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おちゃめくらぶ掲示板
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Thunderboltは強力な武器になるか?
アップルが新型のMacBook Proを発表したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110225_429451.html
この新型MacBook Proの特徴は下記の2つとなっているにょ。
(1)SandyBridge採用
(2)Thunderbolt採用
(1)SandyBridgeに関してはここで何度も書いているように従来のCore i(Arrandale)と
比べて大きくコア部分が変わったということはないにょ。
しかし、昨年9月15日に書いたようにGPUがCPUコアに統合されることによる省電力化や
それによって大幅なGPUの高性能化が実現されているだけではなくAVX命令によって対応
アプリであれば大幅(約2倍)の高速化が期待できるにょ
それだけではなく1月4日に書いたように同一グレードであればCPUクロックが上がっている
ためにコア性能に大差ないといってもクロックアップ分の性能向上が期待できるため
同じコストで従来製品よりもワンランク上の性能が期待できるにょ。
しかし、2月3日に書いたようにSandyBridge用のチップセット「Intel6シリーズ」に
不具合が見つかり各社のSandyBridge搭載の春モデルは出荷が停止してしまったにょ。
各社とも1月に発表した春モデルを3〜4月に出荷されるという異例事態に陥っているわけ
だけどこのMacBook Proは発表してすぐに出荷が可能になっているにょ。
これは、アップル社がIntelと密接な関係があるため優先的に商品(チップセット)を
供給してもらっているからだと思われるにょ。(後述の(2)を見てもそれはあきらか)
新モデルは旧モデルと比べてCPU性能が性能が上がったのは確かだけどGPUも大幅に高性能化
されているにょ。
Radeon HD 6750Mを搭載によって最大3倍の高性能化がされているということだからね。
海外レビューでもWin7上で3DMark06を実行時には10878というスコアが出ているにょ。
http://www.pcmag.com/article2/0,2817,2380921,00.asp
このスコアはモバイル用としては1世代前のハイエンドGPU並のスコアにょ。
従来のGeForce 330Mと比べて「3倍高速」というのはやや疑問が残るけど速くなっている
というのは確実にょ。(Radeon有利なベンチならば3倍にいくかもしれないけど)
さて、ここで問題なのは13インチモデルにょ。
旧型の13インチモデルはCore iではなくCore2Duoが採用されていたにょ。
昨年の時点でCore2Duoを採用したのは恐らくTDPや消費電力の問題にょ。
当時最新のCore i(Arrandale)に内蔵のGPU(Intel HD Graphics)は確かに従来のチップ
セット内蔵GPU(GM45に内蔵のGMA X4500)と比べて高性能なものだけどIntelのGPUは
他社と比べて性能面で劣っておりアップルの基準には達していなかったためvVidiaの
GeForce 320Mを採用したにょ。
このGeForce 320Mに内蔵のGPUはチップセット内蔵型でありながら単体のローエンドGPUに
迫る性能を持っておりIntel HD Graphicsと比べて圧倒的に高いものだったにょ。(ベンチ
にもよるけど平均で3倍程度高速)
Arrandaleにはチップセット(ノースブリッジ)機能が内蔵されているためGeForce 320Mの
ようなチップセット内蔵型のものを使用できず内蔵GPUに不満ならば単体GPUを使用する
必要があり、ただでさえ従来のTDPが18WとCore2DuoのTDPの10Wより高くなっているため
GPU性能を犠牲にするくらいならばCPU性能は据え置きするという選択肢が選ばれたにょ。
しかし、今回はSandyBridgeの内蔵GPU(Intel HD Graphics 3000)のみになったにょ。
これは従来のCore2Duoが入手し辛くなったというのもあるかもしれないけどIntelとの
高い協力関係も根底にありそうにょ。
AMDは強力なGPUを内蔵したCPU(コードネーム:Llano)を今年半ばに発売予定にしている
けど仮にLlanoがSandyBridgeと同時に出荷されていたとしてもこの協力関係を考えると
Llanoが採用されることは無かったかもしれないにょ。
この影響は今年発売になるであろうMacBook Airにも関係してきそうにょ。
昨年10月24日に次期MacBook Airを予想したけどこの13インチMacBook Proと同じような
構成になるということを考えると私の予想通りSandyBridge搭載でGPU性能ダウンという
選択肢を選びそうな感じにょ。
確かにSandyBridgeの内蔵GPU(Intel HD Graphics 3000)は従来のArrandaleの内蔵GPU
よりも高性能とはいえその差はせいぜい2倍程度であり、GeForce 320Mには確実に劣って
しまうにょ。
それでもベンチによっては320Mとほぼ互角のものもあるからアップル社は性能ダウンでは
なく従来と変わらないという意向を示しているけど恐らくこれが内蔵型から320Mへのモデル
チェンジであるならば「従来比○○倍の高性能」というピーク時の性能差をアピールした
ものになってそうにょ。
480pというLlanoに内蔵される予定のものと大して変わらないRadeon HD 6750Mで従来比
最大3倍の性能というのも普通では考えられないレベルだからね。
13インチモデルのCPU性能2倍というのもそれを考えるとあり得ない差にょ。
旧モデルがPenrynコアのCore2Duo 2.4GHz/2.66GHzだったのが新モデルではSandyBridge
コアのCore i5 2.3GHz、Core i7 2.7GHzに変わっただけだからね。
