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おちゃめくらぶ掲示板
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私がSandyBridgeを買わない理由
Intelの新CPUのSandyBridgeがついに発売されたにょ。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110108/etc_intels0.html
深夜販売でも盛り上がったみたいにょ。
やはり一番人気はCore i7 2600K(3.4GHz)ですでに売り切れ続出の品薄状態になって
いるにょ。
Intelのクアッドコア史上で最高クロックということで言い換えれば過去最高性能の
クアッドコアCPUといえるにょ。
価格帯から言えば従来モデルでいえばCore i7 875K(2.93GHz)の後継となるにょ。
SandyBridgeのコアは従来のLynnfieldコアと比べてクロック当たりの性能は大して変化は
ないけど一気に500MHz近く上がっていれば確実に性能アップとなるにょ。
それに加えて1月4日に書いたようにAVX命令や高性能なGPU(HWエンコーダ内蔵)が
備わりそして消費電力まで下がっているのだから言うことはないにょ。
末尾に「K」が付くモデルはオーバークロック対応なのだけど32nmということでオーバー
クロック耐性にもすぐれており、空冷で4GHz以上は余裕で可能であり5GHz近くまで行った
人も中にはいるくらいにょ。
OCする予定がない人はK無しモデルを買えば2000円程度安くなるにょ。
その代わりK付きモデルと比べてGPU性能は半減するけど単体GPUを使うならば問題ないにょ。
さて、SandyBridgeは確かに魅力的なCPUではあるけど果たしてそれが必要な人はどれだけ
いることやら・・・。
確かにCPU性能が上がれば全体的なPCの動作が速くなるのは間違いではないけどCPU性能が
ボトルネックになっている作業を行わない限りはCPU性能がいくら上がってもそれほど
体感には影響しないにょ。
OSの起動やアプリの起動だとCPU性能がよほど低くない限りはHDDをSSDに換装した方が
効果が高いからね。
一般人が行うことで高いCPU性能が必要になるのはゲームやエンコだと思うにょ。
ゲームは以前はシングルスレッド性能が非常に重要だったけど最近はようやくマルチ
スレッド化が進んできているにょ。
とはいえ、クアッドコア以上を十分に活かせているゲームはごく一部に止まるにょ。
これはゲームが並列化処理しにくいため起こっているにょ。
アムダールの法則によって並列処理できない部分が一定割合あるといくらコア数が
多くてもその性能は全く発揮できないにょ。
並列化できない部分が60%あるとすれば残りの40%をクアッドコアで理想的な状態で
並列化が可能になっても処理時間はシングルコアと比べて30%しか速くならないからね。
つまり、ゲームにおいてはCPUのコア数が倍々ゲームで増えていってもそれによって
向上できる性能アップは微々たるものになっていくわけにょ。
ある程度の並列化が可能な物理演算だけどこちらもGPUで行うことでCPUにかかる負担は
それほど大きくなくなるにょ。
したがって、昔はゲームをプレイするには高性能なCPUが必要だったけど最近はある程度の
性能があればGPU性能の方が重要になってくるにょ。
3年前のミドルクラスであったCore2Duo E8400(3GHz)程度あれば現時点であっても十分
現役として使用することは可能になるにょ。
シングルスレッド性能があまり上がらなくなってきているわけだからこれは当然のこと
だといえるにょ。
SandyBridgeコアのCore i7 2600Kでも3年の進化があってもシングルスレッド性能は
Core2Duo E8400の1.3〜1.4倍程度(ターボブーストを込みで考えて1.5〜1.6倍程度)しか
高くなってないからね。(定格でスーパーπ104万桁が10秒を切ったのはある意味感動
ともいえるけど)
とはいえ、ゲームによっては「らぶデス」シリーズのように最適化がされてないものも
あり、その場合はCPUが重要になるため依然として高性能なCPU(シングルスレッド性能が
高いCPU)が必要になるし、3D立体視で行うためには120fps必要になるため高いCPU性能が
必要になるのでCPU性能はまだまだ十分とはいえないにょ。
SandyBridgeはIntelのCPU史上過去最高のシングルスレッド性能を持つとはいえそれでも
不足する場面がないとはいえないけどそれは例外であるため性能不足はOCで補えば問題
ないにょ。
ゲームをしない場合でもエンコはCPU性能を非常に使用するにょ。
リアルタイム性を要求される(快適にプレイするには60fpsが要求される)ゲームとは
異なりエンコの場合はどれだけの時間が許せるのかという妥協ラインの設定が必要に
なるにょ。(速い方がいいとはいえ寝ている間に済めばいいという人もいるだろうし)
私もMMX Pentium 233MHz(Pentium 100MHzからの換装)のPC-98でQQVGA(160x120)へ
エンコしていた時代は実時間の10倍以上かかっていたし、それは自作PCを導入で大幅に
改善され、3代目の自作PCとなる現行のPC(Core2Duo E8400)ではPSP形式のQVGAのMP4
(384Kbps)ならば実時間の約10倍速(約10分の1の時間)でエンコ可能になったにょ。
どこまで妥協できるかの問題とはいえ多く行えば行うほどCPU性能の向上の恩恵は大きい
のは間違いないにょ。(Core2DuoではフルHD、H.264へエンコードする場合は実時間でも
厳しいレベル)
エンコする場合はどの形式からどの形式へエンコするのかということも重要になるにょ。
Windowsであれば基本的にどのような形式にでも対応できる(ソフトによって扱える
形式には制限はあるけど)とはいえ、ある程度限定されるのであればCPU以外のエンコも
有用になるにょ。
