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おちゃめくらぶ掲示板
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都条例に闇討ちされたゲーム
都条例ではゲームも規制することが明らかになったにょ。
http://news.livedoor.com/article/detail/5233109/
http://news.livedoor.com/article/detail/5236855/
まぁ元々漫画とアニメだけを規制するとは書いてないわけだし、過去にゲームが有害図書
指定された例もあるから当然含むと考えるべきにょ。
スクエアエニックスの和田社長も今になってゲーム規制が都条例に含まれているという
ことに気づいたのかTwittwerにて「東京都条例。営業最終日の闇討ち。年末年始機能
マヒで、事実確認すらできない。」と発言しているにょ。
しかし、出版社の自主規制のみだった漫画とは異なり、ゲームの場合は古くからハード
メーカーによる自主規制を行っており、それでも問題があるから審査団体CEROが発足し
現在はコンシューマゲームのほぼすべてのものがこのCEROによって審査されているにょ。
したがって、今回の都条例改正では「自主規制が不十分」と考える人が多い漫画を主要
ターゲットとして考えられており、ゲームは蚊帳の外という認識を持っていた人も少なく
ないと思われるにょ。
「自主規制が不十分だから法(行政)による規制は当然」
という考えによって楽観視していたゲームファンは非常に甘かったということにょ。
ただ、ゲームの場合は上記のようにハードメーカーによる自主規制に加えてやりすぎと
いうレベルのCEROによる審査が行われているにょ。
CEROは18禁に相当するZ指定でも海外からの移植が困難になるレベルの規制であり、全年齢
(A指定)を得るためには相当の自主規制と戦う必要があるにょ。
しかし、より多くのパイを得るためには広い年齢層をターゲットとしたものの方が良い
ためにその自主規制を受け入れてきたにょ。
漫画は小説と比べて絵があるし、アニメの場合はそれに加えて動きや音声があるし、
ゲームの場合はさらにインタラクティブ性があるためより多くの規制が必要になるにょ。
漫画と全く同じ基準で規制されるということは考えにくいにょ。
12月24日に都条例の施行規則を私なりの解釈を書いてみたのだけどこれだと青年誌の
大半が規制対象となり、少年誌までがその対象に及ぶ(規制対象=18禁扱いになるグレー
ゾーン)という結論を出したにょ。
では、この施行規則からゲームはどうなるかというと私が規制する立場になって考えた
場合はDSの「どきどき魔女神判」がアウトで「ラブプラス」がぎりぎりセーフくらいに
なるのではと感じるにょ。(強制わいせつに相当する行為を反復して行っているため否定
する余地が全くない)
つまり、CERO「C指定」あたりが評価の分かれ目ではないかと思われるにょ。(あくまで
これは完全に私の主観にすぎないけど)
しかし、CEROの厳しい審査基準もこれを元に審査されていれば安心というものがあったから
こそそれを受け入れていたわけであって、その審査を通ったゲーム(非18禁となった
ゲーム)が不健全図書指定され18禁扱いになってしまえばCEROに対する不信感は相当に
強くなってしまうにょ。
とはいえ、拡大解釈をされたらCERO「A指定(全年齢)」でさえも18禁になってしまい
かねないところが怖いにょ。
新しく付け加えられた条文は「過激な性表現」ではなくても繰り返しや誇張があれば
十分規制対象になりうるというものであるため従来の基準で考える(過激な表現なんて
全くないから大丈夫)というのは間違いにょ。
ゲームに関しては「繰り返し」というものは大抵可能であるためそういった行為を
行えるという段階で不許可になってしまうにょ。
ということで、早くも都条例の影響が出始めているにょ。
http://blog.livedoor.jp/maxell011/archives/1359266.html
まぁ影響にしては早く対応しすぎだけど・・・(笑)
元々しっかりゾーニングできていたゲームにおいても法規制を加えるということは
