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おちゃめくらぶ掲示板
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モバイルランクCにベストなデジカメは・・・?
ここで何度も書いているように私はモバイル機器にはモバイルランクを設定しているにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/test/mobile10.jpg
このモバイルランクによって機器を持ち歩く際の取捨選択が容易に行えるというメリットが
あるにょ。
◎モバイルランクA・・・常にポケットに入れている機器
◎モバイルランクB・・・外出時には必ず持ち歩く機器
◎モバイルランクC・・・普段から持ち歩いている機器
◎モバイルランクD・・・必要な時のみ持ち出す機器
さて、見て分かるようにデジカメにおいてはランクCに相当するものがないにょ。
普段の記録用写真ならばランクBのTX1があるから問題ないけどそれ以外だと撮影目的と
して出かける場合にデジタル一眼(ランクD)を持ち出すくらいだからね。
しかし、ランクDというのは必要な時のみ持ち出すからランクDなのであってランクCの
代替にはならないにょ。(デジタル一眼を普段から日常的に持ち歩いているという人ならば
私のランクCに相当するだろうけど)
デジタル一眼がランクCになれないのは重量の問題もあるけどそれだけではなく非常に
嵩張るという「サイズ面の問題」があるからにょ。
Let'snote R5も1kg弱という重量であり、標準ズーム付きのデジタル一眼と大して変わらない
重量だけど普段から持ち歩けるのはやはりサイズ面において鞄への収まりが良いからと
いうのが挙げられるにょ。
したがって、ランクCになるためには重量だけではなく筐体サイズ(鞄への収まりの良さ)も
重要になってくるわけにょ。
この辺は人によって許容範囲が大きく変わるけど私の場合だとコンパクトなミラーレス
カメラ(PEN、GF、NEX)ならば問題無さそうにょ。
ただ、鞄の中に入れるならば最大サイズ5cm程度(つまり厚さ5cm程度)に抑える必要があり、
そうなるとコンパクトなミラーレスカメラでもパンケーキレンズがほぼ必須となるにょ。
GF2が発表された直後にGF1+パンケーキレンズが近所で39800円で売られているのを思わず
買ってしまおうかと思ったけどGF1はボディ内に手ぶれ補正機能が内蔵されていないため
レンズ側に手ぶれ補正のないパンケーキレンズだと暗所性能は不利になる(ただでさえ
GF1は高感度画質においてあまり優れているわけではない)ということで買うのは躊躇して
しまったにょ。
後日E-PL1が3万円で売られていてこちらも思わず買ってしまおうかと思ったけど標準
ズームセットであり別途パンケーキレンズを買ったら7万円近い金額になるため買うのを
躊躇してしまったにょ。
金銭的な都合で出せる金額は最大でも4万円程度が限界だからね。
これがメインマシンならばまた変わってくるけどあくまでサブであるため余計にコストに
関して厳しくなってしまうにょ。
予算的な問題、サイズ的な問題を考えれば「高級コンデジ」というのも選択肢の1つに
なるにょ。
ただし、外出時には常時TX1を持ち歩いている関係上「とりあえず写真が撮れれば良い」
というレベルのものはランクCには求めておらず「TX1があるのにあえて別途持ち歩くだけの
価値がある(画質面で明確なアドバンテージがある)」というものが必要になるにょ。
ランクCのデジカメに求めているものは普段から持ち歩けるサイズでありながら描写性能も
それなりに納得できるレベルというものにょ。
高級コンデジは各サイトのレビューで多く見てきたけど「コンデジ2台持ち」をするだけの
価値のあるものは無かったにょ。(GRDIIIは頭1つ抜けていたけどあのサイズで単焦点
だし、何よりすでに過去の機種ということでセンサーの世代交代の大きなコンデジでは
選択肢にはならなかった)
そんな中発表されたのが1月7日に書いたXZ-1にょ。
やはり目を惹くのが28-112mm相当の私が普段常用している範囲をほとんどカバーしている
4倍ズームを搭載しながらF1.8-2.5という明るさを確保しているという点にょ。
1月17日、1月26日に書いたように実写性能を見るとさすがにデジタル一眼並の描写力が
あるかと言われたら微妙になってきたけどそれでも他の高級コンデジと比べると十分な
アドバンテージがあるにょ。
これはレンズの明るさだけではなくレンズ性能に起因していると思われるにょ。
この下記のサイトでは同じ被写体を他のコンデジと比較した結果を見れるのでそれを見て
みるにょ。
http://www.dpreview.com/reviews/OlympusXZ1/page9.asp
http://www.dpreview.com/reviews/OlympusXZ1/page11.asp
上記のRAW比較から解像感比較がしやすい部分をキャプチャしてみたのでそれを比較すると
いかにXZ-1が他のコンデジより解像感が高いかが分かるにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/test/XZ-1.jpg
コンデジでは等倍鑑賞なんて無理な機種が多い中、十分に等倍鑑賞が可能なレベル(一眼
レベル)の解像感があると言えるにょ。
さて、解像感が(コンデジの中では)素晴らしいのは分かったけど問題は写真は解像感
だけではないということにょ。
解像感をひたすら重視するならばFoveonセンサーを搭載したDP1シリーズを買うのがベスト
だしね。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20110201_424044.html
DP1も新機種DP1xが出たお陰で旧機種のDP1sの価格が下がっているにょ。
ただ、暗所性能で劣る(Foveonセンサーは昨年4月9日に書いたように構造上センサー自体が
高感度に弱いしセンサー自体の設計も古いし、DPシリーズは手ぶれ補正機能を内蔵して
いない)だけではなくAFが遅い、レスポンスが悪いということで購入候補にはならないため
このXZ-1を再び見てみることにするにょ。
先日はITmediaのレビューを見てみたけど今度はデジカメWacthでレビューされているので
それを見てみるにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20110131_423504.html
最初に広角側での開放F1.8でどの程度の描写力かが気になるのでまずそれを見てみるにょ。
F1.8 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p001.jpg
F2 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p002.jpg