実用レベルに近づいたGPGPUを使うという方法もあるし、ハードウェアエンコーダを利用
するという方法もあるにょ。
SandyBridgeにはHWエンコーダを内蔵しておりこれを利用することでCPUだけで処理する
場合と比べて2〜6倍高速になるにょ。
とはいえ、GPGPUやHWエンコーダは対応しているソフトが限られるというのが難点だけど
普段使っているソフトが対応し、その画質に不満がないならば積極活用するのがベター
だと思うにょ。
私が最初に自作PCを組んだのは2001年にょ。
そして2年後にはCPUをセレロン1.4GHzに換装しさらに2年後の2005年にAthlon64 3500+
(2.2GHz)で組んだにょ。
さらに3年後となる2008年に現在のCore2Duo E8400(3GHz)のPCを組んでおり、それから
今年で3年なので私の自作の周期から考えればそろそろ組み替えの時期となるにょ。
初代自作PC セレロン800MHz メモリ256MB HDD 40GB GeForce2MX400
初代自作PC改 セレロン1.4GHz メモリ512MB HDD120GB GeForce4Ti4200
2代目自作PC Athlon64 3500+(2.2GHz)メモリ??2GB HDD320GB GeForce6800GT
3代目自作PC Core2Duo E8400(3GHz) メモリ 4GB HDD640GB RADEON HD4850
SandyBridgeは近年のIntel製のCPUだとCore2Duoが初登場した時以来の大幅な変革だと
思うにょ。
それでもCore2Duoからだとマザーボード、メモリなど総取り替えの必要があるために
躊躇しているにょ。
これから新規に組むならばSandyBridgeは私もおすすめするだろうけど組み替えであれば
ベンチでスコアが上がることに喜びを感じる人、お金が余っている人、最新の構成で
ないと落ち着かない人でない限りは現行PCからの投資効果を考えると思うにょ。
2005年に2代目となるAthlon64 3500+で組んだ際にはセレロン1.4GHzではシングルスレッド
性能が不足になる、メモリが512MBでは不満、AGPでは不安という問題点を一掃できて
満足できたにょ。
しかし、Athlon64 3500+はエンコが速いとはいえずシングルスレッド性能も徐々に不満を
感じ始めていたにょ。
そんな矢先にマザーボードの故障によって組み替えを余儀なくされたにょ。
では、現在使用している3代目はSandyBridgeに買えることでどの程度改善されるのかと
いうと実はあまり改善されないにょ。
というのもまずエンコはあまりしなくなったためにょ。
昨年1月にVAIO UXを導入してそれまで私の中でデファクトスタンダードであったPSP形式
へのエンコをしなくなったわけだからね。(PSP形式のMP4はPSPだけではなくケータイや
DS+プレイやんやダイナコネクティブのワンセグ動画プレイヤーでも再生できるため
活用範囲が非常に広かった)
VAIO UXであればWindows PCであるが故にどんな形式の動画でも再生できるにょ。
普段PCで録画しているMPEG2形式だけではなくDVDからのISOや動画サイトから入手した
FLV形式の動画もそのまま再生できるからね。
そうなると問題は地デジにょ。
5インチ以下クラスでは最高レベルのCPUを搭載しているVAIO UXでもフルHDのMPEG2を再生
するにははやや厳しい(コマ落ちを許容すれば何とか見れないこともないレベル)ため
エンコの必要性が出てくるだろうけど私はまだ地デジの環境を整えてないにょ。
基本的に地デジの場合はDRMがかかっており、その地デジ録画再生ソフトで編集すること
しかできないため適当なソフトを使って自由にエンコはできないにょ。(買ったまま
放置しているPT2を活用すればいいけど)
したがって、今後もエンコが必要な場面は減りそうにょ。
地デジ録画したものをエンコしなくても自分で撮影した動画の編集に使うということは
あるにょ。
現時点ではハンドリングの良さから720pまでのカメラしか持ってないけど近い将来には
フルHD対応の機種を買うだろうからね。(一般的な動画カメラであればフルHDに対応
している機種であっても720pに対応しているため問題はない)
しかし、動画撮影なんてTV録画のように毎日数時間というレベルではないため現在の
自作PCでも何ら問題はないにょ。
あとCPU性能が要求されるゲームに関しても昨今は上記のようにCore2Duo 3GHzで性能不足
となるものは未だにほとんどない状態(ゲーム開発側もそこまで足切りのラインを上げた
場合は開発費高騰を考えると回収が困難になるためできない)ということで問題ないにょ。
というか、そもそも最近はPC用ゲームの購入自体減っているしね。
そういうわけで、高コストをかけて買い換えた場合にはベンチスコアなどは大きく上がる
けど現実的には投資分の快適性は得られないため躊躇しているというだけにょ。
これは自作PCではSandyBridgeは見送る予定というだけの話なのでノートPCは異なるにょ。
現在ネットや雑用用途で使用しているノートPCは6年前(2005年)に発売の機種であり、
CPUはPenM740(1.73GHz)ということでSandyBridge対応のものにすれば格段に性能アップが
体感できるため十分対象になるにょ。
自作PCの場合はCPU内蔵のGPUがいくら速くても単体GPUを使うので意味はないし、内蔵
GPUを殺せばHWエンコーダも使えなくなってしまうためSandyBridgeのメリットはAVX命令
だけになるのに対して現行のノートPCはCPU性能不足で915GMに内蔵のGMA900はHD動画の
再生支援機能もないためSandyBridge内蔵のGPUは非常に有用だからね。
投資効果を考えると大きな不満はない自作PCよりもノートPCに使用した方がいいにょ。
この辺は使用用途や現在使用している機種によって左右されるためあくまで私の環境に
おいてそういえるというだけの話にょ。
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