クロックはほぼ同じ(下位モデルではクロックダウン)であるためコア性能だけの差と
なるけど残念ながらSandyBridgeとPenrynには2倍の性能差なんてないにょ。
せいぜい1〜2割程度の性能差だからね。
しかし、Penrynには無かったターボブーストやHTTがSandyBridgeにはあるにょ。
そのためピーク時で2倍の差というのは考えられなくはないにょ。
まぁAVX命令をフルに使えば2倍性能アップは十分可能だけどね。
(2)やはり今回のMacBook Proで一番の目玉がThunderboltにょ。
このThunderboltは汎用IFであり、コードネーム「Light Peak」という名称でIntelが開発
していたものにょ。
本来は光ファイバーを前提としたものだったけどやはりコスト的な兼ね合いから銅配線
となったにょ。
ここで今回明らかになったのはThunderboltがアップルとの共同開発によるものという
ことにょ。
つまり、Intelとアップル社がかなり密接な関係にあったということであり、これが(1)に
書いたように修正版のSandyBridge用チップセットの優先供給が行われた理由ではないか
と思われるにょ。
さて、このThunderboltだけど最大10GbpsというUSB3.0の2倍の高速通信が可能であることが
特長となっているにょ。
USB3.0がようやく軌道に乗り始めたというのにまた別の規格を作るというのは賛否両論
だろうけどUSB3.0は従来との後方互換性が必要ということで実装可能なプロコトルが
限られるというのが理由にょ。
しかし、Thunderboltは新規格であるためそういう縛りがないというのがかなりプラスに
働いているにょ。
速度だけではなくシンプルで柔軟性が高いというのがThunderboltのウリにょ。
その速度だけどシンプルであるためか実効速度でさらに有利になっているにょ。
実効で80MB/s出ているFireWire800(理論値800Mbpsの転送速度)よりも10倍高速という
ことだからね。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1102/25/news052.html
これは実効でピーク性能が800MB/sに達しているわけにょ。
これは登場したての新IFとしては非常に転送効率が高いにょ。
USB2.0はUSB1.1では遅すぎるという人には期待されていたけどそれでも登場時は15MB/s
程度の実効速度しか出ず理論値で480Mbps(=60MB/s)と比べると4分の1程度の速度に
止まっていたにょ。
その反面IEEE1394(FireWire)は理論値で400Mbps(=50MB/s)とUSB2.0よ理論値では
負けていたけど実効速度では30MB/sに達していたためUSB2.0よりも速かったにょ。
その後USB2.0はコントローラの改善によって実効速度がアップし末期には35MB/s程度
まで達するようになったにょ。(とはいえTurbo USBなどの独自技術によってUSB2.0の
実効転送速度は40MB/sを突破している)
こうなるとThunderboltとUSB3.0との関係が気になるけどこれは片方がもう片方を駆逐
するのではなく共存すると考えられているにょ。
USB3.0は今後はチップセットへのコントローラ統合が進み(AMDは今年後半、Intelは
来年初頭のivyBridgeから)コスト面の問題がなくなるし、ストレージを中心とした外部
周辺機器の接続用としては非常に有用なものにょ。
Thunderboltはその高速性を活かして高解像度のモニタの接続用にも使用することが可能
となっているにょ。(mini Display Port対応モニタをネイティブでサポートしているし
コネクタを使えばDVIやHDMI対応モニタにも接続できる)
Thunderboltの10Gbpsという速度はDisplayPort(10.8Gbps)とほぼ同じ速度だからね。
これはHDMI 1.2(5Gbps)の2倍の速度となるにょ。
位置関係からするとUSB2.0&FireWireがUSB3.0&Thunderboltに変わっただけなのだけど
FireWireよりもさらに活用範囲が広がるということでThunderboltの期待は大きいにょ。
ただし、期待はあっても現時点ではモニタ以外の対応機器がないということにょ。
USBは登場から15年経ち非常に多くの製品が存在するにょ。
多くの製品があるが故に互換性問題もあるわけだけどそれ以上に「USBさえあれば何とか
なる」という状況にあるにょ。
USB1.1ではストレージ用としては使い物にならなかったけどUSB2.0ではそこそこ使える
ようになったにょ。
しかし、USBポート無しでThunderboltのみなんていうPCが仮に発売されてしまうとそれこそ
使い道に困ってしまうにょ。
もっともUSBはチップセットにコントローラが内蔵されているためUSBポート無しのPCなんて
考えられないことだけどにょ。
それは、コストを考えた場合にUSBの方がThunderboltよりも有利ということにょ。(別途
コントローラを搭載してまでIEEE1394ポートを搭載するPCが少なかったようにThunderbolt
搭載PCもローエンドでは少ないと思われる)
したがって、性能面や柔軟性でThunderboltにアドバンテージがあるもののUSB3.0が普及
するのは確実であり、あくまでその補完用途に止まると思われるにょ。
ピクごんさんへ
>最近E-500を手に入れたので、このサイトは僕にとってこれから大きな力となります笑
それはおめでとうにょ。
E500はBASICのゲームを作って遊ぶには最適のポケコンにょ。
ただ、G850より少し遅いのがネックだけどその代わり高速化テクニックが多数あるので
それを生かせる場面も多くなるにょ。
>ずっとBASICを趣味として続けて行き、学んだ知識を将来につなげていけたら嬉しいです^^
BASICの知識はそのまま生かせる場面は少ないけど自ら考えて作るということはどこで
あっても生かすことは可能になると思うにょ。
>これからもよろしくお願いします^^
こちらからもよろしくにょ。
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