F2.8 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p003.jpg
F4 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p004.jpg
F5.6 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p005.jpg
F8 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p006.jpg
開放のF1.8でもなかなかの描写力だけどF4まで絞るとコンデジとは思えないレベルの描写と
なるにょ。
しかし、F5.6になると解像感がややダウンし、F8になると明らかに解像感がダウンし
レンズ性能がダウンしたかのようなイメージを受けてしまうにょ。
これは上記レビューの本文でも触れられているけど回折現象による影響にょ。
1/1.63インチのコンデジとしては大型のセンサー(ただし、1月17日に書いたように画角
から想定して使用しているのは1/1.7インチ相当の部分だと思われる)に1000万画素で
抑えているとはいえ、F4で回折限界となるためそれを超えれば徐々に解像しなくなる
ためにょ。
これが1/2.33インチ1400万画素であればF2.7で回折限界となるためF2.8以上では解像
しなくなってくるにょ。
とはいえ、元々極小センサーでは解像できないレベルのレンズしか搭載していないの
ならば回折現象はあまり影響がないのだけどXZ-1はレンズ性能が高く画素数に似合った
レンズを搭載しているために回折現象にシビアになっているというだけにょ。
上記P7000、S95、LX5の比較画像を見ても高級コンデジならば確実にレンズ性能が優れて
いるというわけではないというのが分かるのでXZ-1のようなコンデジが珍しいものである
といえるにょ。
では、再び高感度時の画質を見てみるにょ。
ISO100 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p016.jpg
ISO200 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p017.jpg
ISO400 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p018.jpg
ISO800 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p019.jpg
ISO1600 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p020.jpg
ISO3200 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p021.jpg
ISO6400 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p022.jpg
こうしてみるとISO200くらいまでなら全く問題ないけどISO400になるとノイズリダクション
によってディティールが失われて来ているのが良く分かるにょ。
それでもISO800までならば2Lサイズのプリント程度ならそれほど気にならないレベルにょ。
しかし、ISO1600ではかなり厳しくなってくるにょ。
この辺はやはり「いくら解像力の高いレンズを搭載していてもコンデジである」という
現実を見せつけられてしまうにょ。(私が所持している6年前のデジタル一眼のニコン
D50のISO1600と比較しても明らかに劣るようなレベルであるため)
ISO3200、6400は完全に非常用に感じるにょ。
最新のAPS-Cセンサーを搭載したK-5やD7000ならISO25600とかに相当するようなレベル
だからね。
APS-Cセンサーと比べると2〜3段、フォーサーズと比べても1〜2段は劣る感じにょ。
ただし、ここでXZ-1に搭載されている明るいレンズが意味を持つにょ。
デジタル一眼用の一般的な標準ズームレンズと比べて2段分くらい明るいからね。
2段分高感度画質で劣るならば2段分低い感度で撮影することでカバーできるわけにょ。
したがって、デジタル一眼およびミラーレスカメラにおいて一般的な標準ズームを常用
している人にとってXZ-1が格段に高感度性能で劣るというわけではないにょ。
これが一般的なコンデジであればこれほど明るいレンズを搭載していないためセンサー
性能がそのまま暗所性能に影響してくるにょ。
一般作例を見るとコンデジらしからぬ描写に驚かされるものがある反面、やはりコンデジ
だから仕方ないと思わせるようなものがあるのは残念にょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/423/504/p039.jpg
明暗差の大きなものだとセンサーのダイナミックレンジが狭いせいか白飛びが起きたり
質感描写に乏しい部分があるにょ。
これはセンサーの画素ピッチが広いデジタル一眼であればこういうことはあまりないの
だけど画素ピッチの狭いコンデジの場合はデジタル補正に頼っている部分が大きいため
補正ができないような場面では破綻してしまうことは当然起きてしまうにょ。
これはいかなる高性能レンズを付けていても避けられないものであり画素ピッチに余裕の
ある大型センサー搭載機(レンズ固定式のデジカメであれば富士フイルムから今度発売に
なるX100など)を選択せざるを得ないにょ。
いくらXZ-1がコンデジの中では大きめのセンサーで1000万画素に抑えているからといって
1画素当たりの面積で4〜6倍の面積差はどうにもならないからね。
やはり、サイズ、画質を総合するとコンパクトなミラーレスカメラ+パンケーキレンズが
ベストだと思われるにょ。
また、準広角(換算35〜40mm)といえるパンケーキでは不満(広角〜中望遠までカバー
したい)という人はズームレンズを常用しているだろうけどそれならばサイズが大きく
なるためサイズと天秤に掛けて選択することが可能になるにょ。
XZ-1は条件が良ければデジタル一眼やミラーレスに近いレベルの描写力を得ることが
できるというメリットがあり、明るいズームレンズを装備することでミラーレスに一般的な
標準ズームを使用した場合とそれほど変わらない暗所性能が実現できるというのが
大きいにょ。
サイズ、暗所性能、ズームの必要性この辺をトータルで考えてみるとXZ-1は他にライバルが
居ない存在となる(今月のCP+でニコンから開放F1.8の高級コンデジが発表されるという
噂があるのでそれがライバルとなるかも)ために価格分の価値はあるけどさすがに予算面を
考えると購入は難しいのでしばらく様子見をすることにするにょ。
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