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おちゃめくらぶ掲示板

464御茶目菜子:2010/12/15(水) 14:06:05
これは本当にPocket WiFiの後継機種なのか・・・?
「Pocket WiFi S」が発表されたにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1012/14/news093.html
今年の4月にPocket WiFiを買った私としては後継機種ということで期待していたにょ。
Pocket WiFiは私が買った頃はモバイルルータの選択肢がなくこれとモバイルWiMAXの
モバイルルータしかなかったからね。
モバイルWiMAXの方はエリアが狭く、端末自体が大きくバッテリ駆動時間が短いということで
事実上Pocket WiFiの一択だったにょ。
今では多くのキャリアからモバイルルータは発売されており、端末は選び放題にょ。

そういう中で発表されたPocket WiFi Sたけどこれはモバイルルータではなく単なる
スマートフォンにょ。
モバイルルータに求めている要素とスマートフォンに求めている要素は異なるため両方を
重視するというわけにはいかないにょ。
したがって、これをモバイルルータとして考えるかスマートフォンとして考えるかで
評価が大きく変わってくると思われるにょ。

では、これをモバイルルータとして考えた場合に現行のPocket WiFiと比較して考えて
みるにょ。
まず、サイズ、重量を比較すると下記のようになるにょ。

     Pocket WiFi S   Pocket WiFi
 サイズ 54.8x104x13.5mm  46.6x95.5x14.1mm
 重量    105g        80g


厚さは6mm薄くなっているものの縦横のサイズは8〜9mm大きくなっており、重量に関しては
25g重くなっているにょ。
トータルでは「携帯性はダウンした」と考えられるにょ。

次にバッテリ駆動時間を見てみるにょ。

        Pocket WiFi S   Pocket WiFi
 バッテリ容量  1200mAh      1500mAh
 連続通信時間   4時間       4時間
 待ち受け時間  240時間      100時間

バッテリ容量はダウンしているものの連続通信時間は(カタログスペック上)変わらず
待ち受け時間に関しては2.4倍に増えているにょ。
Pocket WiFiの待ち受け100時間というのは全く通信をしなくても1日当たり4分の1ずつ
バッテリが減っていくというわけであり、私は通信しない場合はこまめに電源を落として
使用しているにょ。
毎日フル充電している人ならばそんな心配はないのだけど私の場合はそうではないからね。
そうなると非通信時に10日バッテリが持つというのはかなり魅力的に感じるにょ。

駆動時間だけではなく起動時間も重要にょ。
Pocket WiFiは電源OFFの状態から使えるようになるまで20秒少々かかるのがネックだった
けどこの起動時間は多数の端末が存在する今であっても最速クラスにょ。
Android端末であるPocket WiFi Sが電源OFFからのコールドブートでこれだけ短時間で起動
可能になるとは思えないけど上記のようにPocket WiFiの場合は待ち受け100時間という
短さのため非通信時には電源を切る必要性があったためそうなっているにょ。
このPocket WiFi Sの場合は待ち受け時間が240時間であるため完全に電源OFFにしなくても
良いならばそれより短い時間でルータとして使用可能になるのではないかと思われるにょ。
ただし、そのルータとして使用する場合の待ち受け時間がどのくらいかが問題にょ。
仮にルータとして使用した場合に20時間程度しか持たないというのであれば待ち受け
240時間というのはメリットではなくなるからね。

ルータ機能を見てみると両者ともに無線5台+USB接続1台の合計6台の端末が接続できる
ということで互角にょ。
Pocket WiFiはmicro SDに対応しているけどこれはただのUSBメモリ的な使用方法しか
できず非常に残念だったにょ。
これがUSB接続だけではなく無線でも使用できるモバイルNAS的な利用方法が可能であれば
すごく便利なものだったからね。
しかし、Pocket WiFi SであればAndroid端末であるためモバイルNAS的な利用方法もできる
のではないかと思われるにょ。

では、次にスマートフォンとして見てみることにするにょ。
価格はスマートフォンの中では最安の19800円にょ。(在庫処分価格や「実質価格」を除く)
その代わり、CPUは528MHz、液晶サイズは2.8インチQVGAということで昨今のスマート
フォンの中では最低クラスにょ。
しかし、OSはAndroid 2.2を搭載しているにょ。
2.2を搭載する理由は当然ながらティザリングのためにょ。
Android 2.2、iOS4.0からティザリングに対応しているけど国内で販売されているスマート
フォンにおいてはほとんどの機種でティザリングが無効化されているにょ。
そういう中、ティザリングが有効な状態で販売されているというのは大きいにょ。
まぁティザリングを利用してモバイルルータ機能を実現したというだけの話だけどね。

あとは、SIMフリーであるというのもウリになっているにょ。
7月7日に書いたように来年4月からドコモが全端末SIMロック解除(SIMフリー)にするから
それに対抗したものだと思われるにょ。
SIMフリーにするというのはメリットだけではなくデメリットも持ち合わせているという
のは何度も書いたけどメリットとしてはやはり他のキャリアのSIMカードと差し替え可能
ということにょ。
W-CDMAという規格上を考えるとau以外であるドコモ、ソフトバンクのSIMカードを挿して
使うことは可能にょ。

ただし、それで通信をするとなると厄介にょ。
ソフトバンクには現状ではPC接続の定額プランがない(ソフトバンク版のPocket WiFiに
おいてもイーモバイルのSIMカードを挿している状態でのみ定額サービスを受けることが
できる)ためソフトバンクのSIMを差せば青天井の従量制となるからね。
ドコモの場合は定額プランに入ってさえいればその点は安心にょ。


さて、このPocket WiFi Sはどう評価するかというとこれは完全に個人の主観に委ねられて
しまいそうにょ。

 (1)マイナス思考型
   (a)モバイルルータとして考えた場合・・・従来より携帯性がダウン
   (b)スマートフォンとして考えた場合・・・低スペック端末

 (2)プラス思考型
   (a)モバイルルータとして考えた場合・・・従来より高機能化
   (b)スマートフォンとして考えた場合・・・安価で小型なティザリング対応端末

この4通りのどれに位置するかで評価が変わるからね。
とはいうもののPocket WiFi Sは分類的にはPocket WiFiの後継機種扱いということで
データ通信端末になってしまうけど実質的にはスマートフォンであり、Pocket WiFiが
データ通信端末として発売当時からずっと首位になっているくらい人気の端末だからその
後継ということであれば売れるだろうという考えでそのネーミングを使用したのでは
ないかと思われるにょ。

個人的にはPocket WiFiのサイズであれば単体通信が出来るようになればいいな・・・とか
思ったこともあるけどPocket WiFi Sはサイズアップしているのが難点にょ。
もしも、2.5インチ液晶採用で従来機と同サイズを実現できていたらかなり魅力的な端末に
なっていたにょ。
大きく重くなる分だけバッテリ駆動時間を長くなっているというのならばまた話は変わる
けど連続通信時間だけを見れば現状維持だからね。




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