ゾーニングの有無は全く都条例の規制には関係無かったということが言えてしまうにょ。
要するに漫画がしっかり自主規制を行い完璧にレーティングを行っていたとしても今回の
都条例では規制を免れなかったということにょ。
ただ、ごく一部の問題のある漫画がその改正をさせる後押しとなってしまったのは事実
だけどそれもあくまでマスコミのミスリードの影響もあるためそれが原因というわけでは
ないにょ。(中にはすでに18禁としてゾーニングされている漫画を持ち出して「このような
漫画が子供に対して売られている」と言っていた番組もあるくらい酷いミスリードだった)
これは要するに「青少年の健全な育成」とは無関係であり「規制することが目的」と
いえるにょ。
12月26日にはゾーニングによって表現に自由を獲得できるということを書いたけど
この都条例ではそれができていないことが問題にょ。
12月27日に書いたように漫画などの空想による創造物を実際の犯罪と同等に考えるという
(悪いことは空想の中でもやってはならない)今回の都条例の改正は非常に危険な第一歩と
いえるにょ。
これがきっかけであらゆる犯罪表現や道徳的に問題がある表現が規制されることに
繋がってしまう可能性は十分にあるにょ。
表現規制というのは基本的に緩くなることはなく厳しくなっていくのが一般的だからね。
それは一般向けで問題のあるものは18禁にするだけだから問題ないという人もいるかも
しれないにょ。
しかし、宮城県では危険な条例の案が出ているにょ。
児童ポルノに関しては実写であれば被害者がいるということでこれを撲滅していこうと
いう考えは良く分かるにょ。
しかし、空想と現実を結びつけて「漫画も児童ポルノである」という考えは上記のように
非常に危険にょ。
児童ポルノの単純所持さえも禁止しようとしているため「エロ漫画の単純所持」が禁止と
なってしまうからにょ。(所持自体が犯罪であるため「18禁」とかそういう次元ではなく
なってしまう)
単純所持の場合は冤罪を防ぐため刑罰対象にならない場合が多いのだけど宮城県では刑罰の
対象としようとしているからさらに危険にょ。
こうなるとただの表現物(漫画)が麻薬並の取扱となるにょ。
これは「漫画で殺人を犯したら現実に殺人罪が適用される」というのと同じようなもの
といえるにょ。(漫画と現実が同じ法で裁かれるからこれは決して極論ではない)
2chのあるスレで過激な漫画による危険性は「子供をライオンの檻に入れて食べられない
限り危険ではないというのと同じ」というようなことを言っていた人もいたけどそれは
正しくなく「子供をライオンの檻の中に入れる」ということと「子供をライオンの檻の
中に入れる漫画」とを比べて問題かどうかを考えるべきだと私は思うにょ。
確かにそういう漫画を見て児童虐待を訴える人もいるだろうけど・・・。
しかし、空想だからこそ現実では許せないことも許されてしまうということはあるにょ。
現実では町中で銃を撃ちまくるのは許されないけどゲームでは許されると思うにょ。
何度も言うことだけど「空想」と「現実」では超えられない壁があり、それを同一視する
という発想が最も危険なものにょ。
良識ある人であればその区別ができるはずだけど規制する人、もしくは規制に賛成する人は
それが区別できていないにょ。
一昨日は「DRMと補償金は二者択一であるべき」ということを書いたけど「ゾーニングと
表現の自由も二者択一」であるべきだと思うにょ。
そのゾーニングは表現の過激さで区分するべきであり善悪の区別そのものは各家庭を中心と
した日常生活全般で行う必要があり、「○○歳以下にとっては悪いこと(の表現)」という
ものは存在しないにょ。(銃を撃つゲームは○○歳以下には相応しくないなど)
(ゲームの中で)銃を撃つことが悪いのではなく銃を撃ってどのように表現されるかが
問題というだけにょ。(今回の都条例の改正は性描写だけだから銃は関係ないけど現実で
悪いとされていることを表現することを規制するという面においては本質的には同じ)
つまり、年齢を区切って過激な表現を規制するのはそういう点では正しいけど年齢を
区切って悪いことの表現を規制しようとしている都条例の改正は正しいとはいえないにょ。
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