伸ばしていったのはやはり体感だけに止まらず
ゲームとしての奥深さがあったからだと思われるにょ。
確かにWiiを単なる体感ゲームとして考えていてゲーム性に乏しいものも少なくないために
面白いゲームを作りつつWiiリモコンをいかに上手く使いこなすかということが重要な
ポイントとなったにょ。
また、Wiiリモコンには3軸の加速度センサーと赤外センサーしか搭載されておらず傾き
検知は演算にて行っていたにょ。
そのため傾きを使ったゲームは十分な精度が出せないという問題があったにょ。
しかし、それはジャイロセンサーを搭載したWiiモーションプラスによって改善されたにょ。
現在のWiiリモコンにはWiiモーションプラスの機能が搭載されているため体感型の
コントローラとしては完成の域にようやく達した感じにょ。
ライバルメーカーを見てみるとSCEはPS Move、MSはKinectを発表しており結果としては
任天堂の後追いをしている感じになっているにょ。(PS2時代にはEye ToyがありXbox360の
Kinectのようにカメラからの画像認識でプレイするゲームも発売されたけどスペック不足
によってあくまでおまけ的なものから脱却することはできずメインとしての地位を得るには
至らなかったため除外している)
Kinectは今年の3月に世界累計販売台数が1000万台を突破し、発売から6年目を迎える
Xbox360の売上台数が前年比アップさせるという原動力にもなっているにょ。
もっともXboxの場合は故障率が高く初期の頃に購入したユーザーが買い換えのために買って
いるため本体の売上が増加しているという見方をしている人もいるのだけどそれでもやはり
このKinect無しではそこまでの売上は望めなかったのではないかと思われるにょ。
さて、これを前提にWii Uを見てみるにょ。
まずはHDに対応したことだけどこれは6月8日にも書いたようにマルチプラットフォームを
考えているサードパーティにとっては非常に有用となっているにょ。
現在のPS3、Xbox360、Wiiの中では用途によって性能差は変わってくるけどPS3とXbox360は
抜きつ抜かれつであるのに対してWiiは圧倒的に性能が低くマルチの際にはその対象から
外れてしまいがちとなっているにょ。
最も普及している据え置きゲーム機がマルチの対象外となっているのはマルチによって
パイの大きさの拡大を狙っているサードパーティにとっては厳しいものになるにょ。
したがって、Wii Uがサードパーティに最も受け入れられているのはマルチができる性能に
あると思われるにょ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1106/09/news052.html
やはり、Wii Uを語る場合には避けて通れないのが専用のコントローラにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20110610_452102.html
確かに懸念される点はあるもののゲームの可能性を広げてくれるのは確かにょ。
これは見た目からするとタブレット端末のブームに乗ったものといえるかもしれないけど
開発段階ではiPadはまだその姿を見せておらず、「タブレット端末は一般には売れない」
というのが大勢の見方であったため単純にブームによって搭載されたものではないことが
分かるにょ。
確かにiPad2を使えばWii Uと同じく2画面プレイでゲームを楽しむことが可能にょ。
http://japanese.engadget.com/2011/06/08/ipad-2-1080p-tv-2-real-racing-2-hd/
そのため2画面が使えるというだけではなくあくまでゲーム機のコントローラであるという
ことがアドバンテージとなるにょ。
コントローラに別画面を組み込むという発想は古くはドリームキャストの時代にあったにょ。
ビジュアルメモリの解像度は48x32pixelでモノクロ2階調ということで表示できる情報量の
問題からできることは極めて限られていたけどその先進性は今考えても驚かされるにょ。
http://gadget.itmedia.co.jp/gg/articles/1106/09/news019.html
任天堂もGCではGBAをコントローラとして活用するという方法を用いたのだけど今回の
Wii Uで3DSをコントローラとして活用するのではなく別途大型液晶を搭載した専用の
コントローラを用意した背景には本体との密な連携を可能にするためだと思われるにょ。
3DSを用いてリモートデスクトップ的な使い方をするだけならばそこまでの通信帯域は必要
ではないため問題はないけどコントローラ単体で普通にゲームとしてプレイするならば
一定以上の解像度とタイムラグがない程度の帯域が必要になってくるために3DSでは力不足
といえるにょ。
この専用コントローラをどのように活用するかでWiiの時と同様にWii Uにおいても重要に
なってくるのだけどこの辺はDSでかなりのノウハウはあるため2画面を活用したゲーム
というのはそれほどハードルは高くはないにょ。
しかし、繋がった2画面ではなく分離した2画面であるためその活用方法はDSよりもさらに
広くなっているにょ。
また分離しているからこそ3DSよりも3Dにおいて有利になっている面があるにょ。
3DSではジャイロと3D液晶の相性の悪さが問題となっているからね。
レースゲームなど傾きで操作するゲームの場合は本体を左右に傾けることによって左右の
視差にずれが生じてしまいうまく融合ができず3Dとして認識ができなくなってしまうにょ。
そういう面では分離しているからこそ3Dが生かせるといえるにょ。(3DSの場合は3D液晶が
標準搭載ということが最大の強みだけど)
HD対応(高性能化)と新コントローラがWii Uの魅力ともいえるのだけどやはりこの高価
そうなコントローラが普及においてネックになりそうな気がしなくはないにょ。
なお、Wii Uのコントローラは1台につき1つしか接続できないためかコントローラは当初は
一般販売は行わない予定となっているにょ。
これはコントローラを別途買い求める人が出ないようにするためとも考えられるにょ。
でも、壊れた場合には修理送りになっては困るという場合もあるかもしれないにょ。
恐らく一般販売は無くても部品扱いとしてゲームショップへの納入は可能だと思われるにょ。
過去にはファミコンのコントローラや換えのゴムもそのような形態となっていたし、DS用
のタッチペンやACアダプタも単品販売はされてないにょ。(部品扱いであるためバーコード
印刷はされてない)
気になる価格だけど恐らく本体だけなら今ならば製造コストは2万円程度だと思われるにょ。
実際PS3もHDD内蔵であるにも関わらず定価29800円で逆ざやにはなってない状態だからね。
コントローラが製造コストを1万円とすれば合計で約3万円となるにょ。
あとは開発コストを上乗せして定価39800円程度(399ドル程度)という可能性が濃厚にょ。
発売当初は逆ざやを覚悟しても29800円程度(299ドル程度)が限界と思われるにょ。
今までの任天堂の基準となる上限価格25000円は確実に越えそうにょ。
マルチプラットフォームのゲームがメインならば安いハードにユーザーは流れていけど
そのハードでしか遊べないキラーソフトが発売当初から用意されているならば多少高値でも
売れるため29800円程度でもWii Uは十分成功の可能性はありそうにょ。
逆に言えばキラーソフトがない状態だとその価格では3DSと同様に苦戦しそうにょ。
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