したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

おちゃめくらぶ掲示板

473御茶目菜子:2010/12/20(月) 14:23:38
レス
大砲太郎さんへ
>表現の自由は、生存の権利の次に来るぐらい重要な権利だ。
>少なくとも、漫画アニメのようなフィクションであれば何をやっても許されるべき。

最初に書いたように個人的には私も表現規制には反対にょ。
個人で私的に描くならば「何をやっても良い」けれどそれを出版する場合にはそうならない
というのは最高裁の判決でも出ているにょ。

>じゃ、「マルクスの資本論は危険だから20禁。子供に読ませたら罰金もしくは懲役」「小林よしのりの戦争論も戦争賛美で危険だから18禁」と決められても文句言えないな。

考え方は時代や場所によって変わるにょ。
最悪の場合将来の日本はそうなるかもしれないけどそうならないためにも今後どうするかを
考えることが先決にょ。
もちろん例に挙げたような本が都知事の主観ではなく最高裁においても18禁として認められる
ような時代になったら・・・という仮定だけどね。

>そもそも、子供に何が相応しくて何が相応しくないかは、親が買い与えるときに決めればいいだろ。
>子供の教育権は親にあるのだから。

それが本来は正しい姿だけどそれが出来ない親がいるのも確かにょ。
まぁ6月の否決から県議会議員とPTAの間で81回も会合を開いて規制賛成者を強引に集めて
いたので最初から成立することが仕組まれたことにょ。
そんな中でそういうことを言い出したら火に油を注ぐだけになってしまいかねないにょ。

それにその考え方だと極論を言うと青少年育成条例そのものを否定することになるにょ。
子供にとって悪影響なものは何かをきちんとすべて親が教育していれば済む問題だからね。

>そもそも、今回の都条例ではレーティングの厳密化は一度も持ち出されてないんだけど?
>賛成派が求めてもいないことをやっても助からないよ。

「助かる」「助からない」の問題であれば現状で妥協点を提示しない方が助からないにょ。
お互い「100」か「0」かで言い合っていたら問題は解決できないにょ。
「自分の意見が絶対正しくそれに反対する意見には耳を貸さない」という態度で臨むのは
良策とはいえないにょ。

規制賛成派の言い分は「子供向けの本(実際は中高生以上がターゲットの本なので小学生
向けではない)に過激な漫画が載っている」ということだからね。
過激な漫画そのものを(18禁の本に載っていても)排除したいという人は規制賛成派の中
でもごく一部に止まると思うにょ。
そういう意味では悪書追放運動とは本質が違うにょ。
あの頃はまだ漫画の棲み分けが十分に出来ていない時代だったからね。

「レーティングをしっかりやりたいから」と出版社が切り出して都の方からより具体的な
判断方法を得られない、もしくは検閲のようなことをされるならば出版社が協力して
違憲裁判でも起こせばいいにょ。
判断基準が分からない今の時点では裁判のしようもないからね。

今回の最大の問題は出版社と話し合う機会さえなかったことだからまずはお互いの話を
聞くことが先決にょ。

>ナチスの退廃芸術弾圧でやられた作家たちは、義務を果さないから弾圧されたのだろうか?

今回は18禁としては出すことができるのでその例は相応しくないにょ。
それで「弾圧」と言うから規制反対派の立場が余計に弱くなってしまうにょ。
「文句を言うなら義務を果たしてから言う」というのが社会人としては当然にょ。
もっとも義務を果たしているかどうかは客観的判断ができる場合とできない場合があり
今回は残念ながら出版社のがんばりは全く評価されてないけどね。
ならば形として見えるようなものにするしかないにょ。

ただ、今回の条例ではその判断基準となるものがおかしいのでどうしようもないにょ。
たぶん賛成派は条文をよく理解していないにょ。
この条文を決めた都知事でさえ誤解している部分もあるしね。

>ゾーニングが業界を守るとかありえないから

ソフ倫、ビデ倫は刑法からメーカーを守っているのは確かにょ。
年に数回ソフ倫やビデ倫に警告があるにょ。(ソフ倫、ビデ倫に加入していなければ
メーカーがわいせつ物販売目的所持で逮捕となるけど加入していれば回収だけで済む)
守ってもらって自由だけを主張するのは良くないにょ。
確かに最近のソフ倫は規制でガチガチ状態なのは私もよく知ってるけどね。
でも、PCソフトはソフ倫を通さずに出せるしAVだってビデ倫を通さずに出せるにょ。
流通が確保できなければWeb直販でもダウンロード販売でもすればいいにょ。
表現の自由が欲しければそういう選択肢を利用すればいいだけにょ。
それに表現の自由が欲しければコンシューマゲームなんてそもそもCEROが無くても
ハードメーカーからの規制だらけで最初から選択の余地すらないにょ。
CEROがダメとかそういう話以前の問題にょ。

>漫画の中身が子供に相応しいかどうかを気にする親は、まず個別包装義務の廃止を求めるべきだろう。

ゲームやDVDも買う前には中身は確認できないにょ。
「ゲームは体験版がある」と言うならば本の内容だってWebで確認できるにょ。
まずは自分で何とかする努力をするといいにょ。
ちゃんと誠意を見せて書店と掛け合えば中身の確認くらいはさせてもらえるにょ。
「楽して自由に立ち読みしたい」というだけならばそれは無理にょ。

日本では「18禁」があることで表現の自由が守られているにょ。(わいせつ図画を除く)
しかし、「それを自由に見る自由」を主張してはならないにょ。
「表現の自由」はあるけどそんな自由はないからね。
そうなれば「18禁」商品は「18禁専門店」でしか扱えなくなるからね。
まぁそれでもゾーニングではなく立ち読み防止のために包装されるだろうから状況が
今より悪化するだけにょ。

法治国家日本で生活するには最高裁の判決が絶対的なものであり、表現の自由が憲法で
認められているからといって「わいせつ図画」は不可になっているにょ。
それと18禁相当の描写がある一般図書を有害図書(不健全図書)に指定して18歳未満には
売らないという規制も憲法違反ではないにょ。
日本が法治国家でないというのならばその前提が崩れてしまうけどそれなばらば
憲法を理由に「表現の自由を求める」ことは矛盾するにょ。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板