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おちゃめくらぶ掲示板

574御茶目菜子:2011/04/15(金) 15:12:15
Atomが本気を出すのは3年後・・・?
IntelからAtomの今後の戦略が発表されたにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20110414_439557.html
Atomは登場してもうすぐ3年になるけどその間にあった進化というのは一部デュアルコアの
モデルが登場したり、チップセットなどの周辺チップをCPUに内蔵(SoC)といったもので
あり、CPUの根本的な性能向上は図られてないにょ。
したがって、CPUの性能はクロックに依存するのだけどそのクロックもほとんど上がって
ない状態だからね。

Atomには主にネットブックで使用されてきたAtom Nとそれよりも小型薄型の機器で使用
されてきたAtom Zの2種類があるにょ。
それらは使用するチップセットが異なるだけであってCPUそのものはほぼ同一のものと
なっているにょ。
CPUはAtom N(Diamondville)がC4ステートまでしか対応していないのに対してAtom Z
(Silverthorne)はC6ステートまで対応しており省電力性に優れているというくらいの
違いとなっているにょ。

3年前に登場したAtomと最新のAtomを比較すると下記のようになっているにょ。

 Atom N270(1.6GHz)→Atom N570(1.66GHz、デュアルコア)
 Atom Z540(1.86GHz)→Atom Z670(1.5Ghz)

Atom Nはデュアルコア化したもののシングルスレッド性能はほぼ横ばい、Atom Zはチップ
セットとの合算TDPが大幅に下がったもののシングルスレッド性能は3年前の最上位モデル
と比較して2割ダウンとなっているにょ。
現行最速のAtom ZはAtom Z560(2.13GHz)だからそれと比べると4割差となりこのクロック
ダウンは決して小さなものではないにょ。
Intelも「前モデルから4割性能ダウンしました(笑)」なんてプレゼンができるわけがなく
そのために考えたのがAtom N455との比較にょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/439/557/html/Performance.jpg.html
Atom N455は1.66GHz、シングルコアであるものの現行のネットブックでも下位モデルで
使用されているものがあり、現役CPUとの比較であることには間違いないからね。

さて、比較するまでもなくCPU性能に関しては上記のようにコア部分はほぼ同一であり
テコ入れされているわけではないのでそのクロックに比例したもの(約9割の性能)と
なるはずにょ。
しかし、PC Mark 05ではなんとN455比で125%という性能を発揮しているにょ。
これは、CPUスコアではなくシステム総合スコアであるためAtom N455搭載機はHDDであり
Atom Z670はSSD搭載機だと推測されるにょ。

続いてGPU性能を見てみるにょ。
Atom Zのチップセット(US15W)に内蔵されたGMA500の性能はお世辞にも高いとは言えず
当初はドライバの出来も悪かったせいでAtom Nのチップセットである945GSEに内蔵の
GMA950と比べて1桁低い性能となっていたにょ。
その後ドライバの改善が見られ数倍の性能となったわけだけどそれでも半分以下の性能に
止まっているにょ。
しかし、Atom Z670に内蔵のGPUは従来の200MHzと比べて2倍の400MHzになりその性能も
2倍になったと推測されるけどAtom N455に内蔵されているGMA3150は従来の133MHzから
200MHzへと高められておりいくら2倍になっても性能面ではまだまだ大きく劣ると予想
されているにょ。

しかし、Intelのプレゼンではほ3D Mark 06の結果を見る限りではほぼ同一(99%)と
なっているにょ。
これは、3D Mark 06がSM2.0、SM3.0対応テストをそれぞれ行っていることに起因していると
思われるにょ。
SM3.0に非対応のAtom N455はSM2.0のみのスコアとなっており、SM3.0に対応している
Atom Z670はSM2.0とSM3.0の合算スコアとなっているからにょ。
新しいベンチでは新しいファンクションに対応していることがスコアアップへと繋がる
ためかつては3D Mark 03が登場時にはPixel Shaderに対応していないGeForce 2ultraが
Radeon 9000に完敗するということも起きてしまったにょ。
したがって、性能が高いか低いかというのはベンチのスコアを鵜呑みにするのではなく
そのベンチが何を測っているのかということを知っておく必要があるにょ。

ただ、次世代のAtom NとなるCedarTrailではCPUコアにテコ入れがなされ3年間据え置き
されたCPUがようやく変わるような気配を見せているにょ。
今回開発コード名が明かされたOakTrailの後継となるCloverviewでも同様にテコ入れが
なされるのではないかと思われるにょ。
Atomは登場時には最新の45nmプロセスで製造されていたけどこれは3年経った今でも
変わっておらず、今となっては1世代前の製造プロセスとなっているにょ。
しかし、次の世代からは32nmとなり、3年後には22nmになることが示唆されているにょ。

Atomで最新の45nmプロセスが採用された背景にはダイサイズを小さくすることで製造
コストをダウンすることが挙げられていたけどそれは3年間据え置きされたため結果として
テコ入れをする(ダイサイズを大きくする)ということが許されなかったのではないかと
思われるにょ。
しかし、プロセスルールが1段階進めば単純計算で同一ダイサイズであっても搭載できる
トランジスタ数は倍増するにょ。
これはシングルコアがデュアルコアに変更してしまえば相殺されてしまうのだけどすべての
モデルがデュアルコア化するとは思えないし、現在のデュアルコアAtomがクアッドコア
Atomになるとは思えないためCPUコアの改善によって性能向上を行うものと予想されるにょ。
確かにクロックを上げることで性能アップは容易にできてしまうけどプロセスルールが
進むたびにリーク電流が問題化してしまうし、クロックが上がれば上がるほどそれが
無視できないレベルになるため高クロックで高性能化を行うのは決して良い方法とは
いえないにょ。

Win7を使うならばやはり現状のAtomは十分な性能があるとは言い難いためWindows PC用の
CPUとしてAtomを提供し続けるならば性能向上は不可欠といえるにょ。
しかし、IntelはAtomえスマートフォンをも視野に入れているためさらなる低消費電力化が
行われると思われるにょ。
ただし、上記のように本当にコアそのものの性能アップが図られるならばダイサイズが
大きくなり消費電力面ではやや不利になってくるにょ。
確かにプロセスルールが進み22nmになればスマートフォンにも搭載できなくもないレベルと
なるわけだけどすでにハイエンドARMはAtomの性能を超えているため現在の性能を維持した
まま省電力化するだけでは厳しいものがあるにょ。

それに「Windowsが動作すること」がx86であるAtomの大きなアドバンテージになっている
とはいえ、次世代のWindowsはARMもサポートしているためそのアドバンテージは失われて
しまうからね。
アプリを考えるとARM対応Windows用のアプリは極めて限られるだろうからAtomの意味がない
わけではないけど現時点のWindows(もしくはWindows用アプリ)はタブレットPCを想定
して作っているわけではないためそのスマートフォンにAtomが搭載されx86用の通常の
Windowsが動作してもアプリの優位性もそれほど高くはないにょ。
現時点の45nmプロセスでは性能面、消費電力面では期待できないため今後の32nm、22nmで
どのように変わるのかを見守る必要がありそうにょ。




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